生まれてはじめてケーキをつくったこと。

ホイップ!生まれてはじめてケーキをつくってみた。

それは、お世辞にも美しい仕上がりではなかったけれども、私はけっこう楽しんでいた。

まずは、ちゃんと生クリームをホイップするところからはじめた。

角がたつまで泡立てる、ということらしいのだが、それは時間にすれば10分とかからない。しかしこれが意外と重労働だった。

ナッペスポンジは、サンラヴィアンの出来合いのものを使った。(ちょと甘めだけれども、手頃だし、だいたいよし、なのである)。

しかし左官作業というか、ナッペはぜんぜんだめで、私には左官的センスがまったく無いことを自覚させられてしまった。

つくづく左官にならないでよかったと思った。

いつまでいじっていても埒が明かないので、デコレーションに移る。

ケーキ(自作)といっても、絞り袋に生クリームを入れて、うにゅうにゅと、縄文式の文様をつけるだけだ。

しかしそれも生まれてはじめてやるわけで、思ったとおりにうにゅうにゅとなってくれない。

仕方がないので、てきとーにやって、イチゴをのせて、はい、出来上がり(にしてしまった)。(笑)

なんとも姿のわるいケーキになった。私はこのケーキに”ブリザード”という名前をつけた。吹き荒れる嵐のようなデコレーションなのである。(笑)

ケーキ(カット)姿かたちは、まさにブリザードなのだけれども、カットしてその断面をみるとちゃんとケーキっぽいのが愉快だ。

そして食べてみると、これが想定-外にうまいのだ。(はっきりいって市販のものよりも相当にうまい)。

今回のケーキは、生クリームが味の決め手であり、最重要だったのだと思う。それを自分で味を調整しながらつくったことがよかったのだろう。

今回は、ケーキの基本的な構造は理解したつもりなので、次回以降、回数を重ねれば少しは美しくつくれるようにはなるだろうという自信も得た。

しかし次回がいつやってくるのかは、まったくわからない。(笑)