[店主戯言00103 2001/03/01〜2001/03/31 "There goes talkin' MOMO"

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2001.03.28更新!→【桃知利男の現場IT化戦略 KEN-Platz 建設現場情報局連載コラム】


2001/03/31 (土)   
【HOT STAFF!】

桃知@和歌山です。
和歌山の夜は死んでますなぁ。同じ40万都市なんですけれども,岐阜に比べると岐阜の活気(それでも最近はさびれたといわれている)が恋しいぐらいですなぁ。(T_T)

さて,ドナ・サマーネタに反応いただきました。いと,うれしです。^^;

毎日旅から旅で、お疲れのごようすですが・・・郡上では朝起きたら雪でした。道理で寒いわけですよ。久しぶりにまたまた感動をいただきましたので・・・・

ちょっと前にビリー・ジョエルネタの時も、どきどきしましたよ。
ナゴヤドームのコンサート(FACE TO FACE)もぅ命がけでチケット取って行きました!!オネスティあたり・・感動・感激の嵐でした。

なんか、世代的に同じとゆうのもありますが・・・ドナ・サマーまで登場となればもう黙っていられない状態です。

くだんのCMで、流れた瞬間もうフラッシュバックです。高校生の頃のことがぐるぐる。思わずコーフンして娘にドナ・サマーの説明したりなんかして・・・LP(LPとは何であるかの説明もしたりして・・・・)持ってるよ〜と熱く語ったりして。    

娘(高校3年生)が、私ぐらいのおばさんになったとき、彼女が今夢中のヒップホップの音楽が流れたとき、「ママは、このライブ(コンサートじゃぁない)に行ったのよ〜」と熱くなるのだろうか・・・時代は巡る。ですね。

桃知さんのホームページを読むことで、経済のことから、食のことから多岐にわたり知識が得られて・・・為になります。(悪女の所も笑いました。読みましたよ〜)楽しみにしてます。お体いたわりつつ邁進していただきたい!!

ドナ・サマーが高校生の頃っていうと,私よりちょっとお若いんですね。
なによりですなぁ(なにが)。

わたしゃ思うんですけれど,おばさんにはおばさんの歌があり,当然に,おじさんにはおじさんの歌がある。

それは人それぞれ違っていていいわけですがね,大事なことは,今こうして好きな歌が聞けることの素晴らしさですね,そういう当然とも思えることが当然じゃない時代もあったということ。そういうことを忘れちゃいけないってことですね。

私は生粋の日本人ですし,それに関係ないかもしれませんが談合肯定論者ですけれど,アメリカン・ポップスを好んで聞きます。

60年代70年代のアメリカの生み出すものは,それは単なる消費欲望の具現化に過ぎないかもしれませんが,何時も輝いて見えていました。

それは,きっと私たちもそういう世界で生きることができるんだという上昇志向が満ち溢れていたということかもしれません。
それは何の根拠も無いことでしたけれど。

そういう日本人が,中年になっちまった時代なんですよ,今は。
そして,瞬間風速ではあるかもしれないが,私たちは夢のアメリカよりも豊かな時代を享受してしまったのですねぇ。

そうなのですね,私たちは,大なり小なり豊になっちまったのですよ。
問題は,その豊かさの先に,何を夢見て生きていけるのかと言うことなんだと思います。

ただ,今はみんな想像力をなくしてしまているんだろうと。
年取った自民党の先生方は,このあたりをイマジネーションできないと,まあ,次の選挙は惨敗なのだと思うのです。

And after it rains
There's a rainbow
And all of the colors are black
It's not that the colors aren't there
It's just imagination they lack
Everything's the same back
In my little town
("My Little Town" by Poul Simon)



【お詫びと訂正】

【TREND WORLD Vol.10】におきまして,長坂好骼≠フお名前を誤って記載してしまいました。
お詫び申し上げるとともに訂正いたします。m(__)m

さて,私は今日はこれから和歌山まで行きます。
関空経由です。空飛んでいきます。しかし,今日は寒いです。

2001/03/30 (金)   
【福井コンピュータ資料請求サイト】

先にお知らせしました,【TREND WORLD Vol.10 <桃知商店>公開コンサルin九州】ですが,メールでの資料請求では必要事項(例えば送付先とかね)が抜けていたりしまして,福井コンピュータさんも流石に困ってしまったようです。
 
そこで,さすが福井コンピュータさん,資料請求サイトを早速作ってくれました。なのでね,こちらをご利用くだされば幸甚です。

■福井コンピュータ資料請求サイト
 URL http://www.fukuicompu.co.jp/siryouseikyuu/


【現場IT化戦略 KEN-Platz 建設現場情報局連載コラム更新】

KEN-Platz 建設現場情報局に連載中のコラム「現場IT化戦略」が更新されましたのでお知らせいたします。
今回のお題は「社内情報化はどうすすめるか」であります。
ご利用いただければ幸甚です。

■更新したページの入り口
 URL http://info.nikkeibp.co.jp/genba/hightech/010328.html

■建設現場情報局トップ
 URL http://info.nikkeibp.co.jp/genba/index-kenplatz.html


【TREND WORLD Vol.10】

このサイトの読者の皆様にはすっかりお馴染みとなりました,福井コンピュータさんの『TREND WORLD Vol.10』が出来上がりました。

巻頭スペシャルは,「建設CALS/ECの2001年的方向 ITで生き残り戦略をはかれ」という,過激な座談会の模様が掲載されています。参加者は堀純一氏(建設CALS/ECセンター(岐阜県)),長坂好骼=i(株)ナビテック),太田英将氏(太田ジオリサーチ),木内里美氏(大成建設)(みんな偉い方々なので役職は省略),それと桃知。

それから,『<桃知商店>公開コンサルin九州』が特集されています。
これは,昨年末に,大分で行った出張コンサルテーションの模様が掲載されています。

前回(Vol.9)のin北海道が,建設コンサルタント,測量業界向けであったのに対して,今回は中小建設業(施工業)の方々向けという位置付けです。

今回も福井コンピュータさんのご厚意により皆様に読んでいただけることになりました。お近くの福井コンピュータの営業所さんか、メールで『TREND WORLD Vol.10を送ってね』と明記して、送付先と必要部数をお知らせくだされば入手可能です。ただしお申込は、1社あたり5部まででお願いします。

■福井コンピュータ TREND WORLD Vol.10申込先サイト(資料請求サイト)
 URL http://www.fukuicompu.co.jp/siryouseikyuu/



【ドナ・ドナ・ドナ・ドナ・ドナ・サマー】

どなた様?,ドナ・サマーである。
最近では,梅宮(娘)が出ているダイエット・コークのコマーシャルに「ホット・スタッフ」が使われている,20年前のディスコ・クイーン(これは既に死語か?)である。

ヒット曲は結構沢山あって,「マッカーサー・パーク」「ホット・スタッフ」「バット・ガール」等々,このあたりは「サタディナイト・フィーバー」世代には懐かしい曲だろう。まあ,最近はすっかり過去の英雄に成り下がってはいるが。

しかし,古かろうが,過去の栄光だろうが,私は,この手の意味の無い曲が大好きなのだ。
というか,'70年代に聞いた曲が,「刷り込み」のように,私の体の細胞の隅々まで染み込んでしまっている。

なので,最近のディスワークのBGM(これも死語?)は,ドナ・サマーとダンス★マンなのだ。(笑)

それで,何を思ったか1998年に行われていた彼女のライブビデオを購入してしまった(勿論ネットでね)。
20年の年月は容赦なく彼女を熟年化してしまっているが,歌声は相変わらず。流石であるなぁ。

デフレの時代である。穏やかな衰退の時代である。
黙っていても年はとっていく。

でもね,精神は何時も熱くありたいなぁと思う。
カンフル剤のように,今日もドナ・サマー。



【姫椿】

昨夜,それも深夜になってようやく体調と気力が戻ってきた。
3月始めが物凄い躁状態だったので,反動で鬱が続いていたのか?。

最悪は3月27日。体調も悪かった。仕事も全てキャンセルした。★\(T_T)
3月28日は,藤沢の門倉組さんまで出かけて,深夜に帰ってきた。

気力溢れる方々と一緒にいて少し元気になった。
深夜といえば,この間,浜松へ行ったときに,行きの新幹線車両で橋本真也(ZERO-ONE)と一緒だった。

サングラスして寝てたけど,やっぱりプロレスラーは大きいなぁと,羨んだ。
特に横幅と体の厚みが凄い。グリーン席ではあるが,よく座席に体が入るもんだなぁ,などと感心していた。

横幅と体の厚みが凄いと言えば,タロサからこんなメールが届いた。

少女コミックでは、吉野朔美の「恋愛的瞬間」という、恋愛心理学的コミックが面白いっすよ。

ちょっと異常な人ばっかり出てきますけどね。(笑)

集英社 マーガレットコミックスより、1〜5巻まで出てます。(たぶん)

昨日書いた【悪女(わる)】へのリプライであろうが,相変わらず物知りなお方である。

私はというと,昨日の午後は,昨日も書いたとおり,漫画を読んでばかりいて,家人に呆れられたが,お蔭様で,かなり肩の力が抜けたような気がした。

そのまま,『姫椿』,浅田次郎,2001年1月30日,文芸春秋,を読み始めた。
これは八つの物語が収められた短編集なのだけれども,標題にもなっている「姫椿」は結構効いた。

これは,バブル期に土地を買って,資産デフレで死にそうな不動産会社の社長のおはなし。
彼は自らの保険金で全てを精算しようとするが,死のうと思っていたとき,「椿湯」という銭湯を見つける。

その銭湯は,彼がサラリーマン時代,奥さんと通った彼の出発点のような銭湯なのだけれども,彼の記憶にはそれが残っていない(番台の親爺は彼と彼の奥さんを覚えていたりするのだが)。

『二十何年の間,自分の身の上にいったい何が起こったというのであろう。貧しかった時代の記憶はどこかに消えてしまった』

『すべてを忘れてしまった。生きるために記憶を淘汰したのではない。金と欲にとにまみれた時代の向こう側に,すべての記憶を置き去りにしてきた。』

この辺りの感覚がなぜかよくわかる。私のリーマン時代は,たしかにそういう時代(金と欲にとにまみれた時代)だったのかもしれませんし,私も自らの二十年間を振り返ればなんだかよくわからない。

でも,私の場合,三年前に人生を振り出しに戻してからの記憶はきちんと残っているけれど。

2001/03/29 (木)   
【悪女(わる)】

午前中はCMnetのユーザーズクラブ(専門工事/メーカー)に行ってきた。
このクラブのカテゴリは,「建築主・金融・商社」,「CMr・積算」,「設計」,「総合建設会社」,「サブコン」,そして「専門工事/メーカー」というのがあって,私の居場所なんか無いんだけれど,とりあえず「専門工事/メーカー」で参加してみた次第。

しかし,六本木に昼に行くのは楽しいことはねぇーなぁ。(笑)
帰りは雨だし。

CMnetはシステム的にはだいぶ出来上がっているように感じました。
実際に動かしてみてきたけれども,よくできているなぁと感心。

自治体レベルの建築工事ならば,現在でも使えそうでもあります。
問題はCMrの育成と発注者側の手順の明確化みたいなところでしょうか。

今日はフリー・ディスかションの時間もあったのだけれども,実際は分離発注の事例紹介みたいな話に終始。
発注者の方の話もありましたが,これはゼネコン批判。

ところで,『悪女(わる)』,深見じゅん,1999,講談社漫画文庫,にはまってしまいました。
現在9巻まで読破(って,漫画っていうのは読んでいるっていう実感がないのですがね)。

10巻から19巻までをBOLに発注してしまいました。
なんか,久々にはまった漫画です。

しかし,電車の中で読むのは結構勇気が必要なのでした。^^;

2001/03/28 (水)  
【ゼネコン大破壊】

「ゼネコン大破壊」なる本が,行きつけの書店の平台に山積になっていた。私はこの手の本は余り好きではないのだが,とりあえず買ってみた。

私がこの手の話題の本を嫌うのは,多くは内容が煽動的で,単なるアジテーションに偏り,いたずらに建設業界の危機感をあおるだけのものが多いと感じるからである。

そしてその意見には,建設的なところが見られないものが多いというのが嫌な理由。

さて,この『ゼネコン大破壊,尾野村?治,2001年2月22日,東洋経済新報社』だが,これは結構面白いと感じた。

例えば,亀井静香建設大臣(当時)の取った,地方の建設業者優先の経済対策と,当時建設省がまとめ上げた『建設産業政策大綱』との対立の指摘。

→これは,私がよく言っている公共工事の主義の二重性の根源である。
→つまりCALSと地場経済の活性化と雇用の確保の対立図式である。

尾野村は,この亀井静香の取った地元業者優先政策こそが,『建設産業政策大綱』をカラ手形にしたという。つまり「経営と技術の優れた建設業」というフレーズを本当に形骸化させたとする。

→つまりCALSは形骸化されているのである。
→だから自治体建設CALS/ECというときのCALSの復活は本当にあるのかという問題。

「こうしてバブル崩壊後の再三にわたる公共予算の追加措置も,技術力と経営力に劣る地方の地元業者を潤す景気対策となり続けた。」

「そんな経営環境だから大手ゼネコンは建設省の再編策にソッポを向いたままであった。大手が弱体化した経営危機のゼネコンを救済合併するなど期待できない状況である。・・・・新政策として大々的に打ち上げた政策大綱でさえ実行できずに,それと逆方向の地元業者優遇策を政治的圧力に屈して実践する建設省を信頼できるはずもない。」

「再編を促すために開かれた建設省幹部とゼネコン首脳との懇親会の席で,ゼネコン側は政策矛盾を突いた。言うことと,やることが違うではないか。これに対して建設省は説得力ある回答をできず,沈黙するほかなかった。」

→こうして考えると,亀井静香は地方の建設業者にとっては救世主であろうか。
→(なぜ亀井がそう走ったのかは,本書を読んでいただきたい。)

→ただし,亀井の政策が,結局は現時点で自民党自らの首をしめていることは指摘できよう。それは昨年に行われた衆議院選の結果となって現れ,これから行われる参議院選の結果として現れるであろう。

→つまり,それは非効率的な所得再配分政策を保持する現政権の経済対策への批判である。

→この文脈上で,公共事業頼り切った地方の建設業者の存在理由は再度問われることになる。
→つまり地場型中小建設企業にとっての本当の戦いはこれからなのである。



【小田原でおあいしましょう】

体調が悪く(強烈な倦怠感と下痢のWパンチ),昨日はダウンしておりました。(T_T)
浜松で調達してきました「うなぎパイ」を食べながらこれを書いていますが,心なしか元気になってきたような気がします。

さすが「夜のお菓子」です。

しかし,この「うなぎパイ」ってやつですが,怪しすぎますよね。
"A snack for nights"なんて書いてあるんですね,おまけに販売者は(有)春華堂。

パッケージ自体がかなりの「躁」状態です。

さて,24日の【小田原講演予告】にてお知らせしておりました小田原での講演会の案内詳細が,小関行政書士事務所さんのHPに掲示されましたのでお知らせいたします。事務局は小関さんが担当されますので,問い合わせ申し込みも小関行政書士事務所ということになります。申込書のダウンロードもできますのでご活用ください。

先にも書きましたが,このセミナーのテーマは「自治体におけるIT化とはなにか」です。
私が対行政の部分ではなせるものとは,IT革命による行政の電子化(つまりデジタル政府の実現)文脈からの建設CALS/ECの考え方に限られます。まあ,これは私の仕事内容からすれば当然のことです。

つまり,自治体の行う建設CALS/ECの考え方のような部分,つまりそれはIT革命によって,自治体の行う公共工事はどう変革していくのかを考察するというはなしです。

私の仕事というのは,それじゃ,そういう変化していく(だろう)自治体発注の公共建設工事市場に対して,果たして地場型中小建設業はどう対応していくべきなのかというところを,IT化を通してコンサルテーションすることにあるわけです。

ですのでね,今回のセミナーは地場(つまり小田原近郊ですね)の中小の建設業の方々にも是非聞いていただきたいと思うのです。



【福岡独演会申込状況】

福岡独演会は昨日新たに3名様の申し込みを受けましたので,合計18名様となりました。
ありがとうございます。m(__)m

2001/03/27 (火)   
【法政大学エクステンション・カレッジでの講座開設のお知らせ】

2001年度の法政大学エクステンション・カレッジにおいて下記の講座を開設することとなりましたのでお知らせいたします。本講座は,IT革命による公共建設工事市場変化と中小建設企業における受注戦略と対応策についての,私のコンサルテーション活動の総括的な内容の講座となっております。5回にわたっての講義ですので,普段の講演では省略しているような部分を含む,より実践的な内容を予定しております。

自治体建設CALS/ECの現状とケーススタディ(岐阜県),建設CALS/EC研修センター堀所長(岐阜県),(株)トライネットの熊谷社長の客演(「ISO、IT、M&A戦略」)を織り交ぜ、生きたCALS/ECソリューションを学ぶ講座とする予定です。
 
受講対象としては中小建設企業経営者様、IT化担当者様のみならず、中小建設企業向けソリューション・ベンダー様にとっても有意義なものと自負しております。
 
また,講義日程は私のスケジュールと遠方からの参加を想定して第2と第4土曜日としています。客員講師による講義日には課外授業(つまり懇親会ですな)も予定したいと考えております。皆様の受講をお待ち申し上げております。m(__)m

■法政大学エクステンション・カレッジ専用ポータルサイト
 URL http://www.hosei-ec.org
 サイトからの受講申し込みも可能です。

資料請求・お問い合わせ 
 法政大学エクステンション・カレッジ(略称:HELP)
 TEL:03-5261-5104
 FAX:03-5261-5106
 e-mail: mailto:help@hosei.ac.jp

■講座番号 010522
■講座名 「中小建設業IT化戦略コンサルテーション」
 「公共工事の電子市場化に伴う中小規模建設業の受注戦略と問題点・対応策」を中心に
■講座の趣旨
 「公共工事の電子市場化に伴う中小規模建設業の受注戦略と問題点・対応策」を中心 に学ぶ講座です。建設CALS/ECの概論講義のみならず中小建設企業IT化の阻害要因と 克服策、自治体建設CALS/ECの現状とケーススタディ(岐阜県、新潟県等)、(株) トライネットの熊谷社長の客演(「ISO、IT、M&A戦略」)を織り交ぜ、生きたCALS/ECソリューションを学ぶ講座です。
■受講対象者  
  中小建設企業経営者、IT化担当者、中小建設企業向けソリューション・ベンダー
■定員   30名
■会場   法政大学エクステンション・カレッジセミナー室(
■受講料  一般 30,000円,法政大学卒業生27,000円,法政大学学生24,000円
■講義概要 (時間:13:30〜16:00)全5回
 1回  5月12日(土) 外部環境分析(その1)
         ・IT革命と公共事業の構造的変化
         ・建設CALS/ECとはなにか
         ・建設CALS/ECに対応するとは

 2回  5月26日(土) 外部環境分析(その2)
         ・中小建設企業IT化の阻害要因
         ・自治体建設CALS/ECの可能性
         ・岐阜県における自治体建設CALS/EC事例
         (建設CALS/EC研修センター堀所長(岐阜県)を招聘予定)

 3回  6月9日(土) 事例研究
         ・外部講師招聘予定
         ・(株)トライネットの熊谷社長による「ISO、IT、M&A戦略」
         ・桃知講師による解説

 4回  6月23日(土) 内部環境分析
         ・IT化はなぜうまくいかないのか
         ・事例紹介

 5回  7月14日(土) 事業者団体によるIT化推進策
         ・可能性と阻害要因
         ・岐阜県と新潟県における事例紹介

■コーディネータ 森田進  法政大学エクステンション・カレッジディレクター
                /ストラテジック・リサーチ代表取締役
■講師      桃知利男 桃知商店代表
■後援      桃知商店,ストラテジック・リサーチ
■テキスト    各回テキストを配布致します
■修了証書    8割以上出席された方に修了証を発行します。

【福岡独演会申込状況】

福岡独演会は昨日新たに4名様の申し込みを受けましたので,合計15名様となりました。
ありがとうございます。m(__)m

2001/03/26 (月)   
【検索】

高橋社長の今日の話題3月23日に倣って,自分サイトの検索ができるようにしてみた。
インデックスページを参照

なかなか便利です。ためしに「おたぐり」と入れて桃知商店をサーチしてくみてくださいな。^^;



【浜松から帰る】

浜松から帰る。途中,地震の影響とかで,遅れている「のぞみ」を先にやるために,三島駅で臨時停車なんかしてしまうものだから,ばっちり遅れる。自宅到着は午後8時30分をちょっと回った辺り。

しかし,浜松はあったかいなぁ。桜は開花宣言が出ていましたから,もう花見の時期なんですね。
そういえば,今朝方通った蕨市民公園の桜もだいぶ咲き始めていましたな。
今年は花見はお早めに,ですね。

行きとかえりの新幹線の中で,KEN-Platzy用の原稿を書く。
なんとか,まとめてみましたというところか。
これから送るところですけれど,ぎりぎり26日締め切りに間に合ったっていうのかなぁ,こういうのは。



【無償の仕事若しくは売名】

福岡の独演会の申し込みは,早々に11名様もいただきました。誠にありがとうございます。m(__)m
まあ,5月10日の話しですからねぇ,この方々は先行予約のような皆様なのですね。まことにありがとうございます。m(__)m

本日付(2001年3月26日)の日刊建設通信新聞,「e-CONSTRACTION第2部 建設業が変わる ITが変える 4」を読んでいたら,私の名前が出てきてびっくり。
まるで私の特集みたいなもんだな。出世したもんだ。★\(^^;

そういえば先月の15日に取材を受けていたことを思いだす。
これも無償の仕事なんだけれど,私はけっして「建設業界のIT化のため無償でやっています」なんてはいいません。

売名ですねぇ。★\(^^; でもね,だから好きなことがいえるし,好きなことができるんですよ。そして責任も私にある。ボランティアだからなんていうところで,プロは手を抜かないのです。
詳しくは3月24日の今週の読書を読んでね。

というところで,私はこれから浜松まで行ってきます。
しかし,雨はどうなるんだろうなぁ。

2001/03/25 (日)   
【鮨後楽のはなしと原稿書き】

一昨日,昨日とも,四ツ谷の「後楽」で晩飯であった。
一昨日はSGSさんでの講演の後,岐阜県建築士事務所協会長の向井さんと,SGSの大月さん,それと小田原の行政書士である小関さんとご一緒。

まあ,この方々は勝手知ったるというか,気の置けない方々なのでね,非常にリラックスして時間を過ごすことができたわけです。

そして,昨日は四日市時代の懐かしい方々と初めてお会いする方々とご一緒。
こちらは仕事は全く関係なくて,これもとてもリラックスできる時間を過ごせたのでした。

お蔭様で二日ともお酒が進みすぎたきらいはありますが。^^;

後楽で私が一番好きなのは,「あなご」なのである。
本来そんなに「あなご」は好きではないのだけれども,ここのあなごは世界一うまいと思う(誉めすぎか)。

それとたくあんと,きゅうりを千切りしたような香の物が出るのだが,これも大好き。
昨日はついにたくあんを譲ってもらってきてしまった。(笑)

が,残念ながら現在私は前歯が無いので硬いものは食えないのであるなぁ。(T_T)

ところで本日は,今日は朝から,それこそずーっと企画書とKEN-Pltazの建設現場情報局用の原稿書きである。
体調はあまりよくないのでね,頭もさえないし,筆も進まない(っていうよりキーボードが進まないっていうのか)。



【前歯がない】

私は若い頃,柔道を少しやっていまして,その練習中に相手の頭が前歯にあたって,前歯を折ってしまいまして差し歯状態だったのです。

その偽前歯が,なんと昨晩ひょんなことから取れてしまいました。(T_T)
今日は日曜日だしね,月曜日からスケジュールは一杯だし。。。。何時歯科医院へいけるんだろう。(T_T)

ということで,現在桃知は,前歯がないので非常に間抜けな顔をしています。しばらく修理できないので多分そのままだと思います。

まあ,出会ったら思いっきり笑ってやってくださいな。(ああ,自虐的だな。。。(T_T))

2001/03/24 (土)   
【今週の読書】

『「無償」の仕事』,永六輔,2000年4月20日,講談社

無用(だた)の仕事っていうのは「ボランティア」ってことだけれども,私の仕事には基本的に,この「無償」の仕事っていうのはない。

たまにやる「独演会」がこれにあたるかもしんないけれど,それは勉強会だからね。

じゃぁ,お前さんは純真に自分の勉強と言う意味で「独演会」をやているのかい,と言われれば,それも「違いますねぇ」と答えるしかないですなぁ。

つまり,それは営業かもしれないし,「売名」行為かもしれないということですねぇ。

例えば,最近私はいろんなところに寄稿したり,インタビューに応じたりしていますね。
皆さんにとってはかなり露出が多くなってきたなと思われるかも知れません。

しかし,そういうもののギャラっていうのはね,ほとんどの場合,無償か頂いたとしてもたかが知れているわけです。そういうものっていうのも,まあボランティアじゃないけれど「無償」の仕事なんだわね(笑)。

じゃ,なぜお前さんは,ただでさえ忙しいのに,どうしてそんなことしているんだい,と言われれば,答えは「はい,売名行為です」っていうしかないんじゃないかと。

私はボランティアのなにか前提条件のようになっている「隠匿の美」,つまり善行は隠れてするもんだ,というのがどうも信用できないのです。

じゃぁ,売名行為っていうのは良いことなのか悪いことなのかと言われれば,「隠匿の美」を良しとする社会では,軽蔑の対処であることは確かだろうし,多分に私の行為を軽蔑している方々も多いことでしょう。

辞書を引くと「売名」とはこうでています。

『自分の名前が世間に知れわたるようにと努めること。見栄や利得のために名声を広めようとすること。「売名行為」』,国語大辞典(新装版) 小学館 1988

それじゃ,見栄や利得が根底になければ,売名にはならないってことなんでしょうけれど,そんなことは人間の本性として無理だというのが,私の立場といえば立場なんですね。

なので,基本的に私は「隠匿の美」をですね,否定しているわけです。
つまり,「無償」の仕事,つまりボランティアっていうのは,売名でいいんじゃないかと。

それと「無償」の仕事っていうのは,プロであるという自分の仕事に対する妥協のようなものを感じるときが私自身あるわけです。つまり,無償(ただ)なんだもの,とやかく言われる必要はないというものですね。

私は,私自身のこういう部分が嫌いなわけです。
売名である限りは,可能な限り手は抜かないわけです。

ボランティアの推進エンジンっていうのは,実は売名というよりは「虚栄(Vanity)」なんだと思うのです。

アダム・スミスに言わせれば,つまり,経済的な利己心などさほど意味はなくて,人間の本質としての「他人よりもすぐれ,他人の称賛を得たいという思い」こそがボランティアのエンジンだということです。

その「虚栄」がですね,人間の進歩的活動の推進エンジンであると私は思うんです。
それは私の人間観でもあります。

だから,私のセミナーでは時々はなすことなんですが,努力は人知れずしても,誰も理解できなければ意味はないだろうという話をしますね。
特に会社組織内では,人知れない努力なんていうのはマスターベーションにしか過ぎないんじゃないだろうかと。

それにですね,経済的な利己心などさほど意味はなくても,人間の本質としての「他人よりもすぐれ,他人の称賛を得たいという思い」がなければ,極論ですがそれは動物さんですよ,これは。うさぎや,鹿やリスさんですなぁ。毎日食べて寝て。。。。なにもする気はおきないじゃないですか。

永六輔はこういいます。
『極端なことを言えば,売名だろうが匿名だろうが被災者には関係のないことなのです。
どうやら隠れてやろうという人たちの中にも,「どこかでわかってほしい」という気持ちがあるような気がします。
それくらいなら,堂々と名乗ってやるほうが気持ちがいいと思います。』



【小田原で講演予告】

小田原の小関さんのお誘いで,4月19日に小田原で講演することになりました。
お題は,なんと「自治体におけるIT化とはなにか」なのですね,そして主催はなんと市会議員さんなのでありました。

建設業専門のシステム屋,IT化のコンサルテーションなんていうわけのわかんない看板を掲げて始めたこの商売でありますが,ついに「自治体におけるIT化」なんていう壮大な話を扱うようになってしまいました。(笑)

全く,恐れを知らないというのは,こういうことをいうんだろうなと思うんです。>自分

でもね,これも公共事業や建設CALS/ECという政策的なものを自らの研究対象にしているおかげなんだろうなぁと感じている次第です。

ITと公共事業,それも地場経済の活性化と雇用の確保なんていう極めて開発主義的政策からのIT革命による推移。
その変化の中での中小建設企業のマネジメントというのが私の研究対象であり,コンサルテーションの対象なんだもんねぇ。

こんなことは,学校じゃ絶対に教えてくれませんねぇ。

公共事業を無駄遣いだなんていう学者先生や知識人(学識経験者といわれる方々)は沢山いらっしゃる。
それこそ,TVをつけりゃ,それの大合唱じゃないですかねぇ。

でもね,それは,私に言わせりゃ,単純バカボンのポピュリズムにしか思えないんです。
じゃ,お前はどう反論するんだといわれれば,答えは「わらかない」なんですよ。

だから,私はこうして自分で考え悩んでいるいるわけでして,それは余計なお世話だと言われるかも知れないけれどもねぇ。
まあ,こういう変なヤツが一人ぐらいいてもいいじゃないでしょうかと。

まあ,そのうち皆様のお役に立つかもしれないしねぇ。(笑)

ところで,このセミナーはオープンセミナーです。入場も当然に無料です。
かなり真面目に作りこんでまいりますので,たまには違った話を聴いてみたいという方はどうぞ小田原までお越しくださいな。



【SOTECは嫌いだ】

昨日は四ツ谷で講演。ほぼ独演会スタイル。
まあ,私自身の体調はそんなには良くなかったけれども,何とか四時間近くを乗り切らせていただけた。

講演と言うのは,話す側と聴く側のコラボレーションなのでね,私一人が大声出したところで,どうしようもないのだ。つまり,昨日受講された皆様の,真摯な聴講姿勢がなけりゃどうしようもないのですわね。

受講された方々に深く感謝する次第なのであります。m(__)m

早速,ご感想が届いておりましたが,悪い話ではありませんでしたので何よりです。
ところで,一昨日届いたSOTECのAFiNA styleですが,早速壊れてしまいました。

起動しない病ですなぁ。電源は入る,HDDも動いているようではありますが,液晶が反応しないのですね。
どこか断線しているのでしょうかねぇ。

安くて良い,なんていうものは存在しないんだって話を,昨日の講演で話していたのだけれども,早速それを自分で体現することになるとは。とほほ・・・でありますなぁ。(T_T)

ウチには2台のSOTECマシンがあるのですが,どちらも実は最初から調子が良くないのですね。
じゃ,買わなきゃいいだろうっていわれそうなのですが,なにせ根が貧乏性なものですからね,安いというのが選択の第一要件になっちまうんですな。まあ,最近は選択肢はかなり増えましたが。

しかし,最近のPCって,壊れやすくないですか?>ALL
関与先さんのノートPCも軒並み壊れていますよね。それもメーカー問わずだわ。

品質とコストは,市場主義と社会主義のようにトレードオフの関係にあるんだろうなぁ。

2001/03/23 (金)   
【やるぞ!福岡独演会】

お約束の福岡独演会の開催日を5月10日(木)としました。
時間は午後1時から午後5時まで。たっぷり4時間を予定しております。

せっかくの福岡ですので終了後の懇親会もしたいと思います。

これは,何度もいいますが,昨年11月22日の日経BP 建設CALSフォーラムのリベンジであります。
私はこういうことには執念深いのです。(笑)

会場も福井コンピュータ福岡営業所さんのご厚意にあまえて,同社のセミナールームを拝借でききることとなりました。会場は(↓)

 ■福岡独演会会場
 福井コンピュータ(株)九州支社 福岡営業所
 住所:福岡市博多区博多駅東2-2-13 博多駅前ビル3F
 TEL :092-475-5 3 0 0 ※目印は1F に「パソコン工房様」の店舗が入っているビルです。

ただし,このセミナールームは決して広くはありませんので,参加枠は24名様までといたします。
当日のドタキャンを考慮しても,せいぜい30名様が限界でしょうか。

福岡近辺の方は是非にご参加いただければと思います。
申込方法は,当然に電子メールのみの受付となります。氏名,会社名は忘れずに。そして店主へメールです。
折り返し,受付確認のメールと会場案内図を送らせていただきます。

 →店主へメール

では,皆様のご参加をお待ち申し上げております。m(__)m

2001/03/22 (木)   
【蕨に帰る】

岐阜から新潟まで730.2Km。
新潟から蕨まで314.2Km。合計で1044.4Km,これが私の本日の移動距離。

本日は新潟県設備工事協同組合さんの技術フォーラムで講演。
講演後,とんぼ返りで蕨に帰る。それでも午後6時30分。

若いふりはしているけれども,年取ると移動っていうのもなかなか大変なんだよ。

家に帰ると,昨年末にSOTECに発注していたAFiNA styleが届いていた。
例のパフィーがCMに出ていたやつですなぁ。しかし,納期は3カ月もかかってやんの。普通だったらモデルチェンジの時期じゃないかねぇ。

明日は,四ツ谷で講演。
予定は3時間30分程。本年度最後のももちの叫びを聞け!と言いたいところだが,いまいち体調が良くない,っていうか疲れまくってますなぁ。(T_T)

2001/03/21 (水)   
【漬物の味噌煮】

昨晩は,郡上大和の「つるぎ」さんで漬物の味噌煮を食べた。
これは読んで時の如しの食べ物であり,かなり辛い。

これで昔はご飯を食べたそうである。
これに玉子が入ったり,油揚げが入ったりすると高級品になるんだそうなのだが,厳しい冬の期間を過ごす食の智恵なのであろう。

それよりも,私が興味を持ったのは,抽斗(ひきだし)つきの食卓というやつである。
つまり,個人の茶碗とか食器一式を,食卓についていうる各々の抽斗に収納していたという話なのだ。まあ,今は無いということだけれども。

もちろん,その時,お茶碗は洗わないそうなのである。
お茶かなんかを食後茶碗に注いで,それできれいにするわけなのですね。そうすれば,ご飯は一粒たりとも無駄にはなりませんな。

でも,これは,忙しい女性の仕事を少しでも減らそうというのが目的じゃなかったのかなと,前田さんが言っておられたが,成る程なのである。

さて,今日の私は,郡上建設業協会さんで,システム設定。
夕方あんまり遅くならないうちに岐阜へ戻って,夜は大垣で打合せ。

明日が大移動だけでも大変なうえに講演まであるので,今日は少しのんびり気味で動くつもり。

2001/03/20 (火)   
【郡上で月尾教授にIT革命を教わる】

予定通り,郡上で月尾教授の講義を聞く。
キーワードは環境と情報。

話の内容は,『東大で月尾教授に聞く! IT革命のからくり』,月尾嘉男,田原総一郎,2000年11月20日 アスキーに尽きているような感じで,ちょっと物足りなかったなぁ。

月尾教授はIT革命による変革内容と,地域戦略を以下のようにいう。

IT革命による既存秩序破壊
 ・地理空間秩序の破壊
 ・規模経済秩序の破壊
  →大きなことがよいことではなくなってきた
 ・階層構造秩序の破壊
  →途中を飛ばす。中抜き!
 ・対価支払い経済の破壊
  →「無償」
  →P2P

戦略
 ・上位決定による速度の向上
 ・直結構造による効率の向上
   →競争があるかぎり間を飛ばす。
 ・地域認識による文化の向上
   →何が地域に人を惹きつける魅力なのかを再考すること。

面白かったのは,講演が終わってからの質問で,首都機能移転についての質問が出たとき。つまり,IT革命による既存秩序破壊で地理空間秩序の破壊が起これば,首都機能なんてどこにあっても同じじゃないか。つまり,東京のままでよいではないかということにならないか。岐阜県がお金をかけて首都機能移転を騒ぐのも意味の無いことではないか。という質問。

月尾教授は答えて曰く,「私は首都機能移転反対論者です」
論拠は,IT革命による既存秩序破壊で地理空間秩序の破壊が起きれば,コスト的には東京をそのまま使うほうが安いということ。

このあたりを,がんがんと聞いてみたかったなぁ。

今回は一般論に終始した感じだけれども,その辺りを読み取って在野に落とすのも私の仕事だとは思っているのでね,まあ,不満はない。わざわざ郡上まで足を運んだ甲斐はあった。

それと,講義の途中,携帯電話が鳴って,それを消すのかと思ったら,電話で話しつづける方がおられた。私はひやひやしていたら,案の定,月尾教授もむっとして,一言いっておられた。

先日の札幌のセミナーで私もそれをやられたのだが,これは話しているほう(講師)にとっては非常に嫌なものなのだ。
こういう場所では,電話の電源ぐらい切っておくかマナーモードにするのは,社会人としての常識だろうなぁと,思うのであった。

2001/03/19 (月)   
【周年】

桃知@9時38分発のひかり215号です。今日は岐阜羽島駅で降りるのでひかりなのです。
このひかりは700系の車両なのですが,岐阜羽島までは2時間2分しかかかりませんから,これが岐阜行きでは最速かもしれません。

さて,昨晩はヴェルファーレにて,ダンス★マンの3周年記念LIVEを観てまいりました。
六本木ですが,日曜日ですのでいつもより街はずっと空いておりました。

しかし,ダンス★マンのLIVEの方は,大変な盛況でありまして,私は開演時間ぎりぎり(午後8時30分)に行ったのですが,ヴェルファーレは人ごみに溢れ,会場に入るには30分ほど行列をしなくてはなりませんでした。

ダンス★マンを始めて発見したのは,一昨年の暮れのことでした。
その年のF1の総集編を見ていたら,続けて始まった番組にたまたま不思議な輩がでてきたのでありました。

TVから流れる♪背の高いヤツは邪魔♪や♪ワンボックスのオーナー♪は,いつかどこかで聞いたことのあるダンス・クラシックな曲ながら,歌詞は日本語。歌っているやつは,アフロヘアーに付け髭という胡散臭さ。

それ以来,私の頭の中は♪ワンボックスのオーナー♪がリフレインされっぱなし。
それから,彼のアルバムは全て購入。昨年には,名古屋でついにLIVEを体験したという次第なのです。

その彼が今年はDebut3周年ということ。

今回のLIVEは,苦労して成り上がった者だけが持つ,感傷的な部分を多く感じました。
彼は,ほとんど変装というような状態でステージに立ちますので,その目を見ることができませんが,彼は多分目は笑わない人だと思うのです。

どんなに聴衆が熱くなろうとも,かれは冷静にステージをコントロールしていくように見えます。
そんな彼が,今の自分と過去の自分を相対的に見ることで何を感じているのだろうかと。そんなことを考えていました。

エンディングで,本当にアドリブ的にオーディエンスにジャンプを促したところに,なんか彼の苦労人さ,いい人さが見えたのでした(つまり,あれが彼流の3年目の成功の喜びの表し方だったように思えます。)

ところで私は今年はDebut何周年になるのだろうか?3周年か4周年だわね確か。私の開業記念日は正式には6月1日なのですが,それこそ記念LIVEをどこかでやりたいなぁと思いっています。

個人的には三重県は四日市でやりたいなぁと思うのですが,果たしてどれぐらいの皆様が興味を持っておられるのでしょうか?>三重県の皆様。

それとも,私が始めて講演を行った場所(これは実は幕張のゼロックスさんの事務所内なのね)っていうのもいいかもしれません。最近千葉県はとんとご無沙汰しておりますからねぇ。

2001/03/18 (日)   
【朝から動いちまったよ】

朝から目白の学習院大学まで出かけて,朝シスというのに参加してきた。
我々が業界といえば,それは建設業界を指すのだが,この朝シスの業界はシステム業界なのでありました。

そういう業界の方々と,建設業のIT化を語ろうという催しということで,出かけてきたわけであります。
まあそういう話も,建設業の方々からすれば余計なお世話といえば余計なお世話なんでしょうし,私としては,なぜ他の業界の方々が建設業界に興味があるのかを知りたかったというのが本音ではあるのだけれども,まあ,その辺りの真意はわからないなぁと。

むしろ,カオス的な話の中から何かが見つかればいいのかなというような世界ではあった。
もちろん私の立場は,建設業の味方という立場か,中小建設業界のスポークスマンのようなものではあったけれども。

今日は,建設業のIT化という大きな総体の話をするには,あまりにも短い時間で話を進める必要があったので,どの程度まで私の真意が伝わったかはわからない。

そもそも私はシステム業界には全然興味がないので,議論的にはつまらないと言えばつまらない話で終始してしまった感はある。話を最初に振った私の責任かと反省する次第である。

さて,私は今晩はまたお出かけ。
場所はこちら 
目的はこちら 

明日の朝は早くから移動なのに,こんなことしていていいのかよ,と自責。

明日は,以下の予定で岐阜入。岐阜と大垣で仕事をして大垣宿泊予定。
8:49 京浜東北線 東京 9:25
東京 9:38 ひかり 215号 岐阜羽島 11:40

20日は,郡上八幡で勉強会(↓)。お目当ては月尾教授。

講演 「岐阜県における地域情報化の現状と展望」
講師 白鳥町地域IT活用推進会議 アドバイザー 神成淳司氏(しんじょうあつし)

講演 「交流と連携が地域をつくる〜キーワードは環境と情報〜」
講師 東京大学大学院教授 月尾嘉男氏(つきおよしお)

21日はそのまま郡上でシステム設定をして,翌日の移動に備えて夕方には岐阜へ移動。
22日がこれが大移動なんだなぁ。
岐阜 7:00 東海道本線新快速(熱海−米原) 名古屋 7:18
名古屋 7:26 のぞみ 42号 東京 9:03
東京 9:28 あさひ 401号 新潟 11:55

新潟で講演をして,夜には蕨へ戻る予定。
そして,23日は今年度最後のオープンセミナーである。

また,怒涛の一週間が始まる。

2001/03/17 (土)   
【今週の読書】

8:48分発の「特急ひだ」で高山から帰る。
途中,岐阜のあたりから雨。東京も蕨も雨。

『反古典の政治経済学要綱 -来世紀のための覚書-』,村上泰亮,1994年8月25日,中央公論社,を読みながら帰ってきた。なぜか今日はよく頭にはいるというか理解ができる。精神の具合がいいのだろうか。

この本は,メインディッシュではない。いうなれば前菜である。
『反古典の政治経済学(上)(下)』,村上泰亮,というメインディッシュが次に待っているのだ。
これは,それを読むための前菜である。

だけれども,その前菜を食らうのもなかなか大変な作業ではあるのは確かだ。
村上はいう。

『この小論の基本的な姿勢は自由主義である。人間は,自由を求める動物,より詳しくいえば,自由を永遠の相の下での理想状態を求める努力と理解して,自由を追求していく動物である。それは幸せの追求とは必ずしも同じではない。自由主義とは,このような努力を支え,促すような社会制度を擁護しようとする思想である。』

そして,村上は基本的な人間の条件は,思想の自由主義あるいはむしろこころの自由主義である。という。P16

多くの皆さんにとっては,こんな自由の定義の問題と建設CALS/ECとなにが関係有るのだと思われるかもしれないが,私にとってはおおありなのだ。

私のCALSの話は,CALSという極めて市場主義的なテクニックが公共事業に持ち込まれることの背景を考えましょうという話に終始している。それは十分に確信犯的である(笑)。

建設CALSや昨今の公共事業政策の背景にあるもの(主義)は,「覇権国家」としての米国のアメリカリズムにあるとするのが私の立場であり,そのアメリカリズムの正体の一つをなしているものこそが新古典主義の経済学であろう。

私はその根底に流れる価値観を知ることに時間を費やしている。

私は市場主義を全面否定しているわけでもなく,全面肯定しているわけでもない。ただ,今,公共工事が置かれている立場,強いては地場の中小建設企業が置かれている問題の根源というのは,アメリカリズムの浸透と村上のいうところの「開発主義」の終焉のようなところにあるのであり,建設CALS/EC(特に自治体の)はその時代を象徴する一つの現象に過ぎないのだというのが私の立場である。

地場型中小建設企業の存在を歴史的考察抜きに否定したり肯定したりすることはできまい。そんな時,地場経済の活性化と雇用の確保を主義とする公共工事が必要であった理由,つまり,地場型建設企業の存在理由の一つを,村上のいう「開発主義」的な政策に求めることは十分に魅力的でであるし,私はその誘惑を否定する気はない。

だから問題は,『この非新古典派型の配分政策も,うまくやりぬくのは決して簡単ではない。資源配分の不効率性との比較考量を誤るかもしれないし,とりわけ,離農が事実上ほとんど完成した後も,さまざまの既得権益のため,この政策を日没させることが難しいという問題に直面せざるをえない。』というところに収斂する。P205

まさに,今がその古い開発主義の日没問題に直面している時なのだろう。
必要なものは,新しいパラダイムによる開発主義なのだろうか。(日本は情報社会における後進国ということができればだ)

それは離農ではなく,離公共工事を指向するものでなくてはならないかもしれない。
そしてそれは,産業革命以来の産業化という文脈ではなくなっていることも確かなのだと思う(産業化というよりはむしろ工業化か)。

しかし,札幌の講演でも話したけれども,私の今の答えは「わからない」なのだ。
村上のこの本にも答えは書いていないし,既に村上はいない。

「わからない」からこそ,私は新しいパラダイムを見つけ出したいという欲求が常に心の奥底にある。
その根源をどこに求めようとしているのかといえば,「基本的な人間の条件としての,思想の自由主義,こころの自由主義」なのだと思う。

しかし,現実はただただ複雑なのである。

2001/03/16 (金)   
【高山グリーンホテル】

新潟県設備工事組合と一緒に高山グリーンホテル。
まあ,久々の団体旅行みたいなもので気分は社員旅行か修学旅行だな。

ということで,これから宴会。なのでメールの返事は遅れます。m(__)m
明日は蕨に帰る予定。



【ひだ 7号 】

桃知@ひだ 7号である。高山まではあと2時間っていうところか。
飛行機の中ではずっと眠っていたので,ワープ状態。疲れも少ない。

名古屋空港からJR名古屋駅まではTAXIを使う。
急いでいたので高速を利用したが,飛行場近くの豊山南から乗れるようになっていた。

それはそれで便利では有るのだが,その料金がいただけない。350円。
それも次の楠までのワンスパンだけ。楠でまた650円取られた。

まったくやるもんである。>名古屋高速道路公社

名古屋は大変いい天気で,中部地区特有の抜けるような青空の日である。

さて,昨日の札幌講演は,例によって,ぐてぐての話を延々とやっていたのだけれども,オーディエンスはよくもまあ帰らずに,辛抱強く聞いてくださるものである。感謝である。

昨日も千社札が売れまくりました(笑)。
なんだか,だんだん,色物ぽっくなってきていますが,まあ,いいでしょう。

講演後の懇親会にも沢山お集まりいただいて何よりでした。
皆様,大変,大変お世話になりました。

次の北海道は4月下旬の予定です。



【新千歳です】

桃知@新千歳空港である。
本日の予定は以下のとおり。

新千歳空港 8:50 空路ANA(名古屋−新千歳) 702便 名古屋空港 10:35
名古屋空港 11:10 連絡バス 名古屋 11:38
名古屋 11:43 (ワイドビュー)ひだ 7号 高山 14:12

今日は,新潟県設備工事組合さんが,高山管設備工業協同組合さんへお邪魔するのであります。
どちらも私の関与先ですので,私もお邪魔する次第です。

昨日の(株)岩崎様主催の講演は,沢山の皆様のご参加をいただき深く感謝いたします。
35分程オーバーの講演をしてしまいましたが,時間配分をミスしたというより,北海道ではどうしてもIT革命の持つ市場主義的な性格の説明に時間がかかってしまうというのが実情でしょうか。

というところで,そろそろ搭乗時刻です。続きはまた。

2001/03/15 (木)   
【裏話】

桃知@札幌%寒いです。

さて,KEN-Platz 建設現場情報局連載コラムが更新されましたのでお知らせします。

更新したページ
http://info.nikkeibp.co.jp/genba/hightech/010314.html

トップ
http://info.nikkeibp.co.jp/genba/index-kenplatz.html

と,ここまでは,実は先月1ヶ月分まとめて書いたものを分割掲載していたのであーる。^^;
つまり,この後はないので,今あせりまくって書いているのである。

しかぁし,原稿は思うようには進んでくれない。(T_T)
今日は,朝四時に起床して原稿書きをしているのだが,ただ今2717文字である。このコラムは週刊になってしまったので,1話1話が読みものとして満足できる質と量を考えると,せいぜい2週間分しかできていない。本当は1か月分は書いておきたいところなのだが。

このコラムの週刊化は突然決まったのでね,ここ4週分は,本来はとめて掲載されるはずだったものなのである。それを分割したので,本当に切り売りのような文章になっちまった。深く反省するとともに,もう一度まとめて読んでくださいと,お願いする次第です。

そこで,次回(つまり今書いている原稿からは,1週分を充実させようと言う魂胆なのだけれども,問題は私の能力がその企みに追いつかないということなのだ。「策士策に溺れる」だな。^^;

2001/03/14 (水)   
【160,000にご用心】

桃知@なんとか札幌であ〜る。
インデックスページのカウンターがまもなく160,000になります。どうぞご確認ください。

札幌滞在中に160,000GETメールをいただければ,北海道以外の方には札幌から豪華粗品(笑)を送らせていただきたいと思います。

それにしても,やっぱり札幌は寒いね。千歳についたときは2度ぐらいでした。
今日は都内は朝は寒かったですけれど,日中はぽかぽかでしたから,その差は結構体に効きます。

ところで,私は今日はルームサービスで夕飯です。
これから原稿書きしなくちゃいけません。



【さあ,おでかけや】

昨日も書いたとおり,私の今日の予定は,午前中は新宿で打合せ。その後羽田まで移動して,16:00発のANA69便で札幌入り予定である。

移動というのは所要時間もあるけれども,短い時間でも距離が長いと結構疲れるものなのである。
問題は体力を如何に温存しながら移動できるかというところか。

昨日のうちに,Voice11月号が届いてしまった。素晴らしい!小林さん,ありがとう。m(__)m
早速お目当ての論文に目を通す。

それは,『日本経済が生きる道』,ヤマムラ・コウゾウ(ワシントン大学ジャクソン校教授),である。
これは,昨日ちらりと書いた故村上泰亮氏と大変関係の深い論文なのであって,最近の私のトレンドである「文明論的な技術パラダイムを背景においた長期的視点に立つ経済学」へのアプローチである。

これじゃないと,単なる経済刺激策ではない「IT革命」を捉えきれなくなっているというのが今の私の本音なのだ。

佐伯啓思氏はこういう。
『われわれは現代の変化を,いわば歴史的な視野のなかで論じるべきであろう。平成不況についてのこの数年の議論と,グローバル化,IT革命がもたらす経済社会の長期的な変化を区別して論じるべきであろう。そのうえで,長期的な視点としてわれわれは何を確保しておくかを論じなければならないであろう。』(Voice 2000年10月号,P185)

こうして私は何をしようとしているのかと言えば,CALSという「市場重視型経済」の代表であるアメリカの発明品を,日本のような「協調重視型経済」に導入することの意味を考えるのである。そして,長期的な社会的,文化的変革としての「IT革命」を自分の中で再認識する作業をしようと言うわけなんであるなぁ。

まあ,だからどうしたという突込みをされると困るのだけれども。^^;

2001/03/13 (火)   
【あーあ仕事がすすまねぇ】

KEN-Platz用の原稿を書く予定だったのだが,進んでいない。^^;

結局,昼ご飯を食べて,『反古典の政治経済学要綱 -来世紀のための覚書-』,村上泰亮,1994年8月25日,中央公論社,を読んでいたらあまりに難しすぎて寝てしまった。(笑)

目が覚めて,予約していた浦和コルソのてもみんまでマッサージへ。いわゆるダブルで80分。
私の場合全身ツボみたいな人なので痛くて大変,寝ているところではないのだ。

その後,晩飯食べて帰ってきたのだけれども,明日からの準備をしなくてはならない。

明日は,午前中新宿で打合せ。
それから,飛行機で札幌入り。(この辺り,つまり移動時間と明日のホテルでで仕事ができれば最高だな。)

15日は札幌で講演。
16日が凄くって,千歳朝一番のANAで名古屋まで。名古屋から高山まで特急「飛騨」で移動。
一日の国内移動距離では,私の最長不倒距離になりそうである。

16日は高山泊,17日中に帰宅予定。
18日は午前中は目白。夕方は六本木。

19日は大垣で仕事で大垣泊。20日は郡上八幡で東大の月尾教授の講演。
21日は帰宅予定だが,もしかすると岐阜にそのまま滞在だな。

22日は新潟,23日は四ツ谷。講演が二日続く。
24日は休みだけれども夜は四ツ谷。

なんだか凄まじいなぁ,まあ,今に始まったことではないけれども。。。


【再確認:札幌の告知】

札幌での講演が近づいてきましたので,再度告知させていただきます。

今回は,長野県飯田市の(株)トライネット 熊谷喜久男社長の「中小建設業M&A戦略の挑戦-ISO,IT化そしてM&A-」という講演をフューチャリングし,IT化のみならず,ISOやM&Aといった戦略的な経営事例をお聞きいただきながら,中小建設企業の経営戦略を考える。そんな内容のセミナーにしたいと考えております。

札幌近郊の皆様,年度末のお忙しい中ではありますが,是非においでいただければと思います。

■'01岩崎フェアーでの講演のお知らせ
'01岩崎フェアー セミナー番号2
「中小建設業 M&A戦略の挑戦-ISO,IT化そしてM&A-」(トライネット 熊谷喜久男社長)
「中小建設企業IT化概論 『21世紀を生き抜く中小建設企業』」(桃知)
【日時】 2001年3月15日(木)  13:00〜17:00(桃知は3時間ほど話します)
【料金】 無料
【会場】 札幌総合卸センター共同会館 301号室  札幌市東区北6条東3丁目
【主催】 (株)岩崎
【お問合せ・申し込み先 】
 (株)岩崎
 〒060-0034 札幌市中央区北4条東2丁目1番地
 TEL 011-252-2000 FAX 011-252-2009
 URL http://www.iwasakinet.co.jp/ →セミナー申込もできます
 e-mail  webmaster@iwasakinet.co.jp

尚,3月15日(木)の夜に札幌市内にて懇親会を予定しております。こちらのお問い合わせは店主へメールをいただければ幸甚です。 → pinkhip@dc4.so-net.ne.jp



【しかし株価はどうなるんだぁ?】

昨日は久しぶりに都内で仕事。
まずは,六本木で23日のセミナーの打合せ。

なんとですね,このセミナーはお昼ご飯付きなんですって,その上珈琲まで付くんだそうです。
しかも受講料はタダですからねぇ。その太っ腹さにわたしゃただ驚く。。。。いいのか本当に?

夕方は赤坂見附の「りらく座」で,今月初頭の岐阜でのイベントの打ち上げ。
この「りらく座」,名前もいかにもだし,なんか時間制限のあるへんな店なのだが,まあ,赤坂見附駅前のビルの二階というシチュエーションを考えると,けっこうましな店ではあった。

しかし,皆さん,本当にご苦労様でございました。m(__)m
またお会いしましょう。(^o^)丿

りらく座の後,また六本木に逆戻りしてしまった。^^;。
そして,久々に六本木で飲んだ。

結構遅く帰ってきたにもかかわらず,今朝は早起きして,日刊建設通信新聞さんの「建設論評」の原稿書きにせいをだしていた。今丁度それを書き終えたところ。

今日は,明日からまた旅が続くので,原稿書きとマッサージの予定しか入れていない。
精神的にはかなり楽な日ではある。

が,TVのニュースから流れる株価はなんだ。
日経平均で12000円を切っている。なにが起きているんだ。

2001/03/12 (月)   
【「Voice」の2000年11月号は確保できました】

お蔭様で,今朝掲示しました「Voice」の2000年11月号は確保することができました。少なからぬ皆様からご心配いただきまことに痛み入ります。

文芸春秋2001年4月号には,東谷暁氏の『IT革命なんて幻想だった』なんていうコラムが載っておりますが,昨今のアメリカ経済の低迷をさして,IT革命(というよりニューエコノミーだな)は失敗だったというのも,IT革命を経済振興策としか見ていない近視眼的な発言であり,このような,IT嫌いの巻き返し(揺り戻し)論は,これからも多くなるんだろうなぁと感じておりました。

そりゃIT革命(本来はデジタル革命ですな)を経済復興の道具のように考えている方々(推進派も反対派も,私にとってはどちらも一緒)にとっては,それはまだまだ幻想にしか見えないでしょう。普通の頭じゃとても金儲けの道具にはならないわけですからねぇ。(笑)

しかし,そんなことよりも,私がここに書いた記事を読んでくださって,遠い地方からですね,「お探しの本がありますよ,宜しかったら送りますよ」っていうメールが現実に飛んでくる時代なんだということを無視してはならないのだと思う。

そこにあるのは損得じゃない。
私はそんな経済的な利益以上の,人間が生活している嬉しさをこのデジタルなコミュニケーションから感じることができている。

IT革命はなによりもインターネット・テクノロジー革命なのであって,それは新しいコミュニケーションの時代の始まりなのでる。インターネットを支えるカルチャーこそがIT革命の推進エンジンであることを忘れてはならない。

アマルティア・セン流にいえば,開発は経済発展のためにでは無く,人々の自由の拡大のためにあるのであるなぁ。(笑)



【「Voice」の2000年11月号を探しています】

朝日測量設計さんのOWNER通信を読むと,3月11日の話題に「中国古典に学ぶ」というのがあって,思わずにんまり。相変わらず小林社長は勉強熱心な方であるなぁ,と感心。

かくいう私は『「論語」一日一言』,村山孚,PHP研究所,1996年8月15日を最近愛用していて,これはまあ,ひめくりカレンダーのような本なのだけれども,折にふれて論語に接するようにしている。

山本夏彦曰く,『洋の東西を問わず人類の智恵と言うものは二千年前にほとんど出尽くしています,それを伝えたのが古典です。千円の風雪にに耐え抜いてきた古典,これを身につけていれば誰からもあなどりを受けないのです。』

ところで,皆さんの中でPHP研究所から出版されている「Voice」の2000年11月号をお持ちの方はおられないだろうか。若し,お持ちの方がおられれば是非譲っていただきたいのである。

隠すことも無いので明らかにしておきますが,お目当ては,ヤマムラ・コウゾウの論文なのです。出版元も品切れでどうしようもないのした。ご協力いただければ幸いでした。



【ときめくパーソンインタビュー記事完結】

@NiftyのポータルサイトC-PAS(http://const.nifty.com/)「ときめくパーソン」に掲載中の私のインタビュー記事ですが,3月10日付けで「後編」が掲示されましたので興味のある方はお読みいただければと思います。このインタビュー記事は以外にも好評らしく,ページビューはC-PASコンテンツの中でもTopということです。

確かに,私の場合,書くことよりも,しゃべることの方が数段好きですが,私のしゃべりの記録と言うのは滅多にWeb上にはありませんのでね,そういう意味(自分の記録という意味)でも面白いものかなと感じています。

しかし,しゃべるように書きたいというのが本音ではありますが。^^;

■@Nifty C-PAS
URL http://const.nifty.com/

2001/03/11 (日)   
【日本を変える知事ランキング】

標題は,月刊「ざ・にじゅういち」(THE21)2001年4月号,PHP研究所の特集1である。

総合ベストテンは以下のようなものである。

一位,橋本大二郎(高知県),二位,北川正恭(三重県),三位,石原慎太郎(東京都),四位,浅野史郎(宮城県),五位,田中康夫(長野県),六位,石川嘉延(静岡県),七位,梶原拓(岐阜県),八位,福田昭夫(栃木県),九位,松平守彦(大分県),十位,大田房江(大阪府)。

これについては,賛否があろうが,まあ,今と言う日本の風潮というか(本当はこの月刊「ざ・にじゅういち」という雑誌の論調なのだろうが),そういうものが良く出ているとは思う。

率直な意見として,私は五位,八位は疑問だなぁとは思う。まだ,何もしていないじゃないかがその論拠ではあるが,まあ,何かするんじゃないかなという期待がある分,好評価なのだとは理解したいと思う。

『企業では,トップが代われば企業も変わる。知事次第で,地域は変わるものである。』,P29。
確かにその通りではあろう。知事は直接選挙(大統領選)で選ばれる分だけ,国の首相などよりもその権力は強い。

しかし,できのいい知事もできの悪い知事も,選んだのは選挙民なのである。



【四ツ谷でおあいしましょう】

3月23日の四ツ谷・プラザエフでのセミナーが主催者様のご高配で受講料が無料となりましたのでお知らせします。
私はほとんど都内でフルタイムの講演をしたことがないという(まあ,お呼びじゃないと言われればそれまでなのですが。^^;)ローカル色豊かな人間なのですが,それでも寂しいところがありますのでね,昨年には東京独演会を細々と開催したりしておりました(それはそれで大変楽しかったのですがね)。

今回はそれ以来の東京フルタイム講演であります。会場は四ツ谷のプラザエフ。今回もほとんど4時間喋りっぱなしというものを予定しています。ただし内容は未定ですが,まあ,4時間皆様を飽きさせることはないと思います(笑)。

普段バーチャルでの私しか知らない方々には,是非にご参加いただければと思う次第です。年度末のお忙しい最中ではありますが,皆様のご参加をお持ち申し上げております。m(__)m

■建設業のためのISO9000/情報化推進合同セミナー
【日時】 2001年3月23日(金)  9:00〜17:00
【料金】 無料
【会場】 主婦会館プラザエフ( *会場は変更になる場合があります。 )  
     東京都千代田区六番町15番地  TEL:03-3265-8111
    JR中央線「四ツ谷」駅徒歩1分 
    地下鉄丸の内線・南北線「四ツ谷」駅徒歩2分
【概要】 以下、主催者様案内文より
 9:00〜 9:15  SGS主催者挨拶
 9:15〜11:00  効果的なISOの導入と顧客満足の向上について(質疑応答
             及び休憩含む)
11:00〜12:00  建設業界における情報化デモンストレーション
12:00〜13:00  昼  食
13:00〜16:30  中小建設業情報化講座(途中15分程度の休憩含む)
16:30〜17:00  質疑応答及び閉会の辞

【主催等】主 催:株式会社 エスジーエス・アイシーエス・ジャパン  教育訓練部
     協 賛 : 前田建設工業株式会社 情報システムサービスカンパニー
【お問合せ・申し込み先】
     〒106-0046 横浜市神奈川区新浦島町1-1-32 ニューステージ゙横浜17F
     株式会社 エスジーエス・アイシーエス・ジャパン
     教育訓練部  担当 : 大月
     TEL 045-461-3438 (教育訓練部直通)
     FAX 045-461-3437
     e-mail Kazuhiro_Ohtsuki@sgsgroup.com
     申込書は,桃知のHPよりダウンロード可能です。
     PDFファイル →sgs.pdf(222kB)
 ■オープンセミナーのご案内
 URL http://www.momoti.com/gyoumu/semi_annai.htm#010323

2001/03/10 (土)   
【今週の読書】

12時丁度発の高速バスで飯田から帰る。
いちばん後ろの席に座っていたら,車酔いしちまったよ。uppu!

『無責任の構造 -モラル・ハザードの知的戦略-』,岡本浩一,2001年1月29日,PHP研究所

『不平等社会日本 -さよなら総中流-』,佐藤俊樹,2000年6月25日、中央口論新社

人生っていうか,現実は複雑なものだ。
その複雑性の中で,何故に我有りなのか。何故に今の己は己足りえているのかを考えることが,私の主張の基でありつづける。

だから,問題はその時々の私のメトリック,つまり己の価値観の基盤はなにかなのである。
つまり,それは己の価値観の基盤を何に置いているのかを考えることであり,その基盤の熟考からしか私の主張は生まれないということだ。そして大切なことは,その主張は複雑な現実の中で生き延びたいと思う己の良心に素直なのかということだ。

岡本はこう言う。

『現実は複雑である。安易な善悪や是非の論議を受けつけないほど複雑である。その複雑性に屈服し,経済性,利益優先,効率追求,集団主義などの単線型の教条主義を便宜的な原則とすることになったまま,それが便法にすぎぬことを忘れ,便法への懐疑を圧殺するようになったというのが,現代日本の「無責任の構造」の底流なのである。』,P230

佐藤はこう言う。

『市場をモノサシとする主張には二つの種類がある。一つは「市場の評価こそが新の実力を示す」という主張である。もう一つは「市場は学歴よりもよい代理指標となる」という主張である。この二つは実はかなりちがったことをいっている。』,P176

『第一の主張に対しては,いうえきことはごく簡単だ-そんな理想的な市場は経済学の数式の上にしか存在しない。美しい数学モデルを美しいからといって現実ととりちがえるのはまちがっている。』,P176,177

大切なことは,現実を知ることなのだけれど,それが一番難しいことは百も承知している。
さらには,現実を知ることで問題の奥の深さというか根の深さ(つまり,己の力ではどうしよもないような問題)を知ることで,投げやりな気持ちになることもあることは確かだ。

『そのような状況で最大の武器はあなた自身の専門的な知識の深さと,個人としての「個」の強さ以外にはない。けれども,自分の置かれている状況に対する正確な状況認識も,大きな武器の一つになるに違いない。自分の状況を性格にかつ知的に理解すること−,周囲に自分の見方になってくれる人が少ないとき,その知的理解が大きな友人になりうるからである。』,岡本,P6



【飯田にて】

飯田の宿は,湯〜民(ゆ〜みん)というところ。
ここは,健康ランドにホテルがついているようなところ。なので部屋には風呂はない。

その分,部屋は広々だし,大浴場は天然温泉で24時間つかえるので,宿泊先のお風呂としては上々の部類である。そのうえ安い(笑。)

飯田はいつものようにどこまでも高い空が青く突き抜けている。
多分,外はキンキンに冷えていることだろう。

今日は午前中システムのメンテナンス。
お昼頃のバスで帰る予定。

2001/03/09 (金)   
【伊那谷を電車で走る】

今日は,8時丁度のあずさ3号で茅野まで移動。
茅野からは,羽場さんにお迎えに来ていただいて駒ケ根市まで。

お昼はお蕎麦をご馳走になる。更科系のそばがおいしい,天ざるそばであったが,りんごのてんぷらがあったのには驚いた。それも,アップルパイのように甘くておいしかった。

しかし,仕事の方は,う〜ん,と唸ってしまうような宿題だらけとなってしまった。^^;
急ぎで対策を考えなくてはならなのだが,問題は私の3月のスケジュールだな。

今日は駒ケ根から飯田まで移動,16:56分発の,飯田線に飛び乗る。
この電車は,二両編成だし,乗客もまばら。

進行方向左手に,南アルプスを望みながら,のんびりと走るローカル線である。
一度乗ってみたかったのだが,ようやく望みが叶ったというところか。

というところで,今は「かみかたぎり」というところ。
丁度半分ぐらいか。H”は当然のように圏外である(笑)。まあ,そのうち繋がるだろう。



【3月23日は無料となりました】

3月23日開催の建設業のためのISO9000/情報化推進合同セミナー(私的には第二回東京独演会ですな)は,主催者様のおはからいで,受講料が無料となりました。

午後からの私の話は,私的には第二回東京独演会の位置付けですので,まあ,このセミナーの主旨に沿わない話もするかもしれません。が,途中で眠れるような話は決していたしませんので,首都圏では滅多に聞けない私の与太話,是非お聞きにおいでくだされば幸甚です。

決算時期,カリカリしている貴方に,聞くビタミンを!(笑)

お問い合わせは,株式会社 エスジーエス・アイシーエス・ジャパン 教育訓練部 大月さんまで。
TEL :045−461−3438 (教育訓練部直通)
e-mail: Kazuhiro_Ohtsuki@sgsgroup.com

と言うことで,皆様のご参加をお待ちしております。

2001/03/08 (木)   
【市場の理】

桃知@あさひ314号で新潟からの帰路である。
昨晩は,結構本気で日本酒をいってしまったので,今朝は結構起きるのがしんどかった。^^;

なんと言っても,越の寒梅をぬる燗にするという暴挙がいけなかった。
寒梅を熱燗にすると苦くなるというのは本当のようだ。

あっためると唐辛子っぽい味が舌に残る。
なので,お口直しにちゃんと冷で飲んだりするのだから,量も行きますわな(笑)。
ついでに久保田も冷で飲んだのでした。

さて,本日は午前中,新潟県設備工事協同組合さんで打合せ。
ついでに,組合イントラネットをi-mode対応にしてみた。(笑)
動作確認するとちゃんと動く。結構笑えるものだと感心。

ところで,今回の移動のお供は,田坂広志氏の新著,『まず,戦略思考を変えよ』,2001年3月1日,ダイヤモンド社,である。

今回,田坂氏は「市場の理(ことわり」という言葉を使って,市場の変化を説明している。
これは,ヘーゲルの弁償の話,つまり,「物事の螺旋的発展」を用いて,昨今の市場の変化状況を説明するのである。

『そして,この「理」というものを洞察するためには,いたずらに「革新的な発想」を身につける必要はありません。』 『むしろ,求められるのは「古典的な思想」を深く身につけることなのです。』P125

『新しい時代の経営学や市場論において語られる「流行の知識」に耳を傾けるのではなく,古い時代の哲学や思想において語られた「深奥の智恵」にこそ,謙虚に耳を傾け,その智恵を身につけることが求められているのです。』P125

私が田坂氏を信頼するところは,実はこんなところなのだ。
人生の真実っていうのは,もう何世紀も前に古典が語り尽くしているというのが,私の前々からの意見である。

だから,私は枝葉論的,最新型手法論のような「経営の本」は好まないし,その手の話をいかにも知ったかぶりで話す輩を絶対に信用はしないのだ。

ITの話をしようが組織論の話を何をしようが,そこにあるのは,生き物としての人間を無視したモデルでは意味はなんだなぁ。って,カルト経営学はもっと嫌いだけれどもね。



【福岡独演会予告】

ただ今,福岡独演会の準備をしています。
時期的には,4月下旬か5月上旬と言うところで予定をしています。

これは,昨年11月22日の日経BP 建設CALSフォーラムのリベンジであります。
あんなプロレス会場のような広い場所ではやりません。

今のところ,せいぜい24人さんが入ると一杯のような会場での4時間の独演会を予定しています。
というところで,福岡の方々,待っててね。

ってだれも待ってなかったりして。。。。



【KEN-Platz 建設現場情報局連載コラム更新】

昨日の新潟は,寒い寒い。
そんな寒い中,石井@新発田建設さんとお昼ご飯は「赤道食堂」である。

食べたのは特製味噌ラーメン。
が、待つこと暫く,出てきたものは,なんだこれであった。久しぶりに怒涛の食い物を見た。

どんぶりの表面を覆う一面の八丁味噌(?)のようなもの。まるでカレーラーメンとしか思えない。
味はうまいとか,まずいとかという領域を超越しているし,麺が固いとかやわらかいとかなんか関係なくなってしまうんだなぁ。こうなると。

つまり,問題は,これをどうやって食べようかということになる。そういうものなんだなぁ。
ああ,たまげたと。

ところで,KEN-Platz 建設現場情報局連載コラム更新。

更新したページ
http://info.nikkeibp.co.jp/genba/hightech/010307.html

トップ
http://info.nikkeibp.co.jp/genba/index-kenplatz.html

ちょっと細切れ気味。ごめんなさいねぇ。m(__)m

2001/03/07 (水)   
【小さな成功】

先にVEセンターさんから送っていただいていた『電子政府と建設CALS/』増田久之,水田浩,溝口忠顕,香川大学経済学論叢 第73巻 第3号抜刷 2000年12月,を読んでいる。

この論文においては,電子政府の開発戦略を,県や市の自治体レベルに求める。

『電子政府は小さくまとまる組織の方が成功している。国で言えばシンガポール,オランダ,フィンランドなどである。地方自治体で言えばワシントン州,カリフォルニア州,ペンシルベニア州などである。米国では州のほうがれんぽうせいふよりも電子政府は進んでいる。これらは,トップが選挙直接選ばれ,比較的長期(4〜8年)政権を維持している。』P59

『この事例を日本に適用すると県か市単位の地方自治体となる。岐阜県は2000年9月1日付けで,日本で最初の電子県庁推進室を発足した。従って日本の電子政府は地方自治体から,短期間で成功例を,次々に出していく戦略をとるべきである。』P59

それは,電子政府の実現と言うのは容易に進まないからなのだが,その大きな理由は,国のリーダーを直接選挙で選べないところに問題があるのだろう。

つまり,国民の意思とは無関係に国のリーダーが選ばれる政府では,ましてや現在の政治システムでは,電子政府などという,行政と国民の直接対話が可能となるようなシステムは,多くの国会議員にとっては自らの立場さえ失いかねないシステムなのだ。建設CALS/ECの実現も自らの介在を否定することにつながらざるをえない。

だから,どんな議員も電子政府や建設CALS/ECの実現を熱心に語る人はいない。
『それは,体制保持が最大の目的という仕組みが政府機構であるからである。政府の変革を実現するには,まんべんなく,予算を配分して,各機関で,各機関の意思で情報技術の導入を進めることは,体制維持に情報技術を使い,1日でも多く延命を図ることに使われるだけである。』P127

しかし,少なくとも地方自治体は大統領制であり,リーダー(首長)がその意志さえ固めれば,電子政府の実現に,官も民もベクトルをあわせるのは国のそれよりもはるかに容易である。岐阜県がその良い例だろう。

つまり,小さな成功の積み重ねにしか政府(自治体)の電子化は道はないのだ。ということで,納得しながらこの本を読んでいる。

これらのことは企業においても同じことだろう。体制維持に情報技術を使い,1日でも多く延命を図ることに使われるシステムなんていうのは,よくお目にかかる。つまり,今までの仕事をただデジタル化しただけというやつである。御社は如何か?

というところで,私はこれから新潟出張。明日も新潟。明後日は駒ケ根,明々後日は飯田の予定である。

2001/03/06 (火)  
【平等っていうやつ】

山崎さんからのメール。

ところでちょっと前の週刊ダイヤモンドに『建設大乱』と言うのがあり、談合の記事など面白くかかれてありましたね。危ないゼネコンのランキングや、新手の方法論としてのコンストラクションマネジメント(CM)の紹介記事が出ていましたが、いつもの決まりでまた『コスト削減』かい?という感じがしないでもありません。

『コスト削減』も大事ですが、コンストラクションマネジメント(CM)の根底にあるアングロサクソンの法と財務の世界、言い換えれば契約と市場のルールが今の日本にあるかどうか、その論点が欠けているのは致命的です。このまま『コンストラクションマネジメント(CM)=建設コスト削減』という路線が定着してしまうと、数10年後には深刻な代償を支払うことにはならないでしょうか。コンストラクションマネジメントは端的にいえば『法の支配』による『コストの透明化』です。

しかしながら、この『週刊ダイヤモンド』のCM記事にしても、建設CALS/ECにしても、どうも経済的合理人と言うもの、要するに1円でも安い物があればそれを選択すると言う存在を、安易に想定しすぎているように感じるのですが、桃知さんはどうお考えですか。建設CALSに関しては、1994年に完結したウルグアイラウンドの勢いで、つまり通産省の勢いが建設省と利害一致してできた性格も内包していると思いますが、ウルグアイラウンドそれ自体が、先進国間の経済効率や経済的合理性を重視すれば足りると言うが如き(主にアメリカの)価値観に押し切られた形になっている以上、経済合理性よりももっと高次な『正義』や『平等』と言ったものを、置き去りにして走っているのではないかと、疑問に思うこともあります。

流石に鋭い指摘だと思う。私の研究題材というか興味の対象は,公共建設市場変化と対応策な訳だけれども,公共建設市場変化,つまり市場変化の背景っていうところを考えていくと,まあ,頭痛くなってくるわけですよ。

でもそれをきちんと理解し,整理しないと,それに対する受注者側は対応できないというのが私のポジションですね。

【嫌われちゃったらお終いよ】(↓)で紹介した週刊東洋経済臨時増刊 『21世紀日本経済大再編』(2001年3月14日,東洋経済新報社)の表紙には,「アングロサクソン化(米国)化は止められない」って書いてあるんですね(笑)。ブラックジョークみたいだけれども,冗談じゃないんだなぁこれが。

『21世紀日本経済大再編』でのインタビュー記事でオリックス会長の宮内義彦氏はこういっています。
『「国際的」だとは一体どこだ,というと,やっぱり勝ち組,アングロサクソンの国になりますね。』P10

グローバリズムの正体がアメリカズムである以上,いまさら鎖国できない国である日本は,アメリカ的な市場原理が支配的になるのは避けられないのかなと思うのです。

さらに,「平等」の価値観にふれて,宮内氏はこういっています。

『戦後の日本が何を成し遂げようとしたかというと,「平等社会」とか「国土の均衡ある発展」などが挙げられるんですが,これらの意味合いを総合すると,私は「国民の生活そのものからリスクをできるだけ取り除こうとした」「国民全体の安寧を求めて一生懸命やってきた」と解釈できると思います。』

『しかし,人が生きるということは実はリスクだらけなんですね。ところがリスクフリーの社会が最終目的だとすると,人生そのものに反することを国家目標にしたいたことになるんです。』

ひょえー!であるでしょう。
流石,規制緩和論者,日本は社会主義国である論者の宮内氏面目躍如の話であるなぁ(笑)。

例えば「チーズはどこへ消えた」が,日本であれほど売れるというのは,そういう時代,個人がリスクフリーじゃない時代がこの日本にもきていることの表れなんだと思うのです。

市場の心理は,この方向で進んでいくのは間違いないでしょうし,国土交通省のマネジメントもこの方向で動くでしょう。

でもマクロ的には,違うのですよ。
財政の発動による,経済対策としての公共事業は確実に地場の中小建設企業に届かなくてはならないのです。
(本当は,大手向けに財政発動した方が,多分効率的にはいいのだろうけれど,そうなっていないのは小選挙区のせいじゃないか?)

なので,これだけ建設崩壊なんていわれている中,多くの中小建設企業の危機感は実は薄いのです。
そして,そこでみられるのはモラルハザードと非効率化なんですね。

・・・・以上,尽きないので終わり。



【嫌われちゃったらお終いよ】

昨日中に@NiftyのC-PASのインタビュー原稿(後編)分を校正。
まあ,喋るけれど,文章にはできないということが多いのは世の常ね(笑)。

週刊東洋経済臨時増刊 『21世紀日本経済大再編』(2001年3月14日,東洋経済新報社)を読んだ。

表紙に書いてある「今の生活ができるのもあとわずかになりました」が笑える。笑えるが,そうかもしれなと思わせる背中が寒くなるようなフレーズだ。インパクト強し。

「この本は思ってもみなかったことが起きる時代のサバイバルブックです。どうか手にとってください。」なんてことも表紙にしっかり書いてある。どうやらこの臨時増刊は危機をあおる戦略のようだ。

この本において,建設業にとって見逃せないのは,「もう地方にお金は流れない」である。
その要因は,建設業崩壊・財政投融資改革・市町村合併と揃っていて,夫々に論文が揃えられている念の入りよう。

建設業崩壊は言い尽くされた内容かもしれないが,今回の強調論点は建設産業の生産効率の悪さである。
それは,リチャード・クーがいくら公共工事をふやそうと言っても,民意においてはネガティブな要因として存在しているところであり,建設業の泣き所と呼べるところだろう。

『政官業が絡み合う建設業を貫く原理は市場原理ではない。だから市場縮小を乗り切るための合併や買収,提携といった再編も起こらない。』P30

『現状では市場が縮小するなか,それに合わせて各社が身を知事馬手いるだけだ。繰り広げられているのは消耗戦で,そこには「勝ち組」も「負け組」もいない。』P31

『しかし,GDPの14%を占める巨大産業を非効率なまま放置することは許されない。そうした産業に税金を投入することのは砂漠に水を撒くのにも等しいからだ。』

『大きな力で建設業がよって立つ構造を壊さなければ,この国は滅びかねない』

あ〜あ,ついに砂漠に水を撒くのにも等しいっていわれちまったよ。
「国民にここまで嫌われちゃったらお終いよ」(寅さんの口調で読んでね)なのである。

我々は,このような意見に対して正論で反論できる力をまだ持っているのだろうか。
それとも既に失ってしまったのだろうか。

問題は,「政官業が絡み合う」ってところだけれども,この袋小路をCALSはなんとかできるのだろうか。
IT革命はその解決のための推進エンジン,つまり「大きな力」になれるのか。といわれると,IT革命支持者である私も言葉に詰まりそうになる。

例えば,R・クーの主張の根拠というのは,超ソフトランディング,つまり血を流したくない。ということに尽きるだろうと思うが,彼も「非効率」については明確な答えを持っていないのだ。

『実際に日本の企業の中には,まだかなりのムダが残されており,それがなかなか取り払われず抜本的な改革やリストラが遅れている。』「良い財政赤字 悪い財政赤字」P419

『いっそのこと私は「財政支出は必要不可欠」などとは言わずに,一度すべて潰して「地獄」を味わってから,もう一度社会構造全体を作る直した方が,日本にとってはいいのかもしれないと思うこともある。地獄を見るような状況になれば,本当に必要な制度や人材だけが生き残っていくからだ。』前掲 P419

建設業は本当に袋小路に追い込まれているのだ。

2001/03/05 (月)   
【回答】

北海道から質問がきていたので回答。
遅れてすみません。m(__)m

質問内容
セミナー終了後、「桃知さんは何を結論としたかったのか?」というような質問がありました。
それに対し私は、「これからの時代を生き残る為にコア・コンピタンス(市場競争能力)をつけましょう。」
「その為に、現場を含めたIT化(情報を各自発信、受信し、良い情報は役員、平社員にかかわらず公平に評価する。そんな環境作り)を行いましょう。」とお答えさせて頂きました。

また、「桃知さんは”ISOは必要ない”と話をしていたが、でも訪問している企業には取得をさせている。矛盾するのでは?」というお客様の質問に「入札参加資格と認識されるISOは必要ないという事だと思います。社内の責任、権限を明確にする事と社内システムの構築を目標としての取得は必要であるという事だと思います。」とお答えさせて頂きました。

回答
1・私は何を言いたかったのか?(笑)

要は,IT革命で市場は確実に変化するということである。それは,北海道のような社会主義的なシステムが強いところでは,その変化の度合いも大きいだろうと。

そう言う変化を読み取る力と対応能力,いわゆるコア・コンピタンスの考え方が必要だと,それをITを活用しながら求めていくマネジメントをしましょうということなのですが、地場の中小建設会社の場合は、自社のコアというのをやはり技術に求めるのはほとんど不可能だという問題もあると。

それでは何にそれを求めるのかというと、やはり地域との関わり合いみたいなところになるだろうと。
自社のコアはなにかと言えば、それはまず最初に地場にある会社だと。

その地場にあるということ,つまり存在理由の確立をどうするかが至急解決しなくてはならない問題だろうと考えます。確かに現時点でも地場の建設会社の特殊性みたいなものはある。

例えば災害の問題とか(災害ばかり頼るのも嫌だけど)、あと雇用の問題とか。
そういう環境の中で、自社はより地場密着型のよい会社に生まれ変われるかということです。

よく生まれ変わるためにITというものが使えないのかという事です。
自社がよりよくなるためにITを使うというところですね。それはマネジメントの基本ですが。

つまり自治体も含めた建設CALS/ECが進めば、間違いなく市場原理は入ってくるのですが、ただ、公共事業というのはそれだけの問題ではないという部分もある。

自治体CALS/ECに国土交通省の建設CALS/ECを同じ文脈で持っていくことに対しては、それは多分間違いだろうというふうに私は思っています。

それは,有力な地場産業のない地方では、農業や漁業を除けば、現金収入を得られる職業というのは限られているわけで,役場、農協そして公共事業ぐらいしかないと。

そういうところでは、公共事業がCALS化されれば、CALSの御旗に大手が全部取ってしまうことだって可能なわけで、地場の毛細血管としての地場業者が仕事を取れなくなってしまうという問題も出てきます。

ですから,例えばそういう問題をCALSを通して明らかにしていく。つまり,地方優先の公共事業の必要性のコンセンサスというか,そういう国民的同意を形成することで自らの市場を守ることも必要だろうと。

問題は、そのような地方優先の公共事業こそが、いままでの公共事業の中で多分に暗の部分を抱えていることです。つまり談合の温床であり,利益誘導型の政治の根源なわけです。

いま,公共事業が批判される理由の多くはこれであるのですから,そういうものを払拭できるかということ。
つまり、このような地場産業の活性化と雇用の確保の公共工事の必要性を主張できるというのは、国民から同意をいただけるような、その予算を任されるにふさわしい、「いい会社」になる必要があるということです。

そのいい会社という定義は,かなりかなりむずかしいかもしれませんが、その実現の部分にITは使えるだろうと。ITは道具だから、それを使っていい会社になろうということです。

2・ISOの話

CALSの世界では最低限の品質の第三者評価システムとしてISOは必要でしょう。つまりCALSの世界で生きようとする覚悟があればISO取得も必要といえるでしょう。

ただし,自らの市場のCALS化には,本来反対しなくてはならばいような中小業零細企業がISO認証を取得する意味は何か。と言う疑問があるのですね。私には。

CALS的な市場で,例えば中小でも民間工事主体のようなところ(大手の下請けも含めて)が,自らの戦う道具(マネジメントツール)としてISO取得なら意味もわかりますが,保護政策色の強い,官公需法的公共事業で生きようとする中小零細企業がISOを取得することの意味は何なんだろうと。

それが入札要件になるからでは,失格でしょう。
自社がよりよい会社になるためのツールの一つだと割り切れる必要があります。

ツールであれば,もしかしたら,自社にはあわないのかもしれません。もっといい方法があるかもしれません。
ISOはそういうものだと思います。

そういうものを入札要件にする政策に私は反対しているわけです。
アカンタビリティの履き違えでしょう。

そもそも,品質管理にはISOしかないのでしょうか。
若しそうだとすれば,ISOで品質管理していないトヨタの車は品質が落ちるとでもいうのでしょうか。

さらには,一握りのISO取得の地場企業が,そのISO取得を指名競争入札の指名要件にしようとする動きを見ると滑稽でさえあります。

つまり,地場経済の活性化と雇用の確保の公共工事の市場で行われているそういう動きは,一体なんなんだろうと。競争原理でも持ち込むのなら分かりますが,その気はないでしょうし,なにか非常に政治的な他を排他する道具にしかなっていないのですね。その上,ISOは完成品の品質を保証しているわけでもないのにですよ。

ISOは取得した,でも官公需法の世界は守らなくてはならない。
市場自体が矛盾してしまうのですよ。本来ならISOは取得した官公需法はもういらないが正解なのだと思うのですが。

ISOを取得すると言うことは,私はWTO要件のような一般競争入札で勝負すると宣言しているようなものではないかと考えています。

ですので,その心構えがあれば,ISOは立派な御社の御社による品質管理ツールとして機能することだと思います。

詳しくは,ダウンロードのページから,建設通信新聞01/02/16 建設論評『ISOというメトリック』をお読みください。

2001/03/04 (日)   
【今週の読書その2】

『新宿末広亭 春夏秋冬 「定点観測」』,長井好弘,2000年12月13日,アスベクト

世の中には変わったことをする人がおりまして,この本は寄席の定点観測なのである。

はっきり言って,一落語ファン,それもサラリーマンがするにはかなりの"暴挙"でありましょうが,そういう落語が好きだと言う「情熱」が出版され世に出ることに私は拍手を送りたい。

『末広亭の寄席にいるとき,僕はいつも「プロの客でいたい」と考えていました。高座のプロたちはみな「オレが日本一の芸人だ」と思っているに違いありません。それなら,こちらも客のプロ,日本一の聴き手になってやろうじゃないか。それくらいの気構えがなければ,芸がいいとか悪いとか,偉そうなことは書けやしないと思うのです。』

御意。



【今週の読書】

『良い財政赤字 悪い財政赤字』 リチャード・クー,2000年1月8日,PHP研究所』 

R・クーは,ある意味公共事業の味方であり,建設業界が公共事業の必要性をいう時,頼りに出来るエコノミストということができる。

クーによれば,『日本経済の抱えている問題は,一言でいうと「バランスシート不況」である』としている。それゆえ,『バランスシートがきれいになるまで企業行動は変わらない』のである。

そして,現在の日本におけるバランスシート不況においては,積極的な財政支出が有効であるというのがクーの主張である。つまり,個人や企業の需要が落ちている分を財政が補っている,言い換えれば,民間の貯蓄投資が黒字なので財政が赤字になる,と。

確かに,クーの言うように,財政支出は必ず効く。それは,財政は国がお金を遣うことだから,遣った時点で次の人の所得は確実に発生している。
GDPは発生した所得を足して計算しているわけであるから,財政支出でGDPは確実に拡大するのである。

この論調でいけば,財政支出としての公共事業は確実にGDPの数値を上げるには有効なのである。
さらに,現在の日本は,低金利である。

クーは言う。『まだこの国に社会資本でやることが残っていれば,それは今やって下さい。今それをやることが今の日本経済の治療に不可欠なだけではなく,将来の納税者の負担を減らすことになります』,P85

そして,クーによれば,その公共事業はなんでもいいのである,質よりも量なのである。極端な話し政府の支出はなんでもよいのである。

マクロ的に見ればその主張は正しいだろうと思うが,しかし,このあたりで流石に,彼の理性も働かざるをえなくなる。つまり,最後の第九章 日本企業・体質強化への提言でこう指摘する。

『「財政支出は必要不可欠」と強く主張している私が,このようなことを言うのは大変心苦しいのだが,財政支出によって一部の企業に甘えが残されているのは,大変残念なことだが歴然とした事実である。財政全体は,資産価格がこれだけ大幅に下がったにもかかわらず,政府の財政支出によって救われているのだが,一部の企業には,むしろ財政が出ていることによって,甘えが温存されているのである。』,P419

この本は,日本の財政赤字や再建策を考えることがメインではあるけれども,実はクーの真骨頂はこの,第九章にあると私は感じている。

公共工事の味方(何時まで続くか分からないけれども)として,一読してみれば宜しいのではないでしょうか。

2001/03/03 (土)   
【Give Thanks! GIFU】

岐阜での祭りを終えて帰る。

昨日の,たぶん,猛烈に場違いであったろうMicrosoft社ブースでの私のミニ・セミナーは,予想を越えるご来場をいただき深く感謝する次第である。準備した椅子25は満杯.いつも立見が70人以上。

100人×3回=300人は,今回の数あるブースの中は抜群の集客能力を発揮してたと思う。

ステージ衣装は,ジーンズ+Gジャンタイプの皮ジャンである。
イメージはどこかで見た,S・ジョブス(MSブースでアップルのCEOだ(爆笑))。

語りは,渥美清を目指しました,って,完全にテキヤスタイルですね。
ああいう,ブースでの講演は,どうやって会場に来てくださっているフリーのお客様を手元に集められるかに尽きるのであって,テキヤの口上というのは,こういう会場で話をするときの一つの完成形なのである。

さて,肝心の内容だが,30分3本勝負の1本目は見事に知り切れトンボ。
時間が圧倒的に足りない。

反省した私は,2本目は,掟破りの「50分」(笑)という暴挙に打って出た。
そして,3本目は,これで仕事はやと終わりだの破れかぶれの内容無視と時間無視(笑)

MSの担当者曰く。
私のステージはSMショーだそうだ。

つまり,私の講演での聴衆は,私にいじめられる喜び,私に怒られる喜びに浸っていると。
私は,普段皆さんが気にしているところを,それこそ何の躊躇も無く否定するような話しをしているのですが,それが,聴衆の皆さんには快感なのではないだろうかと。

なかなか鋭い指摘ではあるが,いよいよ,私の講演も「きわもの」っぽくなってきてしまったということかな。
というところで,いただいた感想を紹介して岐阜のお話はお終い。

Give Thanks! GIFU

高座も3回も聞かせてもらい、かなり再整理されました。朝一は観客とも少しノリが悪く、桃知さんも尻切れでした。ところが午後一は堪能させてもらいました。

僕は昼に「インドや・ながら」というカレーの食べ放題でしたので少し眠くなったのですが そんなもん吹き飛ぶような感じでした。あっ吹き飛びました!

岐阜県民として地元の産業が強くなることはとっても良いことです。(笑)
東濃の業者も目が覚めて欲しいと思います。

3回目ともなるとフロアーいっぱいで 桃知パワー炸裂していました。元気を頂きました。
さて、収穫がありました。

その一つはマイクロソフトの双方向ネット技術?
これは業者さんとの本当にリアルタイムな打ち合わせに使えそうです。

もう一つが、電子納品成果品作成ソフトのできあがり具合でした。会場でも2つβ版と製品版がありましたが、共に使えると思いました。これからどんどんそういったサポートソフトが登場すると「電子納品」はCALSで無くなりますね。単なる電子納品に過ぎなくなって、そういった枝葉末節のことが取り払われていくとCALSの本質がもっと見えてくると期待しています。

ますます発注者が電子納品を受け取れる環境作りと監督者のリテラシーの向上が大切。
ぼちぼちと、しかし、しっかりとやりましょう。

CALSという幹が見えている人はまだまだ少ない、枯れ木に登って力一杯枝を揺すり枯葉や枯枝を無理矢理落とすゴリラが思い浮かびます。

高山や郡上のみなさんは枯れ葉がすっかり落ちて、力強く新世紀に向かって萌芽しつつあるのでしょう。
とすると桃知さんはゴリラでなく枯れつつある建設業界の樹医でしょうか。次回は是非 庭師の格好で。。。。

ゴリラから樹医に持ち上げたところで、さようなら。

2001/03/02 (金)   
【IT CITY PLATFORM in GIFU第2日目】

昨日は大盛況であった。

午前中のMicrosoft社ブースでの,岐阜県建築士事務所協会の事例発表も沢山の方々においでいただいたし,午後からの建設CALS/ECセミナーには,200人枠に280人以上の方々においでいただいた。

午後からのMicrosoft社ブースでの,高山管設備工業協同組合の砂田理事長の事例発表も盛況だったと聞いた。(私は建設CALS/ECセミナーで不在だった)

建設CALS/ECセミナーには,県外からの参加者も多数。
誠にありがとうございました。m(__)m

向井会長,砂田理事長,そして建設CALS/ECセミナーで事例発表をしていただいた,郡上建設業協会の前田会長,ありがとうございました。そしてご苦労様でした。m(__)m

私の今日の仕事は,Microsoft社のブースでミニ・セミナーです。

11時00分〜11時30分
13時20分〜13時50分
15時40分〜15時10分

しかし,何を喋るかはまだ決めていないのだよ。^^;
どうする,桃知。

ところで家元千社札ですが。お蔭様で結構うれましたよ。
今日の分もありますので,どうぞおいでください。

2001/03/01 (木)   
【IT CITY PLATFORM in GIFU第1日目】

桃知@岐阜です。
今日から3月だけれども,今日と明日は,改頁なしですねぇ。^^;

今日は,IT CITY PLATFORM in GIFU第1日目。
会場へは9時30分迄には行こうかと,そう思っております。

岐阜は雨も上がったようですし,まあ,沢山の方々がおいでくださるとは思います。
私は体調はいまいちなのですが,今日は気合をいれて「蝶ネクタイ」でいきますから,どうぞ笑ってやってください。

それから,家元千社札ですけれど,昨日3枚売れました。ってただですけれど。(笑)
今日も宜しくお願いします。m(__)m

momo
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