[店主戯言054] 2000/12/01〜2000/12/31 "There goes talkin' MOMO"

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2000/12/31 (日)   
【今年の最後の今週の読書】

今年も,二十世紀も,今日一日でお終いである。
年を取ったせいもあるだろうが,一日一日があっという間に過ぎていく。
あっという間の一年間であった。

私は今年何をしたのだろうか,年の終焉に毎回自分自身にそう問い掛ける。
私は,この質問に答える術(といっても最低限だが)を持てるようになった。
そう,この「店主戯言」である。

まもなく丸三年,ずっとこれを書きつづけている。
それも性懲りもなくネット上に公開している。
結構な数の読者様に読んでいただいている。

トップページより,このself.htmlをお気に入りに登録されている方のほうが多い。
嬉し恥ずかしである。

毎日飽きもせずに,よくも書いてる。
振り返れば,己の思考変化の過程が自分自身ではかなりはっきりとわかる。
まだまだ未熟者である。

『地場経済の活性化と雇用の確保を主義とする公共事業の必要性(存在意義)をアピールできる(災害に対する危機管理的公共事業もこの文脈にしか存在しない)、国民的コンセンサスを得ることができる最初の条件は、国民から理解され支持される建設業界の確立でしかない。(今という時代はそれが逆ベクトルで動いている)

それを達成可能とするものは、個々の地場型建設企業からの変革にしかないのである。
IT革命が建設業界に言っていることとは、そういうことなのだと理解している。』
(2000年12月28日 【今年わかってきたこと。その2(自治体CALS編)】より)

今年到達したのは,ようやくここまでである。
ゆえに,次の課題も自分自身はわかりきっている。

それは,それで,嬉しいことではある。
私は人生の目的をもっていることを実感しているのだから。

というところで,今年最後の読書である。

『トップアナリスト大予測 2001』(2000/11/20 日本経済新聞社(編))

明日になれば,既に二〇〇一年である。
どんな年になるのかは,トップアナリストもわからないのだ。

ただ,皆様が幸せであられるよう,心からお祈りしたい。
よい年をおむかえください。

2000/12/30 (土)   
【マツモトキヨシでお買い物】

マツモトキヨシでお買い物。
目薬と眼精疲労用の薬。

ここ数日,今年最大の書き物をしているのだが,目やにが出て困っている。
かすみ目というやつである。

ちょっと骨休めに映画でも見ようと,ゴジラを見てきた。
なんだか小難しいゴジラであった。

ゴジラそのものは最近のパターンを周到しているのだが,ストーリーに説明的な部分が多すぎるのである。
ゴジラはただ無意味に破壊するから素敵なのである。

今回はまだまだぶち壊し度が不足している。
国会議事堂はもとより,東京タワー,新宿高島屋のビル,NTTドコモのビルあたりは,毎回ぶち壊していただきたい。^^;
御台場は壊すものが少なすぎる。

建設実務 2001年1月号(清文社)が届く。
特集は「IT革命と建設業界」であり,私の寄稿である『今,情報化を進めないと「自社」はどうなるのか』が掲載されている。

非常に忙しく,高熱を出していた頃に書いたせいか,文章に切れがない。
店主戯言の域を出ていないなぁと,改めて反省。

新発田建設の渡辺さんより『悟乃越州』が届く。m(__)m
これは,『久保田』で有名な朝日山酒造の最新銘柄。
明日紅白でも見ながら飲むことにしよう。

さて,今年も残すことあと一日。
私のスケジュールは予定通りいくのでしょうか。

2000/12/29 (金)   
【140,000HITと草書】
140,000HITは松江の森さん。
いつも、モリモリ通信を送ってくれるかたね。おめでとうございます。(^o^)丿

後で、年始代わりに、私のモリモリをモリモリ送ってあげましょうかねぇ。(笑)
森さんのHP →http://www.d4.dion.ne.jp/~mori56/mori_bak/mori_hajime.htm

さて、私はいつになく忙しい年末を過ごしております。
年明け15日締め切りの原稿を年内中に書き終えようなんてたくらんだのはいいのだけれども、もう寝ている暇もないのです。(すこし大袈裟)

現在まで14,221文字。
後三分の一ぐらいかな。一緒にプレゼンピッチまで作っているものだから、頭が炸裂していますね。

ところで、今回の原稿依頼には以下のような注釈がつているのです。
3) 原稿は明瞭に,文体は簡潔な文章口語体とし,原則として「公用文の書き表し方の基準(文化庁編)」に準じ,漢字は常用漢字表に従い,仮名は平仮名(外来語は片仮名)で現代仮名遣いとします。
4) 述語,物質名,単位などは,原則として「学術用語集(文部省編)」,「JIS用語集(日本規格協会編)」 などによります。

「公用文の書き表し方の基準(文化庁編)」っていうのは皆さんご存知でしたか。

Webにあるか調べたらありました。
→http://www.sanseido-publ.co.jp/publ/hikkei_yoji_furoku3.html

ということで、「公用文の書き表し方の基準(文化庁編)」には全然準じていない草書を少しだけ掲示。

2-3.自治体建設CALSの可能性
 国土交通省による建設CALSアクションプログラムは、自治体を含めた全ての公共工事への建設CALSの導入を二〇一〇年度としている。さらには、全国の自治体の先陣を切り岐阜県が国土交通省の予定を三年前倒して、二〇〇七年度からの岐阜県建設CALSの実施を表明している。今後岐阜県の後を追うように各自治体が建設CALSへの取組みを表明してくるのは間違いないところであろう。(図3)

 さらには、「公共工事入札・契約適正化促進法」による国、自治体の調達に関する統一ルールの成立は、自治体発注の公共工事にも、より現実的なIT革命による市場変革要求を加速度をつけて行ってくることを理解しなくてはならないだろう。

 しかし、これまでの私の主張に対して、建設CALSは国土交通省の政策であり、自治体が建設CALSを行う可能性はない。とか、所詮国の政策であり、自治体ベースでは(先に示したネポティズム的慣行もあり)絶対にうまくいかないのではないかとの反論もある。

 問題は、建設CALSそのものにあるのではなく、IT革命による市場の変革(市場心理の傾き)にあることを理解しなくてはならない。建設CALS等のマネジメント技術は、そのIT革命による市場の変革を具体的に象徴している現象に過ぎないのである。

 すなわち、国土交通省が取り組んでいる建設CALSを代表とする公共工事変革作業を、IT革命が推進する自らの市場の変革ととらえることが必要なのであり、その認識からしか戦略としてのIT化への取組みは始まらないということである。

#(↑)の文章のどこがまずいかというと、横書きの場合は「、」じゃなくて「,」じゃないといけないんだけれど、どうもねぇ、馴染まないのよねぇ。

→「,」 これは、コンマでね、子供の頃から算盤やっていたものですから、お金の三桁区切りにつかっていたからねぇ。

2000/12/28 (木)   
【今年わかったこと。その3(ブラボー編)】

ブラボー!!!。
ももこむ111発  最高でした!!!。
年末で、20世紀の終わりに最高でした!。
言う事無し、その通り!。
役人・業界ども師匠のつめの垢を飲め!。

ああ、いいメールもらっちゃった。いとウレシ!(^o^)丿

ももこむの111発目っていうのは、【今年わかってきたこと。その2(自治体CALS編)】のことなのだけれども、このあたりは、来年の私の最優先課題だなぁ。

ほしいものは、個々の企業からの変革への意欲であり、その目的は、地域社会を超えて、広く国民に認められる地場建設業の確立と、公共事業の確立なのだと思う。

干上がっちまうから仕事くれ、選挙一生懸命やるから仕事くれ、日本の社会基盤整備は遅れているから仕事くれ、まじめに言われる通りにやってきたのだから仕事くれ、これではどうしようもないのだと思う。

誰かが、発注者に対して、我々こそが公共工事を受注するにふさわしいことを、納得できる説明で理解をえなくてはならない(アカンタビリティってやつですね)。

公共工事の本当の発注者は間違いなく国民であり、その原資は税金である。
それを再確認する必要があるだろう。

多くの国民は賢くなった。
高度経済成長を体験し、バブルに浮かれ、そして反動の空白の十年を生きてきた。

多くは、世の中は一方通行じゃないんだということに気付いた。
まだ人生を諦めるには早いことに気付いている。

それが、今年の衆議院選挙の結果で見えてきた答えかもしれない。
長野や栃木の知事選の結果は何を我々に言っているのだろう。

世の中は一方通行じゃない。
自らの変革こそが、外部環境変革への対応であり、それはお互いに相互作用しながら、外部環境さえも変革する力を持つということだろう。



【朝からつまんねぇなぁ】

朝から、調子が悪くなるようなメール届く。

Subject:メールお断りのお願い

 いつもありがとうございます。
今後、当方へのメールは送信を取りやめてください。
よろしくお願いしたします。

私はこのお方は全然面識はないので、多分「ももこむ通信」の購読を止めますというメールだと判断したが、それにしては、なんかこの書き方は変じゃないかなぁ。

私は朝から気分が相当に悪くなった。
なんかこっちが勝手に送っているような書き方だよね。これじゃ。

当方のメールマガジンは、私が購読先を登録したというのは皆無である。
つまり、購読されている方は、ほとんどの場合、ご自分の意思で購読登録されているはずである。

であれば、購読中止も自分でやるのが当然だろう。自分の意志で購読中止をするのだから、自分でやるのが当然である。

現にほとんどの皆さんはそうされている。(発行当初は、時々<↑>のようなメールが届いていたけれど、最近はほとんどなくなっていた。)

なぜ、一度もメール交換もしたことのないような方から、やめるときだけ私にメールが届いて、なぜ、私は自分の時間を費やしてまで(この方の代行をして)購読中止の手続きをしなくてはならないのだろうかねぇ。

発行者の義務なんだろうか?
そんなことはないだろうと思う。

なんか勘違いしているのですよね。
結局、ネットの世界のルールがわかってないんだと思う。
現実の社会と同じなのにねぇ。

ということで、私は今後発行するメールマガジンのフッタに、「購読解除はこちらへ」とかいうのを書くことになるんだなぁ。
つまんねぇなぁ。



【今年わかってきたこと。その2(自治体CALS編)】

公共事業におけるCALS(つまり建設CALS/EC)というものを考えるときに、CALSを生み出してきた背景やCALSの理念を支える経済原理いうものを意識せざるを得なくなった。

IT革命が資本主義本来の姿に帰ろうとする革命であるように、IT革命の文脈内に存在するCALSを支える経済原理とは、市場原理そのものである。

一方、現在、多くの自治体の行う公共事業とは極めて社会主義的(ケインズ的)な目的と日本的な市場の仕組み(ネポティズム)を持って遂行されている。

自治体の公共事業のCALS化(建設省によればそれは2010年には実現されるというのだが)の文脈を考えれば、それは当然に突き当たる問題であり、それをないがしろにしての自治体建設CALS/ECはありえない。

ただし、ここに、いたずらに社会主義VS資本主義のイデオロギー対決や、市場原理VS日本的ネポティズムの対立軸を持ち出すのも、公共事業がかかえる問題解決方法(つまりそれはCALSの目的なのだが)としては、それを全てとすることはできないのだと思う。

それは、自治体の行う公共事業の目的を再構築する必要があるということだと考える。自治体が行う公共事業は、市場原理を優先させた効率を追求させたものと、地場経済の活性化と雇用の確保を主義とするものを分離し、特に後者はその必要性(存在意義)をもっとアピールする必要があろう。

ちなみに書くが、CALSには「雇用の確保」という文脈はないのである。それは、市場主義的経済原理では驚くにあたらない。失業という概念は市場主義では、完全に無視されている。なぜなら、失業率が高い経済システムは、市場原理に忠実でないだけだからだ。

公共事業というと大手ゼネコンという言葉が返ってくるような国民の認識下では、自治体の行う公共事業の必要性を(特に大都市圏の)国民には、見えにくくしているのではないだろうか。

市場主義でもない、社会主義(日本的なネポティズム)でもない、第三の道を探し出す必要性を、公共事業にCALSを適用しよとする政策の"いきづまり(閉塞感)"は、我々に教えているのだと思う。

私の関心がアメリカリズム(グローバリズム)的経済システムから、英国のブレア政権の経済政策に移っているのは、このような背景がある。

世の中(時代の流れ)は、確実に市場の仕組みに公共事業さえも委ねようとしているのは確かであり、それに反論する余地はない。これにはむかうことは、まるで風車へ戦いを挑む、ドン・キ・ホーテのごときである。

しかし、私の今の立場は、有る意味ドン・キ・ホーテであるざるを得ない。
だからといって、私が、決して今の地場型建設企業のあり方を認めているわけではないのは理解してほしい。

地場経済の活性化と雇用の確保を主義とする公共事業の必要性(存在意義)をアピールできる(災害に対する危機管理的公共事業もこの文脈にしか存在しない)、国民的コンセンサスを得ることができる最初の条件は、国民から理解され支持される建設業界の確立でしかない。(今という時代はそれが逆ベクトルで動いている)

それを達成可能とするものは、個々の地場型建設企業からの変革にしかないのである。
IT革命が建設業界に言っていることとは、そういうことなのだと理解している。

2000/12/27 (水)   
【今年わかってきたこと。その1(個人編)】

『金持ち父さん、貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ+シャロン・レクター(共著) 白根美穂子(訳) 2000/11/15 筑摩書房)を読んでいて、はたと気が付いた。
確かに、世のなかには学校で教えてくれないことで、大切なことがある。

その一つがお金の哲学だ。
どうやって金をもうけるか、金持ちになるか、なんてことは、学校では教えてくれなかった。

それどころか、金持ちはどこかで悪いことをしてお金を儲けているんだよ。
なんて、そんなことばかり聞かされて育ってきた。

石川五右衛門は義賊なんであり、水戸黄門に出てくる「越後やぁ〜、おぬしも悪のようぉ〜。ふぁふぁふぁ。」の越後屋は悪徳商人なのである。

学校で教わったことは、一生懸命勉強して、努力して、いい会社に入って、人並みな生活をしましょうということだった。
決して金持ちになれなんていわれなかった。誰にもね。

学校を出て、就職して、働いていると、毎年昇給したし、そのうち昇進もした。
一生懸命働けば、努力すれば、昇進していい給料がもらえて、それでいい生活ができると教わったし、そう信じていた。それは疑いもない事実として、私の生活観の全てだった。

でも、現実は、サラリーの大きな仕事につくと(昇進、昇給)、差し引かれる税金や社会保険料も大きくなるだけだった。

昇進して、昇給してローンで家を買った。
土地とか家とかは資産だと教わっていたから、それは将来的にも不変の(固定)資産であるような嘘を教えられてきたのだからしょうがない。

家を持つと、今度は固定資産税という税金を払わなくてならなくなった。
キャリアを積むと、私のサラリーは確かに上がったけれど、家のローンと、ますます増える所得税、住民税、社会保険料、固定資産税は、誰のために働いているのかという、労働する目的を失わせるには十分だった。

固定資産は、確実にその資産価値を減らしていた。
でも、ローンが減ることはなかった。

ローンで購入した家は、資産ではなくて負債であることに気が付いた。
資産はお金を生むから資産であるという定理にようやく気が付いた。
生まれてから四〇年も経っていた。
そして、お金のために働いている自分に気が付いた。

こういうことは、今だから書けるのだ。
私がサラリーマンを続けていたら、こんなことは絶対に書かないだろう。

もっと若い時に、そう二十年ぐらい前にでも、こういう本(『金持ち父さん、貧乏父さん』)に出会っていたら、全然違う人生を送っていただろうなぁと思う。

でも、その年齢では、この本に書かれていることは理解できないかもしれない。
つまり、金持ち父さんになるには、私はあまりに年を取りすぎてしまったということだろう。



【今年わかってきたことを考えることにしてみよう】

桃知@岐阜。
本日の予定。
→岐阜県建築士事務所協会にてServerの設定。
→その後、県庁と大垣へ年末のご挨拶の予定。
→今日中に帰宅予定。

表題の【今年わかってきたこと】だけれども、今年、一年もがき続けて来て、いったい私は何を学んだのか、何に気が付いたのか、そういことを考えてみようと思ったのであった。

これから考えてみて、そして、ぼちぼちと書いていこうかと思う。

2000/12/26 (火)   
【岐阜に移動】

郡上から車で岐阜へ移動。
グランパレホテルチェックインして、(外で)晩飯を食べて帰ってきたところ。(に、しては帰りが遅いという突っ込みはなしだ)

高橋社長からメールが届いていたのでそれを紹介。佐川急便ネタ。
ちなみに書くと、鮎は食った。それも二匹も。

食ったものに関しては、もっと書きたいのだが、書かない。^^;

郡上八幡の鮎、、食べたいですね。<<とっくに季節が違う(^^;

さて、2年くらい前の話で恐縮なんですが、、、

重量は軽いが、ガサの大きな荷物、、要は、成りだけでかい荷物を宅配便で運んで貰おうと、クロネコに電話したときのこと。

「うちでは、そんなの扱えません」と冷たい返事、、
仕方なしに、取次店に持っていっちゃえば、何とかなるかと思い、持って行くもやっぱりダメ。。

どうしたモンか悩んでいたら、クロネコの取次店の親父が「佐川なら持っていくよ!」のアドバイスを頂きました。

そんで、佐川に電話して、事情を話したら、巡回車に連絡して取りに行くからとの返事!!無事に運んで貰いました。

ペリカンもクロネコも不定形にでかい荷物などは、持っていけず佐川だけは、人が運べる荷物なら何でも持って行くそうです。

値段も思った以上に安かったのを覚えています。佐川は、そういうところが強みかな、、

また、赤帽もそれなりの荷物なら、持っていきます。値段は高いですが、あの軽トラに入る荷物なら何でも持っていきますし、ここの良いところは、相手(現場)にすぐに、また直に持っていくことです。

宅配業者も適材適所ですね、、、(^^)

成る程ねぇ。とは思うけれど、宅配関係の本当の客というのは受け手ではないだろうか。というのが今回の私の佐川急便ネタのネタなのである。

つまり、ネット販売では、送料は無料だ、というところもあるけれども、所詮それは代金に含まれているわけだ。
しかし、ほとんどの場合、受け手は宅配業者を選べないのである。

宅配業者がいくら送り手に媚を売ってもしょうがないのではないだろうか、要は、受ける側が持つ印象=ブランドなんではないか。というのが私の意見なんだわ。

ということで、私は寝る。



【郡上にて二日目】

桃知@郡上八幡%二日目。
午前四時に目覚める。

雪は降り止んでいて、ホテルの窓から見える道路には雪はない。
ただ、駐車場と駐車している車が雪をかぶって早朝の暗い空気のなかで白く浮かんでいる。

アクセスカウンターが139,000を超えたので、140,000HITの案内を告示してみた。
年内は難しいかなぁと思う。

1月の予定を組みながら、大阪独演会を考えていた。
昨日も書いたけれど、1月23日というのはどうかなと思う。

実は、22日には和歌山の東組さんに行っている予定なので、翌日、そのまま大阪入というのはどうかなと考えていたのだ。

まあ、この日に会場をおさえられないとどうしようもないのだけれども、正式に決まりましたら告示さしていただきますので、その時は、関西方面の皆様、どうぞ遊びにおいでくださいなまし。

ただし、なにか勉強しましょうなんて思うと、つらいなこの四時間は(笑)。

1月の予定表に、郡上建設業協会さんの研修の予定を入れる。
美濃加茂市建設業協会のシステムセットアップと研修の予定も早々に決める必要があるなぁ。

年明け早々から、来年も岐阜三昧になりそうである。
取り急ぎ年度内での立ち上げ運用をめざして頑張るつもり。

先日、佐川急便の悪口を書いたら、早速浦和の小栗さんからメール。

こんなんでてました。

楽天との提携解消/手作業で負担増大………………………佐川急便
http://www.butsuryu.co.jp/news/index.html

成る程ねぇ。日本のIT革命も最も基本的な流通の部分でこけているのねぇ(笑)。

というところで、引き続き本日も郡上建設業協会さんでシステム構築。
但し、本日は午前中にはメールチェック可能の状態になる予定。(なぜかはわかりますよね)

とりあえず、今日は最後まで終わるまでは帰らない予定である。

2000/12/25 (月)   
【郡上にて】

桃知@郡上八幡です。

雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう。
ではなくて、昼頃からずっと雪が降っています。

ホワイトクリスマスだと、私は喜んでおりましたが、地元の建設業の皆様には、憂鬱な雪であるそうです。
そりゃ、そうです。

本日は、郡上大和の三河屋さんにて、猪鍋で一献。
前田会長をはじめ、郡上建設業協会の皆様、ご馳走様でした。

明日はシステム設定第二日目。
皆様、宜しくお願いいたします。

しかし、郡上八幡のインターシテイホテル白山では、ダイアルアップ接続に大苦労。
やっと繋がった。

設定の要は、モデムのプロパテイで「発信音を待ってからダイヤルする」をオフにすることだった。^^;
苦労して、ようやくメールチェック。

アリババさんからお手紙着いた。

桃知さん、コンバンワ。アリババです。

こんな私でも師走ともなると忙しく、ゆっくりインターネットをする間もありません。
何か気に掛かる事があったなと考えておりましたら、ハッとしました。
桃知さんより依頼頂いてました大阪独演会の会場の話です。
今日久方ぶり(ごめんなさい)に桃知さんのHP見ましたらあまり詳しい事はアップされていない様子・・・。
弊社大阪営業所は10人ぐらいと言っておりましたが、机を取除けば20〜25人は大丈夫との事。
如何なものなのでしょうか。

ところで12月9日(土)のところで、
>今しがた、TVのコニーちゃんと「じゃかじゃかじゃんけん」をして勝った。(笑)
>コニーちゃんはグー。私はパー。・・・・・私はパー(笑)。

これは何なんでしょう?過去の話を持ち出すな!と言われるかもしれませんが、もしこれがギャグだとしたら、新婚さんいらっしゃいの桂三枝ばりに丸椅子ごと、派手に転ばねばいけません。

by アリババ(刈り上げても男前)

しょうがない、アリババさんには、新婚さんいらっしゃいの桂三枝ばりに丸椅子ごと、派手に転んでいただくしかないなぁ。(笑)

ところで大阪独演である。
1月中にやってやろうやないけ。と思うがいかがかなぁ?

1月23日(火)の午後1時から5時までの四時間っていう線はどうでっしゃろ。

2000/12/24 (日)   
【業務連絡】

明日は、朝早くから郡上八幡へ移動しております。
郡上八幡は、私のモバイル通信手段の最たるものであるH"が使えません。

なので、メールでの送受信は、ホテルへ入る夕方までできない可能性もあります。
(専用線やアナログ回線が使える状態であれば問題はないかと思いますが)

なので、急ぎの返答が必要な場合は対応できないかもしれませんのでご了承くださいませ。m(__)m



【今週の読書】

『サイバーエコノミー ネット経済はリアル経済を超えるか』(岩村充 2000/10/12 東洋経済新報社)

サイバーエコノミーの持つ「夢のようなもの」に対する警鐘なのだろう。
それは、例えば私自身の問題でもあるのかもしれない。

私の活動の基本は、常にサイバーの世界においている。
そこでの活動を、如何にリアルな世界と結びつけるのかが、私のビジネスにおける要なのだが、そこで起きるサイバーとリアルとのギャップ(つまり、常日頃の私の葛藤)がこの本には書いてあるのかもしれないと思った。

それと、面白いのは、情報社会を考えるときに、この手の本としては珍しく、専門的な(偏見的な)経済学、経営学的なアプローチを取らないことだ。

より経過を重視し、特にデジタル署名、デジタルマネーについての考察結果から得られるサイバーとリアルのギャップは説得力がある。

それは、より現実的なアプローチとして成功していると感じる。

しかし、『会社というのは、もともとはリスクを理解し、そうして理解しながらもリスクに挑戦しようとする「社員」つまり株主の集まりなのであって、会社から決まった給料をもらうために出勤してくる「会社員」たちの集まりではない。』

『だから、私は大胆にシェア拡大競争に挑み、巨額の広告宣伝費をマーケティングに投入する新しい企業家たちの行動を見るとき、ハンバーガーを楽しみながら牛を殺すことを想像するような不安と居心地の悪さを感ぜずにはいられない。』

『そうした行動は、正論ではあるがタブーとして誰もふれなかった資本主義のパンドラの箱を開けるものになるかも知れないからだ。』と筆者がいう時、『この問題に何か結論めいたことを書くのはよしておきたい。この問題への答えを与えるのは、時間と人々のコンセンサスであって、少なくとも経済学や経営学の理論ではないように思えるからである。』という終え方もなにか拍子抜けしてしまった。

確かにITはリアルスペース変革のエンジンなのであ。
そして、主体はやはり経済人としての人間である。何事も独立しては存在していない。
私は資本主義のダイナミズムを信じたい。そして経済を学ぶことを信じたい。


『Windows2000インターネットサーバー構築術』(藤木紅葉・多岐沢悠・桂ゆうり(共著) 2000/09/20 オーム社)

仕事柄こういう本も読まなくてはいけないのだ。
もっともこういう技術的なものというのは、机上の勉強ではほとんど実践の役に立たないのだが、実践前の予習と、実践の中での確認には、(私には)有効なのものなだ。
(とにかく、ネットワークの構築と管理は経験に勝るものはない)

最近は、Windows2000 Serverを使う機会も多くなってきた。
Windows2000発売後も、実はNTを根強く使ってきたのは、Exchange5.5とwindows2000との相性の悪さにつきる。

Exchange Server2000がリリースされたことで、Windows2000のActive Directoryも、よりその機能を発揮できる時期がきたということだろう。



【宅配便】

私のところには、いろいろな宅配業者が出入りしているのだが、不在のときも多く、その時は不在通知を各社とも置いていただいている。

不在通知を受け取ってから、連絡をして一番対応が早いのは黒猫ヤマトの宅急便であり、最低なのは佐川急便の川口営業所である。

黒猫ヤマトの不在受付は、プッシュボタンで処理できる。に対して、佐川急便は電話で営業所の人間が出ることになっている。が、これが最悪なのだ。

まず、なかなか電話がつながらない。
つながったと思えば(呼び出し音が鳴っているのだが)、何時までたっても出ない。

私はBOLで書籍の購入を行うことが最近多いのだが、BOLがいくら早く発送しても、佐川急便の対応がまずければ、ネット販売の威力なんてかき消されてしまうのだ。

ネットビジネスにおいては、発送側はその料金だけで宅配業者を選ぶのかも知れないが、実は客がアナログ的に触れる唯一の部分が宅配業者であることを考えると、その選択というのはとても大切な部分であることに気が付く。

2000/12/23 (土)   
【Happy X'mas】

新宿南口へでかけてきた。
ちょっと早いけどHappy X'mas。

生バンドの奏でるジャズを聞きながら、極上の中華で、酒を飲みながら見る高層ビルの光は、それは虚構の世界ではあるけれど、虚構の世界ゆえに、また一つの歌を思い出させてくれる。

『そう、これはクリスマスなんだ。
 これまで、俺たちは何をしてきたんだろう?
 一つの年が終わり、まさに新しい年が始まった。
 ・・・・・・どうか、それが良い年でありますように。
 いかなる恐怖もない・・・・。』(ジョン・レノン『ハッピー・クリスマス』)

皆様が幸せでありますように。(虚構の世界から)



【酔払いは移動する】

昨日は、青山一丁目で打合せ。
3月1日2日に予定されているあるイベントについて。(詳細は決まったらお知らせ)

打合せ終了後、青山一丁目から新橋へ出て、そこから東海道線で小田原まで移動。
親愛なる行政書士、小関さんの忘年会に出席。

会場の「勘きち」は、じつにちゃんとした寿司店で、やはり小田原は土地柄魚はうまいくネタは新鮮。
小関さんが持ち込んだ島根のお酒「李白」は魚と相性の良い、芳醇なコクのある酒で、ついつい飲みすぎてしまう。

その酒の席でお知りあいになった、天工舎さんホリホームさんをご紹介。

結局、もう一軒はしごして、小田原発22:55分発の最終の「こだま」にて帰宅。
東京駅23時39分発の京浜東北線は、年末の金曜日とあって、例によって酔払い電車。

川口駅手前で急停車。
なにかと思ったら「駅構内で線路に人がいるため」とのアナウンスが流れた。

いかれぽんちくりん状態が線路にまであふれ出てしまっているらしい。
窓の向こうを走りすぎていく高崎線も酔払いが満杯。

というわけで、西川口では下車せずに、珍しく蕨で下車。
どうせ今日は酔払いのTAXI待ちで大変だろうから、歩いて帰ることにしたのだ。

うちは、歩くのだったら蕨からの方が近いのだけれども(6分程度)、西川口からTAXIだと、3,4分なので、通常は西川口+TAXIを愛用している。

酔払いの移動は、これが最後ではない。
来週は岐阜県に今年最後のご訪問。

2000/12/22 (金)   
【新版 CALS度診断回答と解説】

CALS度診断を休止しているお詫びにCALS度診断回答と解説を掲示していますが、今回それをニューリアルして「新版 CALS度診断回答と解説」としました。

問診表から、採点方法、解説まで全てニューリアルされています。
その中でも、特に大きな改定点は、採点表を付けたことです。
かなり辛口な採点をしていますので、合格点に達する方々は滅多にないのではないかと思っております。^^;

採点も辛口なら解説も大辛です。
まあ、暮れの余興にでもお試しいただければ幸甚です。m(__)m

URL http://www.momoti.com/gyoumu/calschan.htm

2000/12/21 (木)   
【資料を読んでみる】

http://www.tryforce.net/の伝えるところによれば、我が国のインターネット個人利用率はいまだに以下のようなものであるらしい。

NRI野村総合研究所(本社:東京都、社長:橋本昌三)が実施した、生活者における通信/放送/コンピュータ等の幅広い情報通信機器、および関連サービスの利用実態や動向についての国際比較調査によると、自宅のパソコンでインターネットを利用している人の割合(インターネット個人利用率)は、米国48.9%、韓国31.2%、シンガポール39.2%、スウェーデン60.7%になり、このうち、韓国の伸びが顕著で、3年間に20ポイント増加している。また、韓国の成長性には及ばないものの、米国でも3年間で18ポイント、シンガポールで15ポイントと、いずれも大きく増加している。一方、日本のインターネット個人利用率は、3年間に17ポイント増加し、22.8%(2000年9月調査)になったが、依然、他の国との差は縮まっていない。

詳細は→http://www.nri.co.jp/news/2000/001220.html

そういう国際比較の中で、国内での地域格差、収入による格差、職種による格差も存在していることを表す調査調査結果もある。
http://www.istinc.co.jp/jar/jar_sum/jar0016.html
http://www.istinc.co.jp/jar/jar_sum/jar0017.html

日本のデジタルデバイドは地域間格差を最大の要因として表出してくるだろうと私は考えている。

さらには、インターネットに対する意識差もまだまだ根強いようである。
http://www.nri.co.jp/news/2000/001108/

確かに、『(IT革命は)底知れぬ可能性と危険性を秘める』(川勝平太 国際日本文化研究センター教授 週間エコノミスト12/26 P97)のであり、インターネットが人々のコミュニケーションを希薄にするという危惧が多いことも理解できないことはない。

前述のhttp://www.nri.co.jp/news/2000/001108/の調査によれば、インターネットによるコミュニケーションの阻害を心配する層は、圧倒的に30代と40代である。

私が思うに、この世代は実はITやインターネットを関係なくしてもコミュニケーションが下手なのではないだろうか。極端なはなし、議論下手な世代なのである。

なぜにそうなのかという考察はをしなくてはならないのだろうが、今回は無視。(笑)
いいたいことは、コミュニケーションの欠如はIT以前の問題として既に存在している問題であることを無視してはならないということだ。

私は、ネットを通じて沢山のサイバースペースでのコミュニケーションの機会を得、そしてそれを縁として、より多くのリアルスペースでのコミュニケーションの機会をいただいてきた。

それは、インターネットのなかった頃とは比べ物にならないほどの量と質である。
そこで感じたことは、コミュニケーションの扉を開くのも閉じるのも私自身だということなのだ。


【地方の時代】

本当に、全国どこへいっても同じようなものとの出会いしかない。

特に、私の場合は、観光を目的としてはいないので、注意深く街を観察するということは、かなりの訪問回数を数えない限りできない。

そいういう中で、今年も日本国中いろいろなところへお邪魔したが、なにか強烈な印象をもったところはあったかなぁと考えると、ほんとうに数えるほどしか思い出せない。

いつものように、ビジネスホテル、近所のコンビニ、近所の居酒屋(白木屋だったりする)がせいぜいの行動範囲だったりすると、初めてお伺いした土地も、私の住んでいる首都圏近郊の繁華街となにもかわらないのだ。

そういう中で、やっぱり私の心を掴むものとは、自然がつくりだした風景と地の民が生み出した食の文化、そしてそこで生活を営む人々そのものでしかない。

どんなに近代的できれいな街並みも、立派な近代的な建物も、確かに「こけおどし」的に威圧はされるけれども、そんなものはすぐに記憶から消えてしまう。

松江行きで印象に残っているのは、穴道湖の夕暮れであり、鶴岡行きで印象に残っているのは、道中羽越線車窓から見える日本海の凄さである。鹿児島では桜島に圧倒された。

最近では、伊那谷の凄さを再確認している。
中央道を飯田に向かう度に、パノラマに広がる雄大な景観に圧倒される。
四季それぞれに違う顔をみせるそれは飽きることをしらない。

しかし、一端目的地に着くと、どこも同じなのだ。
郊外型店舗。どこにでもあるジャスコ。大きなショッピングパーク。コンビニ。

きれいに整備された道路。異様に立派な公共施設。
地方都市は皆同じ顔をして私を迎えてくれる。

確かに我々は豊かになり、便利な世の中で生きてはいるのだろうが、旅人はそこで興醒めしている。

二十世紀の終わりに、我々が手に入れた繁栄とは、日本全国どこへ行っても同じ顔をした地方都市をつくりだしただけのものだとすれば、それを繁栄と呼ぶのはあまりにも浅はかな人間のおごりであろう。

偉大なのは、そこで生活を営む人の文化であり、それを生み出した自然なのだなと痛感している。

我々が依存してきた工業社会的繁栄を見直す時代がきているのだとうと思う。
地方の時代とは、地方がミニ東京化することではないというパラダイムシフトが必要だろう。

そこにITがどうかかわれるのか。
行政のIT革命がいわれている中、地方の行政にたずさわる方々の命題はここにある。

公共事業的IT革命ではアプローチできないない、地の生活に根ざした情報発信と明確なidentityの確立。
グローバルな時代だからこそ、求められるものはそういう地方の強烈なる個の確立なのだと思う。



【今年のおじやは無事終了】

「なんで水曜日にやるだよ!」という罵声を浴びながら、強行開催しましたおじやうどんの会は、少数精鋭の参加者二名様+桃知において無事終了となりました。

ご参加いただいた皆様ありがとうございました。m(__)m
今年は、どうにもこうにも私の予定がつかなくて週末に設定できなかったことを深くお詫び申し上げます。

それで、新年会は早めに段取りしてちゃんとやろうという話しになりましたものですから、ちゃんとやりたいと思うのです。

でも、それは。おじやではありません。
タイ料理の予定です。そうです。プーケットです。

2000/12/20 (水)   
【プロフェショナルの条件】

表題は今回の新潟行きのお供の本の一つ(今回は三冊持ってきたのよね)。
正式には『プロフェショナルの条件 P・F・ドラッカー(著) 上田惇生(編訳) 2000/06/29 ダイヤモンド社』である。

今日は、これを白山の「とんき」にて、とんかつを食べながら読んでいた。
ドラッカーはやはり私の精神的な支えである。

『第2章 優れたコミュニケーションとは何か』を読んでは、私は自らの主張である「コミュニケーションの確立を核としたIT化理論」を再確認していたのである。

ドラッカー曰く、『第四に、コミュニケーションと情報とは別物である。両者は依存関係にある。コミュニケーションは知覚の対象であり、情報は理論の対象である。情報は形式であって、それ自体に意味はない。それは人間の関係ではない。そこに人間的な要素はない。』

『情報は、感情、価値、期待、知覚といった人間的な属性を除去すればするほど、有効となり信頼性を高める。しかし、情報はコミュニケーションを前提とする。情報とは記号である。情報の受け手が、記号の意味を知らされていないとき、情報はつかわれるどころか受け取られもしない。情報の送り手と受けての間に、あらかじめなんらかの了解つまりコミュニケーションが存在しなければならない。』』

『しかるにコミュニケーションは、必ずしも情報を必要としない。事実いかなる議論の裏付けもなしに経験を共有するときこぞ、完全なコミュニケーションはもたらされる。コミュニケーションにとって重要なものは知覚であって情報ではない。』

ITの時代に、デジタル化された情報の価値はますます高まるだろうが、情報が如何に溢れかえろうとも、『無人の山中で木が倒れたときに音はするか』なのである。

つまり、『誰かが音を耳にしないかぎり、音はしない。』のであり、『音は知覚されることによって、音となる。』
『ここにいう音こそコミュニケ−ションである。』

思うに、このコミュニケーションを無視した情報化が大手を振って歩いているのが、今の日本のIT革命の現状ではないだろうか。

翻って個々の企業のIT化を見たときにさえ、コミュニケーション無きIT化の失敗事例をいやというほど見せつけられている。

それは、例えば、ERPアプリケーションを導入すればベスト・プラクティスがたちどころに実現して問題が解決されると言った、冷静に考えれば、絶対にありえないことがあるように思えてしまう「ソリューション」型アプローチによる誤解から生まれているように思える。

コミュニケーションの重要性はいくら強調されても強調されすぎるということはない。
なぜなら、マネジメントとは、コミュニケーションそのものだからである。



【新発田の名物】

桃知@新潟です。
昨日は、新発田で仕事。

午後4時からのミーティングの前に、小腹がへっていたので、前回、新発田を訪問した時に気になっていた「新発田名物「もつラーメン」を食べにつれていただいた。

お店は「みやむら」さんというところ。
場所は私には説明しようがないなぁ。新発田市内。★\(^^;

今回は、「もつみそラーメン」をオーダーした。
とにかく、小山のようなトッピング山盛り状態でどんぶりが届く。

「麺が見えん!」
沢山の野菜ともつの下に、普通の太さのちじれ麺が埋もれていた。

もつは内臓じゃないね。豚の頭だと思う。
やわらかくてとてもおいしい。

これだけ(もつ)を肴に一杯やってもいいかなぁと思うぐらいうまかった。

夜は「またぎ」というお店で一献。
かも鍋。蝦夷鹿の刺身とハム。そして地酒。

嫌いじゃないものばっかり!(笑)
しこたま食べて飲んで電車で新潟へ移動。

今朝はちょっと頭痛し。(笑)



【コア&夢】

ITを金儲けの道具としか考え使かないような方々とお話しするのが私は苦手である。
そういうお前は金儲けしていないのかといわれれば、すばり「していない」と答えられる。

例えば、『ITコンサルティング 松下芳生 PHP研究所 2000/12/28』によれば、『われわれが職業としてコンサルティングを行う場合を想定すると、一ヶ月、ひとつのプロジェクトに三人から五人くらい(作業内容と陣容により変動)のチームが動くと、約一〇〇〇万円、つまり、四ヶ月で四〇〇〇万円、半月で六〇〇〇万円くらいの報酬を請求することになる。』という。

さすがトーマツというか、成る程なぁと感心はするのであるけれど、こんな金額を払える中小j建設企業が存在する訳はない。

こんな金額でしかコンサルテーションができないのであれば、中小建設企業のIT化コンサルテーションは永遠に成立できない市場でありつづけるであろう。

ずばり、私が中小の建設企業のIT化をコンサルティングをする場合の報酬は、この何十分の一以下である。
それでは、その内容はトーマツの何十分の一以下なのかといえば、私はトーマツに負けているつもりはさらさらない。

さなにいうならば、こと中小の建設企業のIT化コンサルテーションに関していえば、この市場を作ってきたのは私自身であり、その責任において、関与先の企業にはコストに見合ったパフォーマンスは提供したいと常に考えている。

その活動の根底にあるのは「金儲け」ではない。
コミュニケーション?、イマジネーション? 「うふふふ」なのである(笑)

夢を持とうよ!>ALL
ということだろうな。

2000/12/19 (火)   
【IT=自提】

一人でCALS(IT)関連の情報を収集し、顧客へお役立ちとして提供し、自社へのロイヤリティー獲得へ努力して参りましたが、桃知さんのHP、講演に勇気づけられ、感謝しております。
ちょっと早いですが、年度のご挨拶とまた来年も宜しくお願いしますとのメールを送信させて戴きました。

ところで ITは=自提(自己の存在を知らしめる意味で)はどうでしょうか。

四国からのメール。
私に興味を示してくださるのは、圧倒的に何か権威をお持ちの方ではない。

世の中には、いろいろな経歴や資格をひけらかして、どうだ俺は偉いだろうというような「いかにも」的な立場の方々がおられるが、そういう方々は私とは無縁。

この世界では、むしろ、そういうしがらみとか、自己満足こそが邪魔なのである。

「ITは=自提(自己の存在を知らしめる意味で)」
この発想が可能なのは、自らにまとわりついている肩書きを一度でも取り払ってからであろう。

一度裸になって、今までのしがらみとか、名声とか、そういうものとは無縁になって、真摯に自分とは何かを考えるところからしか「IT=自提」は出てこないだろう。

このメールの主さんが、こういう境地でこれを考えついたとしたら本当に偉いなぁと思う。
最も、最近の十七歳のように、人に迷惑を掛ける自提ではまずいだろうが。

来年も宜しくお願いします。なのです。



【ベスト・オブ・経済書】

週間ダイヤモンド12/23号では、恒例の経済学者.経営学者.エコノミスト140人が選ぶ「年間ベスト・オブ・経済書」が掲示されている。

今年のベスト・テンは以下のとおり。

市場主義の終焉 佐和隆光 岩波新書
日本の競争戦略 M・E・ポーター、竹内弘高 ダイヤモンド社
財政赤字の正しい考え方 井堀利宏 東洋経済新報社
プロフェショナルの条件 P・F・ドラッカー ダイヤモンド社
二十一世紀の資本主義 岩井克人 筑摩書房
不平等社会日本 佐藤俊樹 中央新書
自由と経済開発 アマルティア・セン 日本経済新聞社
経営革命の構造 米倉誠一郎 岩波新書
金融工学の挑戦 今野浩 中央新書
10 金融工学とは何か 刈屋武昭 岩波新書

そうそうたる眺めなんでしょうが、なんか去年より粒が小さいような気がしますよね。
九九年ランキングの一位は『配分の経済学』(岩川経夫)、二位『不平等の再検討』(アマルテイア・セン)は強力でしたから。

さて、今年のベスト・テンのうち、私が既に読み終えているものは、一位、四位、七位の三冊だけです。
ダイヤモンド誌には48位までが紹介されているのですが、それらを含めても、既に読み終えているものは一〇冊にも足りないありさまです。

つまりですね、世の中には、こと経済書だけでも一年間にこんなに沢山の有益な情報が出ているのに、私たちがその情報を享受できる量というのはたかが知れているということでしょう。

ましてやこれはアナログなのですが、IT化、インターネットは、デジタル化された情報を湯水のように提供しつづけるでしょう。

ここで問われるのは、受け手のキャパシティ(情報処理能力)のような気がしますが、皆さんはいかがお考えでしょうか。

さて、私はこれから新潟県は新発田市まで。
一泊して、明日は新潟市内にちょっとお寄りしてから、帰る予定。

おじやは参加者希望者一名のみ。(T_T)
どうする?>おぐたん。

2000/12/18 (月)   
【IT→愛呈】

IT革命とはなんなんだろう。ってまだまだ考えて続けている。
もう十人いれば十人違う表現をするものだから、私の思考も終わることをしらない。

中央公論2000年1月号に『IT革命後の社会』(西垣通 東京大学大学院情報学環教授)という、大変興味深い論文が掲載されているが、西垣教授はそこで、IT社会と情報社会を分類している。

『「情報社会(Information Society)」というキーワードは一九六〇年代からお馴染みのものだ。これは日本製の用語で、国際的にも使われてきた。ではいったい、情報社会とIT社会とはどこが違うのか。』

『結論からいうと、六〇年代の情報化と二十一世紀のIT化とでは、社会的衝撃のスケールが違うのだ。』

『極端には、前者は「生産者側=公」の領域のみのコンピュータ化であるのに対して、後者は「消費者側=私」の領域を含む、より広いコンピュータ化なのである。』

『六〇年代の情報化を担ったのは、メインフレーム(汎用大型計算機)と呼ばれる恐ろしく高価なコンピュータだった。内部処理の仕方はメーカーごとに異なっていたから、異機種の間で情報交信を行うことは難しい。だから「情報化」とは大企業や官庁の所有する単体メインフレーム上での情報処理にほかならなかった。』

『一方、二十一世紀のIT化を担うのは安価なマイクロプロセッサであり、それらを自在に結ぶインターネットである。』

『これが今やパソコンだけではなく、携帯電話やテレビにも組み込まれつつある。一般庶民も所有できる何千万台、何億台という多様な小型コンピュータが相互に結ばれ、めまぐるしい情報を交信しあうのが「IT化」なのである。

「情報化」→「IT化」という概念は気に入ってしまった。

ところで、全然関係のない話しだが、IT→愛呈っていう当て字はどうだろうか。
なんか臭いかな。



【温故知新】

最近読んでいるサイトにNIKKEINETの「サイバースペースの未来」「モダンタイムス2001」がある。
 URL http://www.nikkei.co.jp/ss/cyber/index.html

決して新しい情報ではなく、時期的には'95/10〜'97/12月までの資料である。しかし、古いがゆえに参考となる部分が多い。

例えば『サイバースペース革命<新産業を生むビッグバン>  日本経済新聞社[編]』には、『一周遅れのCALSブーム』という章がある。
 URL http://www.nikkei.co.jp/ss/cyber/hon3-6.html
 
曰く、『霞が関にこんな皮肉が飛び交っている。「CALSという兵器≠持った建設省が日本版の国防総省になろうとしている」。』

『静岡県で95年8月末に開かれたCALS(生産・調達・運用支援統合情報システム)セミナー。講演者の1人である建設官僚は「公共事業の規模は年間40兆円あり、ここでCALSを導入することこそが日本で最も影響力がある」とぶち上げた。』

『参加した大手ゼネコン(総合建設会社)の情報部門担当者があっけに取られているのもつかの間。「CALSが進展すれば談合だってなくなるかもしれない」――。講演者は半ばジョークのつもりだったが、たたみかけられたゼネコン幹部の1人は「これはただ事ではない」と骨身にしみていた。』

『CALSより広い概念であるEコマース(電子商取引)の実践が進む米国に対して、日本は「CALS元年」といえるブームの最中にある。役所が旗を振る一方で、企業もCALS導入熱に浮かされている。』というような皮肉っぽい意見もちゃんとある

時に1995年という金融破綻前夜の時代的甘さが見えるし、「公共事業の規模は年間40兆円あり、ここでCALSを導入することこそが日本で最も影響力がある」という言葉も、今となっては上意下達的ないやらしさしか見えないだろう。

しかし、(一周遅れてはやってきたけれど)日本のCALSブームの熱は伝わってくる。そして、CALSが日本の公共事業システム、強いては日本経済の構造を改革するものであるという期待が込められた内容であると感じた。

それから五年が経過しようとしている。そして新しい世紀はすぐそこにある。はたして我々はどこまで到達したといえるのだろうか。そしてどこへ行こうとしているのかが見えているのだろうか。

建設CALS/ECは国の行う政策ではある。政策には失敗もあるだろうが、我々が直面しているIT革命は失敗も成功も関係なく(ただ時代の圧力として)、ただただ時の経過とともに進展してきただけである。この変革の前では我々はあまりにも無力でありつづけているのだが、その原因は何かとイマジネーションすることは無駄なことではないだろう。

2000/12/17 (日)   
【ミレニアムおじやうどんの会開催のお知らせ】

先に掲示してた、今年のおじやうどんの会ですが、以下の予定で開催することにしました。
参加希望があったのでね。

日時 2000年12月20日(水) 午後6時頃から、うだうだと〜流れ解散。
場所 埼玉県蕨市塚越 「多留屋」→地図はこちら。
会費 2000円もあれば十分。
申し込みは店主へメールです。→店主へメール(おじやうどんの)
当日参加、ドタキャン歓迎。^^;

お暇な方は是非におでかけください。m(__)m

『そう、これはクリスマスなんだ。
 これまで、俺たちは何をしてきたんだろう?
 一つの年が終わり、まさに新しい年が始まった。
 ・・・・・・どうか、それが良い年でありますように。
 いかなる恐怖もない・・・・。』(ジョン・レノン『ハッピー・クリスマス』)



【You're The One】

Paul Simonの久しぶりのアルバム『You're The One』をやっと聞いた。
なんと、Amazon.com Sales Rankでは、 2位 (2000.10.4)という驚き。
(売れるわけはねぇようなものなんだけれどもね、不思議)

Paulも来年で還暦。還暦のロックン・ポップ歌手なんて想像もしていなかたったけれども、私の追いかけてきた人達も年をとり、そして私も年をとった。

『You're The One』は、まるで夏の日本海に沈む夕日のようなアルバムだ。
責めの姿勢が微塵もない。

肩の力は抜けていて、それでいて恐ろしいほど複雑なリズムが流れていく。
これは若い人たちがどうやっても真似できない境地だなぁと感じた。
(つまり真似したところで青臭くて鼻につくということ)

Paulが金字塔(っていうよりもワールドミュージックの寄生虫という称号を得たことで有名な?)『Graceland』を世に出したのは彼が45歳の時。
そして私は今42歳。(厄年だなぁ)

後三年で私は何かができるのだろうかと、ふと思ってしまった。
そして還暦の時に、夏の日本海に沈む夕日のような仕事ができるのだろうか。

なにかちっぽけな自分を痛感してしまうのだ。
もっとも、彼と才能を比べることが間違っていることぐらいは百も承知はしていますけれどもね。



【今週の読書の紹介】

『イノベーションと日本経済 後藤晃 2000/08/18 岩波新書』00/12/12(店主戯言掲載日 以下同)

『現代<死語>ノート 小林信彦 1997/01/20 岩波新書』00/12/12

『東大で月尾教授に聞く! IT革命のからくり 月尾嘉男 田原総一郎 2000/11/20 アスキー』00/12/13

『良い経済学 悪い経済学 ポール・グルーグマン 山岡洋一(訳) 2000/11/07 日本経済新聞社』00/12/16

『コンピュータはそんなにエライのか 柳沢賢一郎 2000/07/21 洋泉社』00/12/16

『市場主義 伊藤元重 2000年11月7日 日本経済新聞社』00/12/17

私が、こうして自分で読んだ本をホームページに掲示するようにしてきたのは、当然に、できれば皆さんにも読んでほしいからです。それは、希望の国のエクソダス流にいえば「コミュニケーションできません」という状況をなるべくなら、なくしたいという私の希望でもあります。

つまり、私としては初歩的な説明部分はなるべく端折りたい。受け手である皆さんの受け皿が大きくなればなるほど、私の「ことば」は少なくてすむのではないかと考えるからです。当然に、私のパフォーマンスより皆さんの受け皿のキャパシティが大きければ大きいほど良いわけですが、それでは私は商売にならない(存在価値はない)ってか。^^;

私の講演は、演劇でいうなら大衆演劇、文学でいえば大衆文学です。本論よりも装飾の割合の方が大きかったりしています。それはそれで私自信も楽しいのですが、いつもの悩みは時間という制限と、聴講者の皆様のCALSに対する理解度のアンバランスさなのです。

話しのレベルをどこに合わせようかと考えると、必然として初心者の皆様に合わせざるを得ない。それで今年も同じような話しを繰り返し行ってきて1年間が過ぎてしまいました。来年こそは、是非にもう一歩踏み込んだ議論をしたいと思うのです。そういう願いを込めて、失礼を知りながらもこういうことを書かせていただきました。

そこで、CALSを語るときには最低でも読んでいただきたい本を二つほど紹介しておきます。正月休にでも読まれてはいかがでしょうか。

『CALSの世界 末松千尋 1995/05/25 ダイヤモンド社』

『CALSの実践 水田浩(監)三橋尭(編) 1997/11/01 共立出版』



【今週の読書の追加】

土日の【店主戯言】への書き込みが増えるのは、自分の机で仕事をしていることが多いからであって、私が自分の机で仕事をしているというのは、ほとんど書いているか読んでいるかである。

そういう仕事の中では、ここは私の書留の場なのであり、メモワールドとなる。
まあ、そういうのを読まされている皆さんはエライ迷惑なのかもしれないけれど。(笑)

今週の読書の追加である。

『市場主義 伊藤元重 2000年11月7日 日本経済新聞社』

これは文庫本であって、先にご紹介した『良い経済学 悪い経済学 ポール・クルーグマン』と同じく、日経ビジネス人文庫シリーズの一つ。

先月静岡へ出かけた時に、駅の中の書店で二つ一緒に購入したもの。
結局読んだのは一ヵ月後だけれども。(笑)

この日経ビジネス人文庫シリーズは、できたばかりのシリーズではあるけれど、『思考スピードの経営 ビル・ゲイツ』や『デルの革命 マイケル・デル』なんかもあったりして、なかなか。

さて、『市場主義』の話しにもどそう。筆者はその「文庫版まえがき」でこういう。(この本は九六年に単行本で刊行されているので「文庫版」なんです。)

『日本経済はこの五年大きく揺れた。九八年にかけて起きた金融機関の相次ぐ破綻は、旧来の日本の経済システムが市場の波にうまく適応していなかたことを私たちに見せつけた。金融破綻、官僚制指導体制の綻び、外資系企業による日本外の猛威、そしてIT革命によって急速に変化する社会。市場化の動きは、旧来の私たちの経済観に大きく修正を迫るものである。』

『言うまでもないことだが、市場主義とはなんでも自由化すればよいという単純な自由化論とは違う。それどころか、市場メカニズムをうまく利用するためには、強化しなければならない規制や新しく作らなくてはならないルールもたくさんある。』

『大切なことは、市場の暴力から一人ひとりの個人をきちんと守りながら、同時に市場の持っている力を最大限に引き出すことである。』

『いま求められているのは、旧来の仕組みを破壊する規制緩和ではなく、新しい仕組みを構築する規制改革である。』

『IT(情報通信技術)革命によってもたらされつつある産業や企業の変化は、そのもっとも重要な変化であろう。情報技術は旧来の企業や産業のあり方を根本的に変えようとしている。しかし、重要なことは、IT革命で全く新しいことが起ころうとしているのではなく、市場メカニズムがより徹底して貫徹しようとしているということを理解することだ。』

この(↑)文脈において、(IT革命とは)「資本主義本来の姿に立ち返る革命である」(By 小室直樹)という定義はますます現実味を帯び、IT革命の一つの現象としての存在である建設CALS/ECが、公共事業市場への市場主義アプローチに他ならない、という私の立場が明らかになろう。

なので、このあたりの理解や議論を抜きにした建設CALS/EC談義には私はさらさら興味はないのであーる。
木を見て森を見ない論議の典型が最近の建設CALS/ECにはあるということだ。

つまりそれはCALSではないということだけれども。

2000/12/16 (土)   
【魔王とおじやうどん】

頼まれていた原稿を二つばっかし仕上げて送る。
その後、最近では珍しく自宅で晩酌。

福留さんからいただいていた、鹿児島芋焼酎「魔王」を飲む。
効いたわぁ(笑)

土曜日にもかかわらず、【困ったマネジャーにご用心】の受けがよかったらしく、ご感想のメールというか、私も困ったちゃんであるとか、あの人も困ったちゃんである的メールが届く。

週間エコノミーのBook Reviewで、私の神様の一人である松本千尋氏が書評で誉めている『サイバーエコノミー 岩村充 東洋経済新報社』を、bol.comヘ注文。

ついでなので、『金持ち父さん、貧乏父さん』っていう本もオーダー。
なんか嘘臭そうでそそられる題名。

年末は毎年脳味噌が飽和状態になるので、今年は年末になるべく休みをとろうとしたのだが、どうもスケジューリングがうまくいかない。結局、年末ぎりぎりまで仕事をしなてはならないようだ。

小田原から忘年会のお誘い。
スケジュールを調整して出席するつもり。

ウチの忘年会である「おじやうどんの会」の開催は今年は無理かなぁ。
既に、私が週末にこちらにいる時間がないのだ。

20日(水)でOKって方々はどのぐらいおられるだろうか。
参加できそうな方はメールをください(つまり、根性で蕨までおいでいただける方ですね)。

1名でもおられれば強行開催いたします。
ただし、翌日の保証はいたしかねます、^^;



【今週の読書-その2】

『コンピュータはそんなにエライのか 柳沢賢一郎 2000/07/21 洋泉社』

IT革命のネガティブな部分を集めたような本であるが、こういう認識も必要ではあろう。
但し、本題の「コンピュータはそんなにえらいのか」が先にあったのか、無理やりネガティブにしている姿勢は鼻につくけれど。

情報リテラシイとは、IT革命の持つ「暗」の部分を理解し、それを克服できる自己能力に他ならない。

だからこそIT教育は必要なのであり、コンピュータは悪であると決め付けて、IT教育を否定するような意見をされる方々もおられるが、全くのナンセンスである。
それは社会からのリタイヤしか意味しないであろう。

柳沢は最後の最後に言う(本当に最後なのだ)。

『・・・コンピュータから100パーセント無縁になることはできない。いや、むしろ、生活や労働のかなりの部分がコンピュータとのかかわりをもつことになる。それは避けられそうにない。』

『そこでなすべきことは、コンピュータを忌避し回避することではない。重要なことは、「得られた情報や知識に基づいて思考し、それらを知恵に昇華させること」と「知恵への思考のもととなるべき情報や知識を入手すること」とのバランスを保つ努力をすることである。』

『みずからの生を、仮想的なコミュニケーションではなく、現実的な直接コミュニケーションの上に構築することである。そして、皮相的な生を追求することなく、精神的弱者とならない努力をすることである。』

『これらは、言うべくして容易なことではない。しかし、人はいや応なしにその選択を迫られている』

だから、こそIT教育は大事なのだ!
別にコンピュータは偉くも偉くなくもないのである。

それは、コンピュータを使えるのか使えないのか、ということではないことは自明の理であるにもかかわらず、それを理解していない方々のなんと多いことか。

森内閣版「IT革命」が「情報ハコモノ主義」(By 月尾嘉男)との批判を逃れられないのは、このところの理解が見られないからほかならない。と私は思う。


【情報化の障害とはなにか】

大分での出張コンサルテーションは、建設CALSフォーラム・博多での場の出来具合のもの足りなさもあって、(九州には)さほど期待をもてないまま出かけたのですが、行ってみれば大違い。私自身が大変刺激をうけた勉強会でした。

参加された皆様は、お世辞にも情報化が進んでいるとはいえないのですが(失礼)、私とのF2F(あはは、Face to Faceね)のコミュニケーションの中で、なにかしらイマジネーションが沸いたのではないかなという手応えの有るものでした。

その中で感じたことを少々。
私は、組織内情報化の障害の一つを次のようにいっています。
『情報化への内向きなベクトル』

これは、俗にいう管理志向の情報化の弊害をいっているのですが、今回はこれが多かったように感じます。

中小建設企業での情報化の目的は、まず第一にコミュニケーションの確立と、そのコミュニケーションの確立による全社員レベルでの情報リテラシイの向上にあるのですが、この視点が著しく欠如しているということです。

基幹系(勘定系)も原価管理もデジタル化は必要でしょうが、それが情報化の全てではない。むしろこれらは、全ての社員の高い情報リテラシイが前提となっているわけで、一人一台のコンピュータの存在、現場で使えるネットワークの存在、そいて全社員によるコミュニケーションの確立という環境に、モジュール的に存在しているものだといえます。

PCの電源を入れれば、なんとか日報とか、何とか報告書とか、そういうものを作成することを強要する端末としてのPCが、果たして自社の競争力足りえる優秀な社員を育てているのだろうかと皆さんも自問してみる必要はあるのではないでしょうか。



【困ったマネジャーにご用心】

『気が変わりやすく、自己中心的で、わがままな親が家庭を不幸にするように、こうした「困った性格」の人物が職場の中枢に座れば、ボスの問題行動は若いスタッフに悪影響を及ぼし、相互不信が職場の雰囲気を支配する。』

『「困ったマネジャー症候群」の典型的な症状には、矛盾していて予測不能な発言や行動がまず挙げられる。自制心や思いやりに欠け、ストレスを抱えると不機嫌になる。毎週のゴルフや高価な昼食にこだわる享楽主義も問題だが、長期計画の立案能力を欠き、課題に集中できないマネジャーは不測の事態に対応できず経営を危うくする。失敗に学ばず新技能の習得に積極的なマネジャーも多い。』

『感情を抑えられないボスも問題だが、病身で休みがちなマネジャーも困った存在だ。こうした「困った」マネジャーにはカウンセリングなどは無縁で、その職務から外すのが一番だ、と「ファイナンシャル・タイムズ」(11/29)は言う。』と、週間エコノミスト12/19は言う。(笑)

これを読んではたと気が付いた。サラリーマン時代の私自身が、この指摘するところに該当するところが非常に多いのである。

私自身が「困ったマネジャー症候群」を患っていたのは確かであり、だから「その職務から外すのが一番」なのだなぁ。(笑)

お蔭様で私はこうして独立してしまったけれど、弟子は持てるが部下は持てない理由がわかったような気がした。



【今週の読書】

『良い経済学 悪い経済学 ポール・グルーグマン 山岡洋一(訳) 2000/11/07 日本経済新聞社』

経済成長とか経済競争力という部分を学びたい人には良い本である。
つまり、それらの嘘を見破るための視点を教えてくれる。

経済学を学んだから、経済を語る資格があるのかというえば、それはナンセンスかもしれないが、学ばないものが経済を語る資格があるのかといえば、それは資格とかそういう以前の問題において否である。

翻って今の日本という国では、似非経済学者が声高に主義のない経済の話しをしている。

IT革命の論調など、ここにきてかなりまともなもの(小室直樹や月尾嘉男など)を見るようになったが、IT株でもうけようとか、ITバブル云々などというものが氾濫していた時期には、私自身この国の経済というものの見方の底の浅さにかなりげんなりしていた。

結局、頭の中はいつまでもバブルなのである。

建設CALS/ECにいたっては、推進者側がCALSが経済システムであること忘れてしまっている。
技術論ばかりが一人歩きしている、主義のない政策に成り下がっている。

別に韓国に先を越されたとか、アメリカに追いつけとか、そういうことで、私は建設CALS/ECを見ているのではなく、つまり、我々が幸せであるようにと、そういう視点からその政策を見ている。

その我々とは、一部既得権者ではなくて、この国に住む全ての人々ということである。

2000/12/15 (金)   
【大分→蕨】

大分から帰宅。
羽田からは、TAXIを利用したものの、高速は予想通り(?)の渋滞で、いつもよりも1時間も時間がかかる。

今日は、ホーバーも飛行機もTAXIも全部寝てきた。^^;
帰りはの便は、ANAだったので、10チャンネルで立川志らくの「湯屋番」を聞きながら、うとうと。

スピードのある志らくらいし話。
ただし、若旦那が番台の上で空想するところは、若旦那の粋を消してしまっているのでナンセンス落語のよう。

ところで、この志らくという名前は、フランス大統領のシラクからいただいたものらしい。

当時、パリ市長だったシラクに、師匠の淡志が面談したとかなんとかの理由で、こう言う名前を付けられたというのを、本人の話しで聞いたことがある。

大分のお土産は、かぼすマヨネーズ。(笑)
早速食べたが、うまいもんではあるなぁ。

しかーし、大分は食べ物が安すかった。
本日のランチを食べたジョイフルというファミレスさんは、なんとランチ(ハンバーグとから揚げ)が450円!

昨晩、関アジ、関サバ、ふぐを食べたお店も、大変お値打ちだったと聞いた。
関サバなんか、〆ないで刺身だものねぇ。初めて食ったわ。

恐るべし大分。
→しかし、大分県って九州のどこに位置しているかパット答えられますか。私はわかりませんでした。^^;



【大分→朝】

昨晩は、関アジ、関サバ、ふぐ、しいたけ、かぼす(笑)と、大分の味を満喫させていただいた。
その上しっかりと飲んでしまったものだから、朝とは言えどちょっと不調。★\^^;

飲みながら、福岡での独演会の開催についてご相談。
皆さんがおっしゃるには、福岡だって熱はあるということ。

福岡には、ももち(百道)というところがあってね、ももちがももちで独演会というのも面白いかなぁと、そんなことを話していました。

さて、本日は、午前8時にホテルを出発して、津久見市の小代築炉工業さんを訪問。
情報化の文脈をきちんと理解された取組みをされておられるようなので、楽しみ。

しかし、今現在、なぜかお腹が空いている。
朝食の時間(午前7時)までまだまだ時間がある。^^;

最近、免疫力を高めるというAHCCというものをいただいて飲み始めたのだけれども、これを取るようになってから、なぜか食意欲が出てきてしまっているような気がするなぁ。

何かしら効いているのだろうか?
このAHCC自体、HPを見る限りかなり胡散臭いものなのだけれども。

昨日、フライト前に羽田で「週間エコノミスト」と「週間東洋経済」を購入。
それぞれ、ゼネコンの行く末が話題になっているのだけれども、「負け組企業」の運命(東洋経済)ばかり見ていてもしょうがないだろうなぁと思う。→食傷気味!

なにか希望が持てるような、元気の出るよな、そいうものがほしいなぁと思う。
けど、そんなことを考えていて、我が国の総理の顔を思い浮かべては、またげんなり。

本日中に帰宅の予定。

2000/12/14 (木)   
【大分のホテルにチェックインしたところ】

出張コンサルテーションは、結構楽しくできました。
本日ご参加の皆様ありがとうございました。m(__)m

先月の博多でのBPの建設CALSフォーラムが、なにかつまんなかったのでねぇ、九州というところには、あんまり期待していなかったのですが、本日参加された方々は、目が生き生きとしておりました。

こういう少人数のセミナーもいいなぁとつくづくと思いました。

大阪独演会は、会場予定地が10人位しか人が入れないとのことで躊躇していたのですが、10人でもいいかもしれません。

要は、熱ですものね。

というところで、私はこれから大分のおいしいものを食べにいってきまーす。



【大分へ】
本日は、以下の予定。

7:25 京浜東北線 浜松町 8:08
浜松町 8:14 東京モノレール 羽田空港 8:37
羽田空港 9:10 空路JAL(羽田−大分) 133便 大分空港 10:50

それで、目玉は、この後、つまり、大分空港→大分への移動なのです。
なんとホーバークラフト。詳しくはこちらを→

ということで、いってまいります。

2000/12/13 (水)   
【本日の収穫】

朝(9時過ぎでしたが)、京浜東北線、川口-赤羽間からは富士山がきれいに見えた。
空気が澄んでいたのでしょうね。おかげで寒かったが。

本日の予定は、予定通り終了。
アーキテクチャーの用事は、向井先生のお供だったのだけれども、少し喋ってきたしまった。^^;

コンストラクションは例によってなんだかわかんない話し。
ブレインストーミングじゃないけれど、話しの通じる方々と話すことはとても大切。

→私のガス抜きという噂もあるが、まんざら間違いではない。
→高橋、野中両氏にはいつも迷惑をかけるなぁ。

Ken-Platzの藤川記者が、社内で働いているところを始めてみた。^^;

CMnetは勉強させていただくことにした。

来春早々の座談会の出席確認は、見事皆様OK。
ただし、開催時期の設定は大変だぞ。>竹内様。

明日は、早くから大分へ移動。
午後から、出張コンサルティング(対7社様を予定)をして、翌日の午前中も大分で仕事。

15日の午後の便で帰宅予定。
今日は飲まないで早寝しなくちゃいけない。



【メールの代わり】

昨日帰宅してみると、北海道から毛蟹が届いていた。
今月始めに岐阜研修にこられた方からなのですが、誠にありがとうございます。m(__)m

130,000ヒット用に手配していた「久保田」がようやく到着。
菊地様、もう暫くお待ちくださいませ。m(__)m

あ、それから久保島さん。
例のものようやく到着ですので、もう暫くお待ちください。

今月中に、博多の「田吾作」へふぐを食べにいく予定だったのですが、余裕綽綽で空けていたスケジュールが、なぜかここにきて詰まってきてしまって断念。来月リベンジか。

今月は、月末に向けて二件の事業者団体用のシステム立ち上げがある。
これからのスケジュールを考えると、来月延ばしは得策ではないのだ。

『中堅・中小建設業者向け電子商取引システム等開発研究事業』への公募は断念。
上部団体が申し込むらしい。

私は、最初から予算10万円ぐらいで出すつもりだったので、まあ、いいけれども。

そのかわり、成果は負けないようにきちんと出すつもり。
当方の発表は平成12年3月1日の「It City Platform In gifu」を予定。

年明け早々の座談会の段取りをしなくてはならない。(某誌企画)
2、3日中に私からメールが届く方がおられるはずですが、私から打診のあった皆様は、素直に承知してくだされば、幸甚にござります。m(__)m

今日はこれから六本木のアーク森ビルへ。
CMnetについて。

その後、永田町の日経BPへ移動。コンストラクション→アーキテクチャー。
アーキテクチャーは、岐阜県建築士事務所協会長の向井先生のお供。

14日からの大分での出張コンサルティング用の事前調査表が届く。
強敵あらわるだなぁ。(謎)



【過激?】

なんか、書くこともあまりないので、最近読んだ本のことなどでお茶を濁そうという魂胆です。m(__)m

『東大で月尾教授に聞く! IT革命のからくり 月尾嘉男 田原総一郎 2000/11/20 アスキー』

昨日の帰り、赤羽駅のキヨスク本屋、BOOK GARDENで購入。

『月尾さんはそんな一般的な学者とはまったく逆。とにかく話しがおもしろい、というより、危険な程に過激なのだ。東大教授という肩書きがばければ、彼の話しは、どんなテレビ、新聞、雑誌も載せないのではないか。そう思うぐらい危険な話しが多い。』

(↑)の部分が、何かの書評に出ていて、結構気になっていた本なのだが、書店ではお目にかかれないでいたもの。
なぜか赤羽駅で発見。

読んだ感想は、素直に言えば、別に過激ではない。ということだろう。
早々に、ITを「革命手段」と言い切ったところまでの月尾教授はとても格好いいのだけれども。

もし、田原がこれを過激だというのなら、それは田原がITに疎いせいであろう。

IT革命を研究対象にしているものなら、この程度の認識はあたりまえだろうし、問題は、ではどうするのかの部分なのである。

それは、在野の、それも末端の研究者(のようなもの)である私のHPをご覧の方々は、すぐにご理解いただけるものかと思う。

ただし、素人さん向け、若しくは勘違いしている方々(これも素人だけれども)向けのIT革命解説本だとすれば、良い読み物であるかもしれない。

月尾教授曰く、『最初にITで政治、社会、生活、産業、国土構造、何から何まで変わる、それがIT革命だといいましたけれども、私はいちばん大きい変化は政治の分野だと思います。』

そして、いちばん変化に時間がかかるのも、政治であり、行政であるのだろうと思う。

2000/12/12 (火)   
【あずさで読書】

結局、熊谷さんは宿泊先のホテルまで来てくれて、歓談。
その後、トライネットの新事業である住宅部門の展示場を案内していただいて、そのまま茅野まで送っていただく。

あはは。。。こうなると、帰りは「あずさ」で2時間ちょいなのでした。

茅野駅ビル内の書店で新書を購入。

『イノベーションと日本経済 後藤晃 2000/08/18 岩波新書』

「専門工事業イノベーション戦略」とかいうときのイノベーションである。

イノベーションというと、どちらかというと「技術革新」的な意味合いで語られることが多いが、一橋大商学部の関権(グアン・チュアン)助教授によると、中国では「創新」という言葉をあてがっているとのことである。

これは、いいね。
「創新」、新しく創りだすである。

うちには、シュンペーターの『資本主義・社会主義・民主主義』という難関な書物があるのだが、イノベーションといえばシュンペーターなのだな、こりゃ。

つまり、「創造的破壊」なわけですけれど、どうしてそれが必要なのかといういうような話し。
「あずさ」の中で読み終える。

そして、もう一冊。
『現代<死語>ノート 小林信彦 1997/01/20 岩波新書』

大好きな小林信彦による、1956年から1976年までの死語ノート。
半死半生語なんていうのもあって、結構楽しめるけれど、その実は小林の時代を見つめる鋭い観察眼に圧倒されるのである。

小林は言う。
『書いていて痛感したのは、時代がどんどん悪くなってくることである。
敗戦後、いちおうは<文化国家>を標榜した国が、高度経済成長(これは関係者さえ行き過ぎだったと反省した)とともに経済発展にのみに狂った。』

『東京オリンピックをきっかけとする国土の荒廃は、田中角栄の列島改造論後、さらにひどくなる。土建業関係の政治支配、官僚の底知れぬ腐敗が、田中内閣から旧経世会による専横へと約25年続くのである。この本はロッキード事件で終わっているが、時代の悪化は明らかである。』

「あずさ」の中で途中まで。
埼京線+京浜東北線でも読み終わらず。^^;



【面白いということ】

最近は疲れを感じるようになって、昨晩は早めに寝たのだけれども、午前2時ごろ目覚め、米国大統領選にかかる、連邦最高裁の口頭弁論をCNNで午前3時過ぎまで見ていた(というより聞いていた)。

なので、午前8時に目覚めても、どこか眠い。

アメリカという国の、保守VSリベラルは、行政から司法まで、己のエゴの剥き出し大会の様相であり、アメリカの民主主義のメッキをはがしてみせてくれるけれど、これもアメリカらしくて面白いなぁというのが、私の感想。

どんどんやっていただきたい。

昨晩は、北沢さんと、本当に久しぶりに、飯田の「駱駝屋」さんにて、生オタと塩オタを食べる。
大人の食い物である。やっぱりうまいよなぁ。

こんなのばっかり食べてたら、痛風確実。いつぽっくりいくかわかんないようなものだけれども、体に悪いものはうまかったりするものだから、人生は面白いのかもしれない。

今日は、時間が取れれば熊谷さんにお会いして帰ろうかと思うのだが、今日は高速バスでなくて、飯田線の各駅停車に乗ろうかと、そういうことを考えていたわけで、時間にはあまり余裕はない。

まあ、12月なのでね、一時のような殺人的スケジュールもなく(ただ明後日からの大分一泊往復はきついなぁ)、なぜか私は心穏やかである。

ゆっくりと、いろいろなものを見て、聞いて、考える。
せわしない暮れではあるけれど、そういう真似事だけでもしてみたいなぁと考えていた。

これも面白いということである。

2000/12/11 (月)   
【励ましのメール】

桃知@長野県飯田市である。
今日はなぜか励ましのメールが沢山届いた。

素直に嬉しい!。そしてありがとうございます。m(__)m

ここに何編か引用させていただくが、これは決して私の宣伝ではないのだ。
私は、結局こういう方々に背中を押されながら生きているんだなぁということの再確認なのである。

お金とか、売名とか、そういう問題はとうの昔にどこかへおいてきてしまったのである。

その1

年末に当り、日頃、桃知さんのホームページや各方面でのご活動から学習させて頂いているものの一人として、本年も平素よりお世話になり、誠に有難うございました。

今朝、現場のテレビで小野洋子さんを見ました。曰く、『想像力にはやはり物事を変える力があると思います』。そういえば、人々のポジティブな想像力は人間を月に送り、一方で人々のネガティブな想像力は世界中に兵器を生み出しています。善悪両面で言えることは、『想像力』にはそれだけ人間を飛躍させる力があるということでしょうか。

我々建設業界には、たとえば現場写真のデジカメ撮影基準を詳しく教えてくれる役所よりも、建設生産形態の先進的な部分の『想像力』を、現実の事例でもって刺激してくれる桃知さんのような存在が必要なのだ思います。この業界の個々の才能や人間を飛躍させるために。まぁ、一方的に必要とされるのも、しんどい事ですが...。桃知さんが直接かかわってこられた方面以外にも、Momoti-Childrenが生まれていると思いますよ。

来年も、ご健康とご活躍をお祈り申し上げます。ご多忙の折、どうぞご自愛ください。
その2

お話するまでもなく、われわれ地方の中小企業にとっては、営業活動、組織の活性化、経営体質など、問題点が山積でなかなか解決の糸口をつかめずにおります。
そんな折に、たまたま、当会で委員会ができ、IT化を勉強するようになり、たまたま、インターネットで、岐阜CALS/ECセンターやソフトピアのことや、ももち商店の情報が飛び込んでまいりました。

今回はそのおかげで、このチャンスを生かすことができ、いままでのどんな講習よりも実のある体験ができました。
こんなはなしをずっと待っておりました。
中小企業、建設業、指名入札‥‥
実社会のなかでの問題点とIT化の具体例が示されはっと先が明るく開けたような気がします。
CALS、ISOの名のもとに、行政や種々のコンサルに振り回されるところでした。
”ものの本質”を垣間見ることができました。

2000/12/10 (日)  ▲ 
【情報社会のイメージ】

工業化社会 IT社会
企業組織 階層型組織
序列順序
官僚制
コマンド型
能力重視・専門家
CEO+コンバットチーム
意思決定 熟慮・決定は不変 即断、朝令暮改
生産要素 資本、労働、原材料
有形資産
アイディア、スピード、実行力
無形資産
『デジタルエコノミー2000 米国商務省 室田泰弘 2000.10.5 東洋経済新報社 P181』より

11月にお約束した分である。
ここ(店主戯言)ではたいしたことはしていないが、私はほとんど飽きている。(笑)

講演で喋っていたりするので、私本人は、ここに(自己学習的に)書くまでもなく、ある程度学習が済んでいるからだが。(私がこういう書き方をしているときは、読みたくない方は読まないというのが正しいのです。)

さて、今回ピックアップした(↑)三つの項目、企業組織、意思決定、生産要素は、むしろ置き換わるというよりも、ウェートが大きくなるという認識でいいのではないだろうか。→特に建設業の場合は。

IT社会では、意思決定は朝礼暮改型でよいというところから話しをはじめる。
つまりIT社会の「君子は豹変す」でよいのである。

それを後押しするのは、市場のスピード化(スピードの経済)であり、時は金なりの商売の基本精神に他ならない。

朝令暮改型の意思決定の下では、従来の階層型組織では、末端までその意思決定が伝わることに時間がかかる。
朝令暮改型にトップの判断が逐次変化するとしても、その伝達に時間がかかることで、末端はまだ以前の判断のもとで動くことになる。

それでは、頭と足がばらばらに動いている人間のようなものである。
組織の上と下とが違う方針で動いているような事態を招きかねない。

ゆえに、官僚的システムは機能しなくなるのである。

ただし、多くの中小建設企業というのは(例えば100人程度までの企業)、IT社会型の企業スタイルのようなスタイルは出来上がっているのではないだろうか。
→文鎮型に近い組織である。

つまり、最初から階層的なシステムは成立していない企業が多いというのが私の見解である。
→個人商店型の企業が多いということである。

だから、これからの時代には、むしろ、きちんとした組織スタイルが確立してこなかったことが幸いしてくるかもしれないと考えている。→かなりの確信を持って。

そして、ここで問題となってくるのは、生産要素としてのアイディア、スピード、実行力といった無形資産(つまり、個々の社員の資質)の有無であり、そして朝令暮改型の意思決定ができる経営トップの資質なのである。

→だから情報化の目的は、経営トップから昨日入社した新入社員まで、全ての社員の能力向上(ビジネスセンス)に向けられる。

私がコンサルテーションの対象として中小建設企業を専門としている理由はここにある。
大企業にみられる(中堅も同じね)、階層型組織、序列順序重視の官僚制型組織は、それだけでも情報化の大きな障害なのであり、来る変化には、その組織の変革を前提としなくてはならない。

それだけでも大変な作業なのだ。

確かに中小建設企業は、技術力等大手に比べればリソース不足は否めない。
しかし、それは工業社会で必要とされたリソースだと考えればどうだろう。

私の信念は、有る部分では大手に勝る特徴のある中小建設企業は、かならずIT社会では必要とされるというものであり、そのためのは情報化は有効な手段であるということに他ならない。



【信念】

私は、今月は結構落ち込んでいて、それは1年間を振り返ってみて、私の歩いた後には、なにかが芽生えたかということを考えると、なにか自らの力不足を痛感するのだ。

少なからず変化は生まれてきていることは感じている。
しかし、それは、個としての企業、個としての人間としての素晴らしい方々にお会いできたというレベルでだ。

確かに人は自らの意思で自らを変化させることはできる。
そういう確信を私に持たせてくださった沢山の方々とコミュニケーションをもてたことは、素晴らしい収穫ではあった。

しかし、その何十倍も、『何よりも困るのは、人々が自信を失って、自分たちが持っている力を活用できなくなってしまうことである。さまざまな既得権や制度的な枠組みが人々の依存心をつくってしまい、問題解決への意気込みが形成されなくなったり、その動きを抑えてしまう勢力に負けてしまうことである。』(ブレアのイギリス 船場正富)という現実も見せ付けられてきた。

私はそういう中でもだえ苦しんでいた。

講演会で、笑いをとり、怒りを買い、理論で武装し、情に訴えながら、私が伝えようとしたことは情報化という枠の中の話しでは決してなかったつもりである。

建設CALS/ECにはとっくの昔に失望している。
建設CALS/ECが建設業にとってのエンジェルになる可能性はほとんどないだろうと思っている。

残された可能性は、地方分権と電子政府の実現文脈からの自治体建設CALS/ECなのだ。

しかし、それさえも、『人々が自信を失って、自分たちが持っている力を活用できなくなってしまうことである。さまざまな既得権や制度的な枠組みが人々の依存心をつくってしまい、問題解決への意気込みが形成されなくなったり、その動きを抑えてしまう勢力に負けてしまうことである。』との戦いの場に他ならない。

『最近、閉じた縦割世界、コップの中の嵐のような建設事業のIT議論にはほとんど魅力を感じなくなっちまって、、、』

というメールをいただいて、同感ではありながらも、私はまだ希望は捨ててないといえるのか。
ふと、不安になったりもした。

私の行動の源泉はなにかということを考えている。
つまり信念である。

年末年始は、自らの信念の所在を確認する作業を続けることになりそうだ。



【ある講習会での質問から】

5時に目覚める。
どうも最近は睡眠が浅い。

さて、ある講習会での質問から。

Q:現場と会社をネットワークで結んだとき書類等を紙で作成していた時に比べて労働時間は短縮されたのでしょうか?

→労働時間は短縮されてはいないでしょうね。
→集合規則も今までのままですし。

→ただし、仕事の質は変わるということだと思います。

→今まで紙ベースでやっていたルーチンワーク的仕事はデジタル化によって劇的に簡素化されます。
→つまり時間が創出される。

→その創出された時間を、どこに使うのかではないでしょうか。
→つまりはそれは貴方のパフォーマンス次第なのですが。

Q:IT化は時代の流れで早急に取り組むべきだが、それがすべてではないであろう。

→確かに、ITはすべてではなく、建設業の場合はTIでもいいでしょう。
まず技術(T)そして情報(I)という優先順位で考えていただいて結構です。

→ただし、このTとIは、常に人間(つまり貴方)という媒体を通してしか進展しないのです。そしてTとIはそれぞれ独立したものではなく、相互作用の上に成り立っていることを理解していただければよいのではないでしょうか。

→建設業はIT産業ではありません。
→IT利用産業に過ぎません。

→それはITを利用して一体何をするのかということです。
→結局、ITはマネジメントの道具でしかありませんが、その道具を活用する人間の意識を変える力を持っているということです。

→ただし、変わりたくないという方々にはなんの役にも立ちませんが。



【七味五悦三会か】

今年も「七味五悦三会」でもやろと思ったのだけれども、なぜか何も思い浮かばない。
→昨年の分は店主戯言1999年12月分をご覧ください。

忙しいっていう字は、心を亡くすって書くのだと誰かがいっていたけれど、つくづく本当だなぁと思う。
そう、今年は、とても心が忙しかったのだと思う。

北海道へいったし、九州へもいった。
四国にも呼んでいただいたし、絶対無理だろうと思っていた、島根にもお呼ばれした。

新しい出会いも沢山会った。
沢山の素晴らしい方々と知り合うことができた。

それにしても、エライ距離を移動したなぁ。今年は。
といってるまもなく、明日は久しぶりに飯田へいくぞい。と。

それから、14日15日は大分へ行くんじゃないか。
さあ、もうひとふんばりですね。

まだ、「七味五悦三会」には、少々時間が早いのでしょうね。

2000/12/09 (土)  
【今週の読書】

岐阜を午後4時15分の快速で出ると、西川口には午後7時に着いた。
こうしてみると岐阜は本当に近いものである。

さて、今週の読書なのだけれど、昨日の講演前の控え室で、一体どこで、どのようにして本を読んでいるのかという質問をいただいた。

答えは、暇さえあれば読んでいる。であり、普通に読んでいるである。
つまり、速読術なんていうのは、私は知らない。

『ブレアのイギリス 船場正富 1998/10/02 PHP研究所』

今回の旅の行き帰りで読んだもの。

筆者はこういう。

『日本は、いま明治維新、敗戦とならぶ歴史的な試練に遭遇していることは、しだいに共通の認識になりつつあるように思える。しかし、それはどの国においてもことの程度は違っていても長期のうちには周期的に現れる社会的な混乱の一つであり、そのように認識するならば、また取り組みの方針も明らかとなるであろう。』

『しかし、何よりも困るのは、人々が自信を失って、自分たちが持っている力を活用できなくなってしまうことである。さまざまな既得権や制度的な枠組みが人々の依存心をつくってしまい、問題解決への意気込みが形成されなくなったり、その動きを抑えてしまう勢力に負けてしまうことである。』

この本は、ここのところの私の一連の政治、経済書読みの一応の終点になりそうである。

つまり、アダム・スミスでもケインズでもない。ましてやマルクスでもない。そういう経済システムとはなにかという答えに対する、もっと現実的な答えとしてブレアがいるということである。

ブレアを代表とするニューレイバー(新労働党)の政策に私が注目するのは、市場主義と中央集権を追記したサッチャリズム後のイギリスで、『福祉国家や企業国家、社会主義国家といった二十世紀の壮大な社会システムに対して、個人や社会のそれぞれのグループの自立心、自己責任とその連携を対置し、人々が自分たちでできること、明日からできることを見出せるような筋道をつけたとこである。』

(IT革命とは)「資本主義本来の姿に立ち返る革命である」(By 小室直樹)とすれば、我々は、サッチャーやレーガンに遅れること20年を経て、市場主義への回帰から始めるのであろうか。



【安全運転】

岐阜県建築士事務所協会さんで仕事中。
今日は、perlの設定なんていうものまでやらなくてはならないらしい。

最近やってないからなぁ(笑)
それも、今日はかなり頭がボケている。

昨晩そんなに飲んだつもりはなかったのだけれど、やっぱし飲んだんだなぁ。
小出監督じゃないけれど、私はただの酔払いのオヤジなんだわなぁ。

事務所協会へ来る途中、タクシーの運転手さんが、昨日だか、練習中駅伝の選手を轢いて怪我をさせそのまま逃げた運転手がいると、その行儀の悪さを憤慨しておられた。

ご存知のとおり、明日、岐阜では駅伝があって(高橋尚子も走る予定)、駅伝の選手がごろごろしている。
昨日、大垣へ行く途中の電車の中でも、某チームの選手の方々とお会いした。

タクシーの運転手曰く。
運転すると、その人の性格が良く見える。らしいです。

最近は行儀の悪い方が沢山おられて、一日に何べんも頭に血が上るとおっしゃっておられました。

私は、さっぱり運転には縁のない人間なので、そのあたりはよくわからないのですが、運転される皆様、くれぐれも安全運転で、この何かと気ぜわしい暮れを無事お過ごしください。



【人】

岐阜で目覚める。良いお天気である。
それによく寝た。

昨日は、大垣での講演の後、ソフトピア・ジャパン内で懇親会。
地元の建設業界の方々+越境者(つまり県境を越えてこられた方々)

越境者の方々は当然ながら熱心である。
そういう姿を見て、地元の方々は何かを感じていただけただろうか。

一口で建設業といっても、大きな会社もあれば小さな会社もあって、業種も違うし、顧客層もそれぞれに違う。

そういう中で、私の興味を惹きつけて離さない会社さんというのは確実に存在するわけで、それは、なによりもその経営者の魅力なのだと感じているし、その経営者のもとで、個性を発揮されている社員の方々の魅力でもある。そして、その個人の集合体としての個々の会社の魅力でもある。

私は一介の情報システム屋だけれども、そういう人の魅力に惹かれていることで、今のスタンスをつくってきたように感じている。

技術と経営に優れた建設企業とはなにかと問われれば、私は優秀な個の集合体と答えるが、優秀な個とは何かといえば、人を惹きつけるだけの魅力ある個性だと思う。

ところで、今しがた、TVのコニーちゃんと「じゃかじゃかじゃんけん」をして勝った。(笑)
コニーちゃんはグー。私はパー。・・・・・私はパー(笑)。

今日は、岐阜県建築士事務所協会さんで、システム設定。
途中、他の打合せあり。

今日中に家に帰る予定。

2000/12/08 (金)   
【今年最後のオープンセミナー】

午前3時に目覚める。
それでも、昨晩は早めに寝たので、睡眠時間は結構十分だったりしています。

今日は、これから岐阜県大垣市にある、ソフトピア・ジャパンまでお邪魔して、今年最後のオープンセミナー。

お題は、「21世紀を生き抜く中小建設企業 Ver.2 ネットワーク構築セミナー『戦略的な情報化とそれを実現するイントラネットの実践』」です。

今日は、技術的な部分のはなしを、珍しくしたりはしますが、といっても、要点は、より実践的な部分にあります。
つまり、イントラネットの必要性よりも、どうやって運用していくのかに光を当てます。

さらには、事業者団体ベースでのイントラネットの活用のコツもお話しします。

これらは、すべて机上の理論ではなく、私の実際のコンサルテーション活動から得られたエッセンスの発表という形でお伝えします。→ここが重要です。

当然に、対象は地元岐阜県の中小建設企業の皆さんであり、地元の建設業関係事業者団体様です。
こういうはなしを、こうしてオープンセミナーの形で開催して集客できるフィールドは、現在のところ岐阜県だけではないでしょうか。

それは、つまり、空気ができている、ということでしょう。

多くの建設業向けのCALSセミナーのように、建設省さんも、JACICさんも、出てきません。
つまり、上意下達のセミナーではないのです。

本日の必要条件は、受講される皆さんのイマジネーションだけです。
建設省の指名業者だとか、県の指名をいただいているなどということは、一切関係ありません。

本日参加いただいた皆さんのイマジネーションを奮い立たせられるような、そんな話をしたいと思います。

2000/12/07 (木)   
【電子メール】

昨日のセミナーの際、出席者の方々に全社員レベルでメールアドレスを配布されている会社さんの数を聞いてみたところ、約50社中4社であった。

これをどう解釈しようか。
進んでいるのか、遅れているのか。

私は決して進んでいるとは思わない。(けれども、現時点では悪くはない数字だとも思っている。)

このぐらいの値は、別に新潟県の建設業界が特別遅れているという訳でもなくて、どこへいっても同じようなものなのだと感じている。

極端なはなし、企業単位でインターネット接続率を見てもたいして意味はないだろう。
電子メールの使用は、個が前提なのだから。

電子入札のために、1台だけインターネットへ接続してみた。
その1台のPCで1個のメールアドレスを複数人で共有してつかう。

インターネットがなんだか全然わかっていない。
電子メールがなんなのかイマジネーションできないんだろうなぁと思う。

FAXじゃないんだってねぇ。



【朝→新潟】

結局、午前5時ごろまで眠れなくて読書。その後うとうとしていていつのまにか寝むってしまったようで、午前8時に目覚める。
また、3時間だ。

窓の外は雪がちらついている。
この冬始めてみる雪。

ホテルの12階から見える建物の屋根は、すべからず白。
道路のアスファルトだけが黒く光っている。

眠れなくて読んでいた本は『韓国IT革命の勝利 河 信基 2000年12月15日 宝島社』

金大中の進める韓国再生のシナリオが、強力な市場主義への回帰行動であることが理解される。
インターネットをキーとした、IT産業重視の国家再生戦略。

徹底した旧規範の解体。
それに反発する人々。労働組合の反発。貧富の格差の拡大。

見事なまでに、市場主義への移行で起こるであろう現象が起きている。
そして、それをあたりまえのように受け止めながら、この革命を推進する金大中の信念。

私は、この本を読みながら、マーガレット・サッチャー女史を金大中にラップさせていた。
そして、この本の表題の通り、もう日本は韓国には追いつけないのかもしれないと感じた。

それは、政治的リーダーシップの存在という部分であることはいうまでもない。


【@の左側というはなし】

目が覚めたら、まだ午前2時。
最近は眠りが浅くて、ほんの3時間も寝ると目が覚めてしまう。

体内時計が老化しているらしい。

昨日は、午後からの講演。
皆さん大変熱心に受講いただきましてありがとうございます。m(__)m

また、予定時間を超過して喋りつづけていたわけで、ほかっておくと(岐阜弁、「ほうっておくと」)、そのまま、何時間でも喋りつづけるんでしょうね。たぶん。

講演が終わってから、主催の方々と懇親会を。
いつも思うのだけれども、バイタリティのある方々である。

話したのは、@(アット・マーク)の左側というはなし。
→前日、神田でもはなしていたなぁ。^^;

これは、今という時代、これからの時代というのは、メールアドレスの@から左側が大切なんだということ。
どこかに所属することで存在する自分ではなくて、自分はどこに所属していても自分だということ。

つまり、人が介在するビジネスでは、商品(サービス)そのものの優秀さも大事だけれど、自分という個を買っていただいている時代なんだろうというはなしです。

私は、こうして個人で商売をやりはじめてそれを痛感しているわけですけれども、この考え方を基本にして、優秀な個の集合体としてのVE(バーチャル・エンタープライズ)をCALSの世界では想定しています。

つまり、E(エンタープライズ=企業)は個人を単位とした集合体なのだということです。

あたりまえのようなはなしなんですけれど、このあたりを認識されていないリーマンさんが多いのも事実でしょう。
「サラリーマンとは、気楽な商売ときたもんだぁ」(By 植木等)は、まだまだ、心の奥底で生き続けているんでしょうねぇ。

2000/12/06 (水)   
【Logic】

昨日は、神田で水田浩氏の「電子政府」をお題とした「はなし」を聞く。
理論整然としたはなしであり、彼の描く近未来の社会の姿(の一端)を堪能させていただいた。

そこで気が付いたことは、私は確かに水田の子供であるということ。
 (ってね、べつに血がつながっているのではないよ。)

昨日も書いたが、私の興味の対象というのは、CALSという概念が、自治体発注の公共事業に応用される事例としての「自治体建設CALS/EC」であり(それは電子政府という文脈上に存在するのだが)、その時に起こるであろう「市場の主義」の変化と、それに対応しようとする個々の企業の戦略にある。

そこで想定する「電子政府」や「自治体建設CALS/EC」のモデルを、私は、間違いなく水田氏のLogicで考えているなぁと思う。

ただし、私のアプローチは角度が違うのだななぁということも再確認した。
それは主義の問題でもある。

政府機構そのものは、CALS的なアプローチからの効率化、合理化を行うべきである。
→電子政府の実現

但し、私は、その文脈において自治体の行う建設CALS/ECを考えるこは難しいだろうと感じているということである。→まだ論理的に説明できないもどかしさはある。

つまり、自治体の発注する公共事業のCALS化とそれによる市場(主義)の変化、そしてそれに伴う地場経済の問題、雇用の流動化の必要性の問題等は、CALSのいう市場原理主義的な「主義」だけで解決できるものではないのでは、ということだ。

ここには、別のアプローチ(主義)が必要なのだと今の私は考えている。
私がアルマティア・センの(自由への)潜在能力アプローチに惹かれているのは、そのためなのだが。

というところで、私はこれから新潟へ。
寒いかな?

2000/12/05 (火)   
【c3のこと&etc.】

クライアントさんとのデジタルコミュニケーションを延々とやり、一段楽して、WorkPadc3でメーを読めるように設定しなおし。
c3、なんか最近調子が悪い。

しかし、仕事は終わんないねぇ(笑)
きりがない。

ITフォーラム2000福岡の色校正原稿が届く。
こういうのって、アナログな作業なんだよ。

宅急便で届くやいなやで目を通して、メールで返事とう段取りなんですけれどもね。

駒ケ根からリンゴが届く。
これもアナログ。

食べなくては味はわかんないからね。
とてもおいしかったです。m(__)m

ということで、これから神田へおでかけです。



【本日の予定&etc.】

今日は午前中は自宅で仕事。
クライアント様の個別案件をどんどん処理する予定。

午後からは、神田まで出かけて、水田浩氏の講座を受講予定。
この水田氏が監修された『CALSの実践』(水田浩/監修 三橋尭/編集 1999/1/1 共立出版)こそが、私のCALSの教科書の一つである。

私の興味の対象というのは、このCALSという概念が、公共事業に応用される事例としての「建設CALS/EC」であり、公共事業にCALSが応用されるときにおこるであろう、市場の主義の変化と、それに対応しようとする個々の企業の戦略にある。

ただし、私はそれを、発注金額で7割、件数で9割を占める、地方自治体発注の公共事業に求め、受注者としての建設企業も、建設企業全体の99%を占める中小建設企業を対象としている。

私のビジネスは中小建設企業への情報化コンサルティングだが、それは決して目的(ゴール)ではなく、以上のような私自身の興味の対象を追い求めていく過程において集積されたノウハウの提供として存在している。

なので、精度は確実に時間が経過するとともに向上しているとは感じている。
だからといって、後からコンサルテーションを受けた方がいいのかといえばそうではなくて、先行して情報化に取り組んでいるところは、確実に私の想像力を超えて動き出している。

その人間や組織のダイナミズムを見るたびに、私はまた確信を新たにするのだ。
IT革命は確実にシステムを革新していると。

2000/12/04 (月)   
【脱稿】

脱稿って脱肛ではありません。
とりあえず、寄稿原稿9000文字を仕上げる。締め切りを過ぎているので威張れたものではないが、もはや9000字程度は私の敵ではない。>本当か?(笑)

例によって、またオーバーフローしているので、文章を縮めようとすると、文語体のような世界になってくる。
ので自分でもうんざり。^^;

まあ、くどい言い回しが減って読みやすいかなとも思うが、私の文章はくどいのが特徴だと自分で思っているわけでねぇ。→脳みその揺りまわし効果。(笑)

後は、建設通信新聞さんへの寄稿原稿を書けば今年のもの書きはお終い。

今日はこれから某団体さん向けの講演用PPTの作成をしてしまう予定。
この講演が、ソニーの出井CEOと同じ日に同じ主催者で同じ会場なので、結構ミーハーぽく喜んでいるのだけれども、なんか私は場違いじゃないのと思ったりもしている。

格調高い講演っていうのもやってみたいとは思うのですが、なんせ、私のしゃべりの学習場所は寄席ですからねぇ。
先が思いやられます。



【早々に今年の反省と来年の展望を考えようとしたが眠いので寝ることにする】

今日は珍しく事務所(っていっても家だけれどもね)にいて原稿を仕上げなくてはいけない日。
こうして自分の机で仕事をすることがめっきり少なくなってしまった。お蔭様で。m(__)m

ちょっと調べ事があって、過去の店主戯言を読んでみた。
怒涛の1年間だったなぁと思う。

悪いこともあったけれど、良いこともあったなぁ。
悲しいことがあったけれど、嬉しいこともあったなぁ。

しかし、なに感傷に浸ってるんでしょうかねぇ。
まだ、今年は今月1ヶ月残っていますけれど、これだって、あっという間に過ぎてしまうのは目に見えていますからですね、皆さん、ご自愛ください。

というところで、私は寝ることにします。
ただいま2000/12/04 (月) 3:51:16 AM。


【中小建設企業】

昨日書いた『中堅・中小建設業者向け電子商取引システム等開発研究事業 公募要領』の解釈が気になりますので再掲。

『インターネット等情報通信技術の発展・普及は、ネットを通じたオープンな電子商取引等を通じて、個々の建設業者の業務の効率化に寄与するばかりでなく、建設産業全体の透明性・競争性の向上、建設生産コストの縮減、能力のある企業が伸び、連携・再編が進む等今後のわが国の建設産業の健全な発展を確保する上で多大な効果をもたらすものと期待されている。』

この段落は、実にさらっと書かれているのだが、これを書いた方は、この段落の持つ意味を理解して書かれたのだろうか。それなら凄い。
かなり刺激的な文章ではある。

つまり、『インターネット等情報通信技術の発展・普及』(つあまりIT革命ですね)は、以下を建設業界にもたらすとしている。

・透明性・競争性の向上
・建設生産コストの縮減
・能力のある企業が伸び、
・連携・再編が進む等

そして、『わが国の建設産業の健全な発展を確保する上で多大な効果をもたらすものと期待されている』とするのだ。

この視線を中小建設企業に持ってくることに意義がある。

つまり、『建設産業の99 %を占める中堅・中小建設業者については、その体力の弱さ以外にも、サポート体制等安心して使える環境が十分整備されておらず、必要なIT化投資に及び腰にならざるを得ない事情があり、このままでは優秀な技術、技能を有するにもかかわらずネット取引に乗り遅れ、活力を急速に失う中堅・中小業者が多く現れることが懸念されている(デジタルデバイド)。』

これは、私が指摘している「なぜ中小建設企業では情報化が進まないのか」のうち33%は押さえている(笑)。
問題は、『必要なIT化投資に及び腰にならざるを得ない事情』への考察が足りない。(って、重箱の隅をつつくような、今回の取組みでは指摘なのだけれども)

つまり、それは『必要なIT化投資に及び腰にならざるを得ない』ような市場を作り出しているものは『何か』というところなのだが。

→今回はそれをことさらのようにいう必要はないだろう。

今回は、補正のばたばたとした取組みであることは重々承知の上で、今後もこのような視線を持った取組みが継続的に行われることに期待したい。

今、中小建設企業にとっては、建設CALS/ECにはこだわれないのだ。
多くの中小建設企業にとっては、建設省の建設CALS/ECは、常に彼方のはなしであるのだから。
→建設省の工事なんかやってないもの。
→除く岐阜県。(笑)

2000/12/03 (日)   
【今週の読書】

『どうなる日本のIT革命 土志田征一/日本経済研究センター編 日本経済新聞社 2000/11/20』

IT革命について考える方々(つまりIT革命とはなにかを考える方々)は読んでみたら面白いと思う。
それも、先に紹介した『デジタルエコノミー2000 米国商務省リポート』と対の存在のようにして読んで見られればと思う。

最近の私の感覚では、真に「IT革命」が行われるには、実は時間がかかるのではないのかという感じがしています。

当初、2005年ぐらいまでの急激な変革を予想していたのだけれども、やはり人間がその環境に馴染むには「時間」が必要ではないかということです。

IT革命は、一方でインフラの整備や、IT技術の驚異的なスピードでの変革を実現していますが、一方で、人間が変わることの難しさをいやというほど見せてくれています。



『市場と政府 田中直毅 2000/10/12 東洋経済新報社』

今、イギリスと米国の「行革の経済学」を学ぶことは、日本の閉塞した行政システムの将来的な展望をみるには有効な手段だと考えています。

それは、CALSやPFIが生まれてきた背景を考えるということなのですが、今、日本(の公共事業)がCALSやPFI(の思想)を有効に活用できないのはなぜなのかへの解答もそこにあると考えます。

つまり、「思想」や「主義」なき時代故の閉塞ということでしょうか。
そういう部分への興味を持って読まれれば、かなり楽しめる書です。



【電子商取引 実証実験 グループ募集】

12月1日付けの建設通信新聞によれば、『建設省は、電子商取引での中堅・中小建設企業の情報格差を解消するために、電子商取引のアイデアをもつ中堅・中小建設企業などのグループを募り、実際の業務の中でアイディアの実証事件を行う、電子商取引システム等開発研究事業を実施する。』

http://www.moc.go.jp/const/kengyo/jisyo.htm

その『中堅・中小建設業者向け電子商取引システム等開発研究事業 公募要領』によれば、その目的は以下のとおりである。

『インターネット等情報通信技術の発展・普及は、ネットを通じたオープンな電子商取引等を通じて、個々の建設業者の業務の効率化に寄与するばかりでなく、建設産業全体の透明性・競争性の向上、建設生産コストの縮減、能力のある企業が伸び、連携・再編が進む等今後のわが国の建設産業の健全な発展を確保する上で多大な効果をもたらすものと期待されている。』

『しかしながら、建設産業の99 %を占める中堅・中小建設業者については、その体力の弱さ以外にも、サポート体制等安心して使える環境が十分整備されておらず、必要なIT化投資に及び腰にならざるを得ない事情があり、このままでは優秀な技術、技能を有するにもかかわらずネット取引に乗り遅れ、活力を急速に失う中堅・中小業者が多く現れることが懸念されている(デジタルデバイド)。』

ここでは、デジタルデバイドという言葉がでてきていることに注目されたい。
そして、なによりも中小建設企業に対する取組みが建設省より提案されたことを評価したいと思う。

私は、パターンB(建設産業団体事務局が中心に中堅・中小業者等とグループを組んで行う電子商取引の実験)に対して、これから取組みの始まる事業者団体レベルでの取組みを申し込もうかと考えている。

但し、問題は多々ある。

申込の締め切りは12月15日。
実証実験の期間は平成13年の3月10日までである。

この期間だと、一つの実際に行われている工事で実証を行うことは不可能だ。
既にシステムが構築され、デジタル処理で業務を行っているものなら何とかなるが。

実際の業務でといった場合、特に現場を想定した場合この期間は短すぎないだろうか。
架空の工事を想定してやるのだろうか。

実験期間が、中小建設企業にとっては、繁忙期にかかる。
実証実験の設定期間としては不適正ではないだろうか。

特にパターンBの場合、団体メンバーに対する普及・啓蒙活動がメインとなるわけだから、メンバーの従業員  が参画できないと意味がないだろう。

とまあ問題はかなりありそうだけれども(どうも、臨時国会で予算が成立してしまったので、ばたばたと始まったという感が強いなぁ)、桃知商店としても、とりあえずは申し込んでみたいと思う。

しかし、はねられる可能性は高いのかなぁ。多分。



【日曜の朝、仕事で】

昨日は、新発田市の新発田建設さんのスタートアップセミナー。
3時間30分ほど話しましたが、皆さん、熱心にお聞きいただきました。

誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。m(__)m

さて、昨日の帰りは、結局、最終の「あさひ」でした。
(↓)をアップして、後は爆睡。

大宮に着く直前に目覚めましたけれど、とにかくその間は全然記憶がない。
乗り越さなかったのが、不思議なぐらいの深い眠りでありました。

今日から明日にかけては、締め切りを過ぎている(笑)原稿を書き上げなくてはなりません。
お題は、「ITに取り組まなかったら、どのようなデメリットがあるのか」

昨日のセミナーでも話したことなのですが、「競争」のシステムが働かないところには、戦略としての情報化などは必要が無いのです。

デメリットがあるとすれば、「保護」の箍がはずれたときに、本当に「保護」されないと生きれない方々を大量に生み出してしまうことでしょうか。

まあ、そんな感じでまとめてみたいと思います。

2000/12/02 (土)   
【土曜の夜、仕事で】

ももち@MAXあさひで帰るのである。

タロサからメール。

店主戯言の今日のタイトル「土曜の朝、仕事で」ってやつですが、
佐野元春の「ワイルド・ハーツ−冒険者たち」の歌いだしのパクリ
でしょうか?(笑)

ふとそんなことを思ってメールしてみました。移動中は暇なので。

いや〜、その通なんだよね。
凄いよ!>タロサ。

正確には、「土曜の 午後、仕事で、車を走らせていた」だよね。
             ↑(タロサの指摘により訂正。^^; 2000/12/03 (日) 6:48:11 AM)
以上、コミュニケーションできない人には絶対理解できない無い話でした。



【土曜の朝、仕事で】

ももち@MAXあさひ311号新潟行きです。

午前4時30分にセットした目覚ましで、なんとかベットから這いずりだし、ばたばたと準備をし、岐阜を午前6時3分にでる東海道線の電車に乗った。

ちょうど朝焼けの時間帯のようで、車窓から見えるそれは、赤から黒に移る自然の彩色の凄さを見せつけていて、いやがおうでも旅情を盛り上げてくれる。

・・・・などという余裕はないのだ。(T_T)

昨晩は、小樽の皆様+なぜか飯田の熊谷社長と柳ケ瀬の夜を満喫していたものだから、床についたのは既に日付が変わってからなのだった。

それが4時半起きですからねぇ、眠いわ。
名古屋から東京間の「のぞみ」では、ずーっと眠って来ました。

今は、東京-新潟間の「MAXあさひ」です。
当然に、これから眠たいのですが、仕事があるなぁ。(T_T)

2000/12/01 (金)   
【岐阜には何かがある】

本当は今日は改頁しなくてはならないのだけれども、その時間ももったいない状態なので、そのまま書きつづける。
本日の予定は以下のとおりであった。

2000/12/01 小樽建設業協会様研修プログラム
 午前中 
     10:00 施設見学(20分程度)
     10:30 岐阜県建設CALS/EC研修センター堀所長より、
         岐阜県建設CALS/ECにつてのレクチャー(30分程度)
     11:00 岐阜県建設事務所協会(教育・情報委員長 柴田氏を予定)
        (30分程度)
     11:30 (昼食)ソフトピアジャパン内のレストランを予約済

 午後 13:00 建設CALS/ECついて概論と事例紹介          
         →13:00から15:30 桃知によるCALS概論と事例紹介
         
     16:00 岐阜県建築士事務所協会へ寄り見学。→17:00終了
          →タクシーにてホテルへ移動

  夜   18:30 宮房(柳ケ瀬)にて懇親会
        
ということで、あと残っている予定は、夜の部だけである。
私は、明日は午前6時20分に岐阜発の電車にのり、名古屋、東京、新潟と乗り継いで、新発田市まで大移動!

なので、今日はほどほどにしないと明日が大変。

小樽の皆様は、明日は高山へ。
高山管設備工業協同組合の皆さん、宜しくお願いします。

こうして、わざわざ岐阜までおいでいただいて、研修をしてくださっている小樽建設協会の皆様にも深く敬意を表したいと思います。

皆さんも研修は是非岐阜へお出かけください。
岐阜には「何か」があります。



【小樽の皆さんと大垣で◎◎】

ももち@岐阜県大垣市にあります、ソフトピア・ジャパン、ドリーム・コアです。
今日は、わざわざ北海道から小樽建設協会の皆様におこしいただいております。

遠いところありがとうございます。m(__)m
梶原岐阜県知事になりかわり、厚く御礼申し上げます。m(__)m (笑)

ただいまは、堀建設CALS/EC研修センター長から、「情場」概念と、岐阜県における建設CALS/ECについてお話しいただいているところなのでありました。

私は、今日は何をしているのかというと、完全にホスト役ですね。
だから、蝶ネクタイなのです。


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