鴨すきを食べに長浜まで来たのだ。(千茂登:長浜市朝日町3)

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千茂登の鴨すき千茂登の鴨すき


千茂登ちもと

午前5時15分起床。長浜はくもり。この時期にしては寒いのだが、そんなことより、なにしに長浜に来たんだ、と問われれば、鴨すきを食べに来たんだ、と答えよう。

昨年、八木さんとなまず鍋を食べた際、「日本で一番うまい鴨を食べないかい」、と云われたあたしは、2月24日にその日を決めてもらい(昨年の内にだ)、指折り数えて楽しみにしていたのだ。

しかし長浜が関西の北の端にあることなど少しも知らずに、暖かいんだろうな、と暢気に浅草を後にしたが、新幹線が米原に着く頃から景色は変わり、米原から長浜へと向かうころには、すっかり雪になっていたのである。

あー、とあたしは驚くというよりも「まだ冬なのね」、と四季の神様がいることを改めて確認したのだが、八木さんと一緒にタクシーに乗り(寒くなければ歩いてもいけるだろうが)千茂登という店に向かったのである。

千茂登は宿もやっている、うなぎと鴨すきと近江牛の店であが、鴨は冬の間だけであり、もちろん野生の鴨であり、あたしがいつも食っている合鴨とは全く違うのである。

鴨すき

鴨!

鴨を盛った皿に溢れる野生の血よ!とあたしはさけびたくなった。

鴨の様々な部位が入ってる。右の写真の赤い玉は、首の骨を細かく砕いたものだそうだが、篦棒なそれらの部材を上手にまとめる厚手の鍋を見て欲しい。

そして割り下は思い切り澄んでいる黄金の色であり、これらを煮込んでくれ、と語りかけてくる。ぐつぐつと煮えたら、さっそく食べれてくれ、と鴨が体液を吹き出して呼ぶのだ。

そして食えば、あー絶対のうまさだ(そんなのあるのか、と思うがそう書くしかないのだ)。

野生の食材というものは思い切り豊かな気持ちに人をさせてくれるものなのか、あたしもつい余計なことまでじゃベってしまう鍋の怖さよ。

そして鴨といえば葱である。この葱は九条葱、契約している農家が造っている、というこの葱のうまさと云ったらない。ずばり日本一うまい葱だ(と、あたしは思う)。しかしその葱もこの鴨があってのものなのだろうな。

九条葱

千茂登
滋賀県長浜市朝日町3-1
0749-62-6060

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