関東・栃木レモン―宇都宮のソウルフードばレモン牛乳らしい。

レモン牛乳

関東栃木レモン今回の足利のお土産は、宇都宮のソウルフードであるレモン牛乳であった。製造者は栃木乳業(株)で、足利市のフレッセイ通町店で購入した。

この「レモン牛乳」はTVで宇都宮のソウルフードとして紹介されていたもので、機会があれば是非現物を飲んでみたいと思っていた。

正式な商品名は「関東・栃木レモン」で、牛乳と云う表示は原材料が生乳100%でないと使えない

それで今はちょっと間抜けな名指しになっているのだが、これがレモン牛乳である(種類別名称は「乳飲料」)。

ソウルフード

ソウルフード(Soul Food)とは元々、

いわゆる黒人の家庭料理であり、代々受け継がれてきた黒人文化特有の料理
(引用:http://www.rdrecords.com/shout/food/index.html

とのことだけれども、

ある民族や地域、あるいは個人単位で、子供の頃から日常的に食してきた食べ物のこと。
(引用:はてなダイアリー:「ソウルフード」

の意味でも使われる。勿論、「宇都宮のソウルフードはレモン牛乳らしい」といったときの「ソウルフード」とは後者の意である。

無意識に沈殿している味の記憶

関東栃木レモンソウルフードとは無意識層に沈殿している味の記憶である。それはときとして、全然関係のない他の記憶と結びつくことでパトリと成り得る。

つまりソウルフードが共通であれば、その記憶を過去把持装置として、共同体性をもつことが可能となる。

そんな意味で、「レモン牛乳の街・宇都宮」PR大作戦!は面白いと思う。

さて、このレモン色の液体の肝心な味なのだが、どこか懐かしい味はする。私はうまいともまずいとも思わない――というのが正直なところだ。つまりこれは私のソウルフードではないのだな。