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店主戯言050701 2005/7/1 〜2005/7/15 "There goes talkin' MOMO"


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IT化を通して建設業に貢献する

2005/07/15 (金)  
【今日も岐阜で講演です】

午前7時30分起床
 岐阜はくもり
 少し 頭が痛い朝です

昨日は 「すぐに役立つIT化」ではなく
 「すぐには役に立たないIT化」のはなしをしました

しかし 「工作の時間」を
 1時間30分の講演に持ち込むのは無理がありました

「考えるIT化」には ぜんぜん触れずに
 それで 「反転と3分の1切断」と
 「反転と2分の1切断×2」まで説明しようとしているのですから
 それは 今のわたしでは 能力が足りません

じゃ「今のわたし」じゃなければなんとかなるのか
 と言えば そんなことはわかりません (笑)

しかし ネットワークをトポロジーとして理解しようとする
 この試み(工作の時間)に対しては

『時間との戦いだったですね。
あの1時間半で
「何なんだこの話は」と訳も分からず不安になった人がいれば大成功ですよ。』

『メビウス・・・はっきり言って良かったです。
参加された皆さん、理解したんではないでしょうか。
桃節をはじめて聞かれた方も、理解しやすく”考える”事、
今やらなければいけないことを”ヒント”として
つかまれていかれたのではないでしょうか。
この説得は”使える”と思いましたね。続きが聞きたい。。。 』

等の感想をいただいておりましたし

それはなによりも
 法大ECでの 受講者の皆さんの理解の深さに
 実証的確信を得ていましたので
 さらに洗練させていきたいと 勝手に思っています(笑)

 しかし最低3時間はほしいなぁ

さて本日は 引き続き 未来会館にて
 「岐阜県建築物・宅地被災対策連絡協議会総会」での講演になります
 演題は「IT技術と危機管理」(爆)

たぶん 今日はかつてだれも これが危機管理に役立つ
 なんて言った事のない IT技術を紹介することになるでしょう(笑)

それはけっして ふざけているわけではなく
 地域という中景の再構築こそが 危機管理に直結するものだとの
 わたしの理解からです

つまり 今日は「種の論理」爆発の日になります
 しかし 「工作の時間」はできません(笑)
 残念・・・最近見ないなぁ

2005/07/14 (木)  
【変えてはいけないもの(ひねり方)】

午前5時起床
 浅草はくもり
 なにかしばらく からっと晴れた朝に
 お目にかかっていない気がします

今日は講演の為 岐阜へ向かいます
 夜は 気の置けない方々との 懇親会が予定されています

さて「桃塾」(法大&葉月)開催中ということもあり
 その関連の話題をづ〜っと書いています

つまらない とおっしゃる方も多いかもしれませんが
 ご勘弁ください
 ここは わたしの備忘録のようなものです (笑)


個人でも 組織でも 地域社会でもよいのですが
 閉じた輪(クラスター)である自己の内を
 外に向けるには(外と繋がろうとするのなら)

ひねり(反転)を加えればよいだけなのです
 そのひねり方を 「考えるIT化」では
 「象徴の一部否定」と呼んでいます

「一部否定」であるのは
 「変えてはいけないもの」(維持の部分)は必要だからです
 それは 全部否定ではありません
  

昨日 mixiの「桃組」コミュニティに
 玄田有史さんの講演レポートがありました

そこに まさにこのことだな
  と思うところがありましたので 引用してみます
○強い会社
 多くの中小企業の人に話を聞いて勉強させてもらった。
 強い会社に共通するもの
 ■風通しがいい。
  経営トップに会社の強み、弱みを確認した後に、若い人をつか
  まえて同じことを聞くと、自分の言葉でトップと同じ強み、弱
  みが言える。どのようなしくみがあるかわからないが、しっか
  りとしたコミュニケーションが取れている会社は強い。

 ■一人前の人間をつくる。
  大手会社なみの給料も払えないし、仕事もきつく、労働条件も
  厳しい。その中で何ができるかというと、どこに出しても通用
  する一人前の人間に育てるという信念を持って、採用している
  し、教育をしている。一人前になって会社を辞めるという人が
  出ても、喜んで送り出す。

 ◆一人一人が、自分の言葉で「何をやってきたか」を語れる会社
  は強い。上司がそれを後輩に語っている会社は良い会社だと思
  う。

 ◆これだけは絶対やろう、これだけは絶対やらないという共通の
  価値観を持っている会社は強い。

 ◆8:2=「やりたいことやらせる」:「有無を言わさずやらせ
  る」が人を育てるには一番よい比率だと思う。

そして それはまた このこと(↓)なのでしょうね
 

<私>自信が 情熱を持って取り組めるもの
 それは一番になれるのか
 経済的原動力もてるのか

しかし 玄田有史さんのいう
 『8:2=「やりたいことやらせる」:「有無を言わさずやらせる」
 が人を育てるには一番よい比率だと思う』

には思わず唸ってしまいました
 ここでのべき法則的比率は たいした根拠はないかもしれませんし
 別に 根拠もいらないものだと思います

しかし この2割が
 「変えてはいけないもの」という
 個が自己否定的に変態するための種的基体なのだと思いますし
 「やりたいことをやらせる」に リアリティを与えるものだと思います

つまり ここでも ハイブリッドは起こるのですが その比率も
 2:8の時代や それこそ 0:10の時代を経て
 8:2になっているのだろと思います
 
それは 成長のアルゴリズムですね
 だから いつまでも  2:8や 0:10でもいけないのであって
 それが 反転(象徴の一部否定)と2分の1切断×2の
 意味するところでもあります

では 「切断」とは何か
 
それを「骰子一擲」と言っていますが
 それは「実行」ですね

「反転と3分の1の切断」も 「反転と2分の1切断×2」も
 「考えるIT化」における 最初の切断は

外に向かって 情報を発信してみることです
(イントラネットの場合は内なのですが
 自己の殻の外 という意味では 外なのです)

ということで 続きはまた後日です(明日ではないかもしれません)

今朝は 出発の準備をしなくてはなりません

2005/07/13 (水)  
【今日は盛岡へ】

午前4時起床
 浅草は なぜか真っ暗

今日は 盛岡へ出張です
 上野 8:58発の はやて 7号に乗りますので
 若干 あわただしい朝になります

それに 明日は
 岐阜でセミナーがありますから当然日帰りです
 あわただしい 一日になります

さて 法大EC第5回講座のPPTをまとめました
 http://www.momoti.com/HELP0505.swf

今回の講座は 過去4回の講座を
 「工作の時間」(つまり「メビウスの帯」のモデル)を使って
 串刺し的にまとめました

要は(↑) が ご理解いただければOKなのです
 これは「考える技術」です

今年の法大ECの目的は
 「ハイブリッドな思考方法」(狡兎三窟的)
 つまり「考える技術」を身につけていただくことを
 第一の目的としています

なぜならこの実行が 「考えるIT化」であり
 建設業のIT化(現場のIT化)の基本であり
 建設業の再構築 地域の再構築を考えるときの
 基本的な姿勢だからです

それは 世間一般で正しいといわれていることを
 自分自身が 正しいと思い込んでいることを
 一度 自己否定的に見る という態度から始まります

それが「ひねり」であり「反転」なのですが
 そのときに誘発されるデコード(解体)と エンコード(再構築)は
 自らの語彙に制限をうけますから
 またこの思考方法は 繰り返されなくてはなりません

この自己否定的な考える技術のないところでは
人間は いつまでも自分の脳が理解できることしか理解できません

それは 回し車の中の
 ハムスターのようにです

そして 「考える」ことを一度であきらめてはいけません
 それでは 語彙の蓄積はおきませんから

そしてそれは 「悩む」ことではありません
 「考える」ことは 技術です

そして それにリアリティを与えるのは
 骰子一擲(切断)×2なのです

さて 昨日は 朝食に 尾道ラーメンを食べたのですが(笑)
 ホテルを出たのは午前8時30分近くでしたし

切符を買ったら 電車は8時52分発でしたので
 駅の脇にある立ち食いそばやのような所へよりました
写真 写真
一杯450円也
 スープはどこまでも黒く  麺はチキンラーメンのようです (笑)

3年半ぶりの尾道ラーメンに
 http://www.momoti.com/myself/self00201_2.html#020123
 興奮した     のはいいけれど

 時間がなかった…

ラーメンがでてきた時 電車の発車時刻まで5分しかなく
 半分も食べられなかったのです (T_T)
 次回 再挑戦ですね

尾道は いいところです(蒸し暑いですけれども…)
 魚はうまいし
 
 戦艦大和もありました
 
 渡舟を見ました
 
次回 自転車で これに乗ってみようと考えています
 あの映画のようにですね(笑)

2005/07/12 (火)  
【Y=aX】

午前6時起床
 尾道はくもり

橋本真也さんの訃報には言葉がありません
 なにか とても残念です
 ご冥福をお祈りするしかありません

今朝はいつものように二日酔いです
 尾道でも楽しく飲みました(ちゃんと仕事もしました)
 尾道の皆さん お世話になりました

さて 頭は痛いのですが
 取り急ぎ 帰京の準備をしなくてはなりませんので

昨日の図 (象徴の一部否定(ひねり)と2分の1切断×2)
 の修正版を載せておしまいです

法大ECを受講されている方から
 「デコード」がありませんね と指摘されておりました

象徴の一部否定はデコードを誘発します
(例)「おいしいことを おいしいという言葉を使わずに表現する」

しかし そのデコードは
 自らのデータ(語彙)に限界をみます

つまり Y=aX

「反省」は 書かれた言葉(エクリチュール)によって
 自らの語彙となって またデータ化されますが(象徴の再構築)

そこに リアリティを持った 骰子一擲を伴うことによって
 この円環は 外へ向きます

2005/07/11 (月)  
【とても 真っ当なことを表現している図(?)】

午前6時起床
 浅草は くもり

今日は尾道へおじゃまします
 IT化へのお手伝い(別名コンサルテーション)です

昨日の続き(つまり法大EC第5回講座の反省)をしたいのですが
 今朝は時間があまりないのと

昨日思いっきり堕落した生活をしていましたので
 なんの準備(いろいろなことのね)もしていなくて
 できません(笑)

ただ昨日書いた 「輪」のモデルはともかく
 「反転と3分の1切断モデル」も
 建設業の再構築や地域の再構築モデルには
 不向きであることを強調しておきましょう

可能性のあるのは
 「反転と2分の1×2のモデル」です

取り急ぎ図で示します(図をクリックすると大きな図になります)
 
なんだかわかんないでしょうね(すみません)
 簡単に書けば
 何かを生み出す(再構築する)には
 象徴の一部否定が必要だ ということです
 (それは 「反転と3分の1切断モデル」が教えてくれたものです)

その創出は ハイブリッドであり シミュラークルなのですが
 それも データ(語彙:象徴界)がないことには
 なにもできないのですねぇ(笑)

つまり 基本と不断の学習と反転と骰子一擲の無いところからは
 なにも生まれない という
 とても 真っ当なことを表現している図(?)なのです(笑)

2005/07/10 (日)  
【質問への回答兼昨日の反省(ちょっとだけ)】

午前6時起床
 浅草は くもり

昨晩 こんなメールをいただきました

『どうして、何分間おきに「会話」のように「書き込む」んでしょうか。
それがmixiというものなのかなと、思っていますが・・』

つまり ネット上でよくみられる
 声化した文字による
 即時的な「会話」に対する違和感のことなのでしょうが

それは わたしが
 「コミュニケーションのためのコミュニケーション」
 もしくは「たわいもない会話」と呼んでいるものです

それには大きくわけて
 二種類あることをご理解いただければと思います

まずひとつは(「工作の時間」における)ただの「輪」のモデルです
 この「輪」はクラスターを意味しています

例えば mixiにおける「桃組」とは
 境界(昨日の講義では「器」ですね)を持ったクラスターです

そこには ちゃんと「内」と「外」があります
 それは差異であり「内」は「外」と区別されています

それは F2Fと非匿名という 境界を持つことで
 子宮的構造を(意図的に)持たせてあり
 擬似的なマトリックスであり モスラの繭として機能させています

『どうして、何分間おきに「会話」のように「書き込む」んでしょうか。』は
 その「内」で繰り返される 「たわいもない会話」であり
 「コミュニケーションのためのコミュニケーション」です

つまり井戸端会議のようなものですが
 それは 子宮的な同一クラスター内で行われることで
 (内的に)つながりやすく
 そのパロール的な即時性に 脳は素直に喜びます
 →安心の構造

そしてそれは ステロタイプを生み出し
 「外」とのつながりは 生まれにくい という特性を持ちますが

しかしそれは そうとわかっていればよいだけのことなので
 「桃組」というクラスターでは
 コミュニケーションの内容や そのスタイルに 規制を設けるような
 野暮なことはしていません

ただ 「桃組」は 建設業は 如何にして
 「広くて薄い紐帯」的に <他者>とつながるのか
 如何にして私たちは 「HUB能力」を持つことができるのかを
 考えてる まじめな(?)コミュニティですから

(今は)mixiを使って それを 擬似的に 試してみたり
 観察してみましょう ということだけは
 強制力の無い 「お約束」として存在しています

ですから 例えば
 クラスターの「内」で繰り返される 「たわいもない会話」や
 「コミュニケーションのためのコミュニケーション」とは何かを

自分でデコードし データ化し それをエンコードし
 考えてみればよい だけのことです
 (考えるのも 考えないのも まあ本人次第ですけれども)

結論を急げば
 クラスターの「内」で繰り返される 「たわいもない会話」や
 「コミュニケーションのためのコミュニケーション」だけでは
 「広くて薄い紐帯」も 「HUB能力」も つくれませんが

(今回のメールの方のように)なにか疑問があれば
 わたしの能力の範囲内で(という限定はつきますが)
 お答えしようとしています
 (「輪」のモデルでも それぐらいはできます)

さて「コミュニケーションのためのコミュニケーション」
 もしくは「たわいもない会話」には
 もうひとつのモデルがあります

それが「反転と3分の1切断モデル」で表現される「つながり」方です

「反転と3分の1切断モデル」とは
 メビウスの帯を 3分の1のところから切断することですが

これは シニシズムやシニカルさを孕んだ反転と
 切断という骰子意一擲(まずはバーチャルに書き込む)を繰り返す

「コミュニケーションのためのコミュニケーション」であり
 もしくは「たわいもない会話」です

昨日の法大ECの講義ではそれを
 関西人の会話にみられる ボケとツッコミ に例えました(笑)

それは メビウスの帯の構造を持つことで
 つまり 「内」でもなく「外」でもない境界を持つことで
  リンクをつくりやすい つながりやすい という特性を持ちます

これについては 6月30日の【反転と3分の1切断モデル】
 考察をしていますので(不十分ですが) 是非
 そちらを読んでいただければ と思います
 
この「反転と3分の1切断モデル」は つながりやすい
 という意味では  けっして悪いものではありません

それは わたしが「おたく的才能」と呼んでいるモノの出現の場ですが
 「おたく」は ひきこもりませんし ニートの文脈もありません

「おたく」は 強烈な自己顕示欲をもっています
 それは時としてうっとうしいこともありますが(笑)

わたしは 自己顕示欲を持ち 表現を実行することは
 すばらしいことだと思います

それは 外的連関意識が働く場でであり
 象徴意識の一部機能停止による「ひねり」(反転)を持ちます
 (突然 昨日の法大ECの講義を受講した方しか
 理解不可能であろう表現になりますが ご了承ください m(__)m)

ただし そこには リアリティとしての中景(象徴)はありません
 近景と遠景とが ネットワークを介して直接結びついています

しかしそこには ハイブリッドがあり シミュラークルがあり
 創出があります

これは 想像力 アイディアの源なのです

「おたく的」表現とは
 中景が喪失していく「今という時代」を背景に
 象徴意識の一部機能が停止することで
 並列連関意識と統合連関意識が 強く機能するために起こる
 リアリティの薄い ハイブリッドなのです

しかし その表出は 外的な連関ですから
 つながりを得やすいことは 得やすいのです

そこにこのモデルから理解される最も重要なこと
 つまり「ひねり」(反転)とはなにか の解があります

しかしこのモデルの問題は リアリティが薄いことです

ですから 「反転と3分の1切断モデル」は
 土地という(リアルな)制約要件を持った
 建設業の再構築モデルに なりえない ということですね

2005/07/09 (土)  
【単なる閉じた円環であるなら外とつながらない】

午前7時23分起床
 浅草は くもり

昨日の帰路は 鹿児島空港 午後7時発のANA便でした
 羽田には午後8時40分頃に着陸

それから荷物を受け取り
 羽田からはタクシーを使い 午後9時20分頃浅草に戻りました

東京の空気は
  なにかの呪いがかかっているかのように重く感じました

鹿児島県建築協会のイントラネット実習の始まりは
 役員の皆様からでした
 大変熱心に受講いただき感謝しています

最初に これはクラスター(中景)をつくる作業です
 と 簡単な説明をしましたが

イントラネットというクラスターを生成することは
 それ自体が 反転を孕む行為です

昨日の 役員の皆様の真摯な姿勢は
 その反転が クラスターを生成しながら

メビウスの帯的に 外とのつながりを持つものになることを
 予感させるには十分なものだと感じました

大変よいスタートであったと思います


さて本日は 法大EC第5回講座です
 今回は イントラネットと「場のマネジメント」の考察を行いながら
 今までのまとめ的な講義を行う予定です
 
マネジメントシステムは どのようなものであれ
 最初に「内」(組織内)を向きます

そのとき 組織(場)観 哲学の違いで
 マネジメント手法は変わってしまいます

組織とは 人間の結びつきなのですから
 人間観でそれが違ってしまうは当然ですが

もちろん 桃論での「場」は 卵の白身モデルになります
 今日は 今までの 考察を基に

この卵の白身モデルという 「場」の持つ意味を考えていきます
 
それは ある種の組織観
 自己責任の脅迫 の否定につながるものとなるでしょう

場の思想場の思想

清水博(著)

2003年7月17日
東京大学出版会

2940円(税込)




しかしこの「場」も 単なる閉じた円環であるなら
 外とつながらない という
 「今という時代」ならではの欠点は克服できません

今日は 「工作の時間」を再び行いながら
 この「場」が 如何にしたら 外とつながる可能性を持てるかの
 考察を行います

 とても パロール的にですね

それは 残り2回の講座に向けての 足場固めのようなものです 

2005/07/08 (金)  
【考える技術】

午前4時30分起床
 鹿児島は真っ暗

今日は一日 鹿児島県建築協会のイントラネット操作講習です
 今日は IT委員会の皆さんと
 役員の方々に受講していただきます

この後は IT委員会を中心に
 すべての協会員さんを対象にして勉強会を行います
 (クラスターから漏れる個をつくってはいけません)

7月6日の【昨日のスタートアップセミナーの反省】にも書きましたが
 これは 実際にサイボウズを操作しながらの勉強会になります

たぶんイントラネット導入時の失敗原因の30%は
 この基本を省略してしまうためです


さて 昨晩は鹿児島で飲みました
 天文館にある「J-STYLE DINING櫻壽」というお店でした

さすがに天文館です
 こんな酒がフツーにあります

食材も豊かで 洒落た洋風居酒屋という風情の店でしたが
 こんなものまで出てきます

これは「うまき」ですね
 わたしの大好物なのですが
 最近では 東京のうなぎやでも 定番にしているところは少なくなりました

これは かつおの腹皮です
 たぶんわたしの語彙だと 「かつおのはらす」と呼ばれる部分です

今回のは 干物になっていて
 それを焙ったものですが 焼酎との相性は抜群でした

しかし わたしの食を書くことは 飽きることがありません
 これは なんなのだろうな と時々考えます

食は本来 欲望ではなく 欲求でした

欲求は
 動物的なものであり 自然と調和するものです
 特定の対象を持ち それとの関係で満たされる単純な渇望です

たとえば 空腹を覚える →食物を食べる →満足 というような
 欠乏−満足の回路をもっています

一方 欲望は
 人間的なものであり 自然とは調和しないものです
 望む対象が与えられ欠乏が満たされても 消えることはありません

たとえば 男性の女性に対する性的な欲望などがそうです
 その一番強烈なのが

他者の欲望を欲望する
 ということで (嫉妬の原因ですね)
 欲望は つきることがないものです

「グルメ」という言葉は 今や定着した日本語です
 googleで検索を行うと 3,190,0000件以上が検索されます

これは フランス語の gourmet (食通 美食家)から派生したものでしょうが
 食がグルメという要素を持ったとき
 それは 本来 欲求である食が 欲望化しているものだと思います

それは食の「商品化」と関係するのだろうと感じていますが
 (食の消費ですね)
 「商品」という 交換と贈与のハイブリッドが持つ
 欲求の欲望化とでも言えるものだと思います

必要(欲求)から欲望へ
 これが マーケッティングの深層にあるものなのだろうなぁ と思います
 (じゃないと資本主義の要である「消費の再生産」は生まれません)
 なので マーケッティングは 高度に精神分析的なのでしょう

それは「おいしいことと おいしいという言葉を使わずに表現する」
 ということに 一度でも取り組めば わかることです

そして 「公共工事という産業」 のマーケッティング とはなんだろうか
 と考える必要があるのが「今という時代」であるのなら

考える技法は同じなのです

2005/07/07 (木)  
【阿久根市にて二日酔いの朝】

今朝方から このサイトを間借りしている サーバーの調子が悪く
 更新ができないでおりました
 大変遅くなりましたが 本日の店主戯言です

午前7時起床
 阿久根は くもり
 今日は つばめに乗って 鹿児島へ移動します

広い和室で ひとり
 TVを見ながら この戯言を更新しています

窓のそとでは
 ほーほけきょ

朝食は 小魚を焼きました
 
哀れな小魚よ
 うらやましげに わたしを見るな

わたしの 血となれ  骨となれ
 わたしは 君たちの生を受けて また生きよう


昨日は 1年ぶりに 阿久根建設さんを訪れ
 「工作の時間」をしました

法大ECのインスピレーションである工作の時間も
 昨日で3回目でしたが

今までの3回を見て気づくのは
 メビウスの帯をつくるのは 若い人たちの方が上手であり
 年齢が上がるにしたがって うまく作れない傾向があることです

それは 面白いほど はっきりとでる傾向であって
 脳みそが スパーフラットになっているのだろうなぁ と
 不謹慎なことを 思ったりしていました(すいません)

それは たぶん 無意識的な知性を
 機能させることがあまりないからでしょうね

メビウスの帯は 三次元モデルであり
 無意識は多次元(N次元)です

しかし象徴意識は 多くの場合 差異に基づく二次元の世界ですから
 これに慣れてしまっていると
 二次元モデル以外は 作れなくなってしまうのかもしれません

そもそも メビウスの帯の 「ひねり」は
 象徴意識の一旦停止なわけですから
 まあ 妥当な傾向と言えば 言えないこともありませんね

ということで
 昨晩は しっかりと飲んでしまいました
 (阿久根建設の皆さん ありがとうございました)

今朝は 立派な二日酔いです (頭が痛いです) 

2005/07/06 (水)  
【昨日のスタートアップセミナーの反省】

午前5時起床
 浅草は 雨

今日は 8時のJAL便で 鹿児島入りし
 阿久根建設さんで「工作の時間」です

鹿児島は雨模様らしく ちょっと残念です

オープンセミナーのご案内
 2005年7月27日(水) 福岡ゼロックス Summer Conference2005 建設業セミナー
 を掲示しました

福岡での講演は 久しぶりです
 お近くの方は 是非にご参加ください

さて昨日は 鹿沼の神谷建設さんで IT化のはじめの一歩でした
 それは「スタートアップセミナー」と呼んでいるもので

イントラネット(サイボウズ)を利用したIT化とは何かの
 最初の理解を得ようとするものです

たぶん イントラネット導入時の 失敗原因の40%は
 この最初の理解を省略してしまうためのものです

これは 特段難しい話ではありません
 むしろ 普段の講演よりも 格段にわかりやすいはずです

まず 内と外の問題
 つまり イントラネットは閉じたクラスターであることを理解します

それは モスラの繭(自己否定的変態)の理解ですし
 中小企業(建設業)における 社内イントラネットとは

子宮であり マトリックスであり
 外と遮断された 安全な「場」であることの理解です

私たちは この繭の中で
 (繰り返される)羽化のために
 IT化に 取り組むわけで

羽化とは 「HUB」能力の取得のことですね

尊敬と信頼という制約要件が付く
 「広くて薄い紐帯」の構築です

そしてそのことが クラスターの持つ
 内向的な故の欠点を 覆すことになるわけです

(つまり 我々の仕事の源泉は「外」にある)

その実践が 「考えるIT化」です

「考えるIT化」が 最初に要求することは
  たったの三つしかありません

 スケジュールを書く
 現場状況報告を書く
 入金状況報告を行う

本当にこれだけなのです
 イントラネット導入時の 失敗原因の30%は
 最初から 持っている機能に眼がくらむことです
 (なんでもできるは なんにもできない)

現場状況報告という「反省の行為」は
 「個」(社員)の 情報を見る能力を引き上げ
 イントラネットに リアリティをもたらします
 
そのリアリティとは  現場(仕事)を見る眼の向上です
 それは 「正解の思い込み」のような管理システムよりも
 確実に現場の精度を上げてしまいます

しかし この実行には
 ITの操作技術ではなく (やっていれば覚えます)
 効率化と合理化ではなく (黙っていてもついてきます)
 ただ 情熱(意欲)だけが必要なのです

だからイントラネットは 情熱の表徴であり
 ミームプールであり 自社の鏡なのです

そして ニートの文脈(社内的ひきこもり)の検査装置のようなものです

「考えるIT化」が必要条件とするものがあるとすれば
 (ITの機器は当然のこととして)
 自らの「HUB能力」を引き上げようとする
 「個」の「意欲」です

だからこそ ニートの文脈(社内的ひきこもり)を
 最小限に抑えるためにも

イントラネット(サイボウズ)を利用したIT化とは何かの
 最初の理解を行うのです

それは 「なによりも自分自身のためだ」
 ということの理解ですが
 それでも 多かれ少なかれニート的な問題は起こります

ただそれを理解しているのといないのでは
 その処方に大きな違いが生じてしまうのですね

次回は 実際にサイボウズを操作しながらの勉強会になります
 たぶんイントラネット導入時の失敗原因の残りの30%は
 この基本を省略してしまうためです

基本がなくては なにも生まれはしないのです
 つまり 最初に 「かたち」
 クラスター(中景)をつくります

実際に からだを使うことで
 多くのもやもやは 解消されてしまいます

2005/07/05 (火)  
【葉月桃塾第3回講座の反省の補足】

午前6時30分起床
 浅草は くもり

昨日は わたしの47歳の誕生日でした
 沢山の方から お祝いのメッセージをいただきました
 ありがとうございました

たぶんそれは 今までにない数量であり
 広い範囲からいただいたものでした

このステキなつながりを
 大切にしていきたい と思います

さて 今朝は
 昨日の【葉月桃塾第3回講座の反省】の
 補足(宿題へのヒント)を書いておきます

わたしはかつて
 IT化が(特に個のレベルで)もたらすものを
 アイディア スピード 実行力 と言っていましたし
 これが コア・コンピタンスだと考えていました

今や 世間一般では コア・コンピタンスという言葉も
 聞かなくなってしまいましたが

私たちはそれを もう少し広い(狭い?)概念で
 「コア」と呼んでいたりします

それは「変えてはいけないもの」という意味でですね

また 「コア」は アイディア スピード 実行力に
 取引のメタ情報である 「信頼」をプラスする必要から
 「HUB能力」 とも呼ばれていたりします

「HUB能力」 とは 「広くて薄い紐帯」(narrow ties)をつくる能力ですが
 それは アイディア スピード 実行力を否定するものではありませんし
 それらに 「信頼の能力」を付け加えたものが
 「HUB能力」だ ということです

つまり「HUB能力」を一次でデコードすれば
 アイディア スピード 実行力  そして信頼となります

実行力とは 骰子一擲そのものであり
 動き出せ!えぶりばでぃ!です

信頼とは「変えてはいけないもの」の中核です
 取引のメタ情報であり まさに「コア」です

そしてそれは 情報を発信する能力と
 情報を見る能力の ハイブリッドとして 理解されるものです

では アイディアとスピード とはなんでしょう
 これが「考えるIT化」です

「考えるIT化」は
 言葉(これが情報です)の持つ二つの機能
 つまり 「コミュニケーション」と「考える」のハイブリッドです

コミュニケーションは 合理化と効率化を求め(スピード)
 アイディアは 偶然性を孕んだ「考える」ことです

ITの機器は そもそも
 人間の持つ アイディアとスピードが生み出したものですから
 効率性と合理性は 本性として 常に備わっています
 (これが グリコのおまけです)

しかし逆に アイディアとスピードは
  ITの機器を使うだけでは生まれないのです
(スピードとは 伝達速度ばかりでなく 思考のスピードですからね)

それは 今回の宿題である
  『メビウスの帯の「ひねり」とはなにか』
 つまり「ひねり」を契機とした
 偶然性を孕んだ「考える」ことによって 生み出されるのですねぇ


表徴(表現・成果品=出力 y と理解されてよいでしょう)は
 私たちの表徴意識にある
 三つの連関意識の 機能合同の賜物なのです

しかし それがどうしても ひとつに偏りがちになります
 (たぶんESS的にですね)
 その片寄りは 象徴意識に向かいますが

それが「正解の思い込み」です
 象徴(ナイーブに正しいと思っていることですわ)に
 縛られてしまった脳みそには

アイディアとスピードは生まれませんし
 外と繋がる可能性としての 「メビウスの帯」も生まれないのです

 → 内的連関
 → 負のフィードバック
 → 今の時代における クラスター型の欠点

一方 オタク的才能とわたしが呼んでいるものがありますが
 これは 象徴意識があんまり働いていない状態なのですね
 (つまり 「中景の喪失」です)

象徴の一部が停止していて
 外的連関である 並列連関意識と
 統合連関意識とが 働いている状況です

これは 近景と遠景が 繋がっている状態であり
 「中景の喪失」なのですが

しかし これが オタク的才能の仕組みであり
 ハイブリッドやシミュラークルの源泉であって
 メビウスの帯を作り出しているわけです
 
だから オタクをバカにしちゃいけません(笑)
 彼らの才能は 賞賛すべきです

ただ たしかに 足りないものもある…と
 それが「リアリティ」でしょう
 まあ それが「反転と3分1切断モデル」なのですけれども…

リアリティとは 情熱を持て 一番になれ 経済的原動力をもつ
 「コア」「変えてはいけないもの」な わけです

つまりそれは リアルな世界での「信頼」なのですが
 建設業の場合
 これは「中景」(地域社会)でしか生まれないんだよねぇ

以上 ヒントでした(笑)

さて今日は 午後から 栃木県鹿沼市へおじゃまいたします
 IT化の「はじめの一歩」を踏み出すお手伝いです
 

2005/07/04 (月)  
【葉月桃塾第3回講座の反省】

午前6時40分起床
 浅草は 雨

7月1日 三重県建設業協会での講演用PPTと
7月2日 葉月桃塾第3回講座のまとめをアップしました

7月1日 三重県建設業協会
 http://www.momoti.com/BD050701.swf

7月2日 葉月桃塾第3回講座
 http://www.momoti.com/HZ050702.swf


今年の葉月桃塾は
 グループディスカッションの時間を設けています

また 昨年同様
 毎回ゲストスピーカーさまの講演もありますから
 わたしの講義の時間は かなり制限されています

(グループディスカッションは サイボウズの導入により
  時間を短縮いただいていますが…)

それは 今年の法政ECとは 対照的です

今年の法大ECは ゲストスピーカーをお呼びする予定はなく
 (ただし 懇親会への参加は広く受け付けておりますが…)(笑)

ただひたすら   受講者の皆さんには
 現実を見つめ
 その状況の持つ情報をデコード(解体)し
 ハイブリッド的にエンコード(再構築)ができること

つまり ハイブリッドな思考方法を 身につけていただくこと
 そしてそれを 実践で使っていただけることを講座の目的として
 そのためにすべてのリソースを費やそうとしています

 ※「ハイブリッド的」とは 無意識が機能するという意味でです

葉月桃塾の目的も同じです

しかし 葉月桃塾は 時間的な制限を受けていますから
 法大ECのように 順序良く
 理論を展開する講義であることは難しいのです
 (更に法大ECより講座回数は2回も少ないのです)

そこで 葉月桃塾では わたし自身が
 「パロール的」と呼んでいる 手法を実践しています

今回のパロール(話し言葉)は (あらかじめ予定されていた)
 「工作の時間」への導入部分です
 つまり 「考えるIT化」とは何か の解説部分でした

それを簡単に言ってしまえば
 繰り返される 実践と その実践を対象とした
 ITを使っての「反省の行為」であり

その「反省の行為」の
  デジタルなエクリチュール(書かれた言葉)です

それは 情報の共有ではなく
 反省の(行為の)共有であり

なによりも 書くことであり
 自ら情報を発信しようとすることです

行動とその結果を表現対象とする
 反省の行為→エリクチュール→行動は
 フィードバック(PDCAサイクル)的に円環します

フィードバックについては次回詳しくお話しますが
 それは 単純な「負のフィードバック」では ただの円環であり
 メビウスの帯はできません

そこには無意識的なものが機能していることの理解が必要です
 無意識を鍛える(からだで覚える
 鍛えられない無意識もあります→欲動)
 そこに 考えるIT化の本質はあります

わたしは この「考えるIT化」を グリコのおまけではなく
 グリコのキャラメル つまり本質を食べること
 一粒三百米のことだ と言っていますが

このような理論は わたしが
 情報としての言葉(情報の多くは言葉です)の持つ機能を
 デコードして ハイブリッド的にエンコードすることで
 再構築してきた IT化の理論です

それは ハイブリッド的シミュラークルであり
 だれかの受け売りではありません
 (つまり この意味でオリジナルなのです)

その生成手法
 つまり ハイブリッドな思考方法は
 実はとても合理的なものであり
 誰でもが 訓練を通して
 身につけることのできるものだと考えています

つまり「技術」なのです

次回の講義内容を若干先取りしますが
 例えば 「IT化」を考えるときに
 「IT化は効率と合理化のためのものだ」 という
 通説(象徴)を 一旦禁止します

そして「IT化」という概念を デコードします
 それはまず 「IT化」における 「情報」とはなにか
 という問題に還元されることになるでしょう

そこには ミーム論(文化の遺伝子としての言葉)があり
 経済学があり 現象学があり 社会心理学があり
 言語学があり 深層心理学(精神分析)があり
 哲学や数学の知識も必要となります

ですから デコードをすることは 語彙を得ることであり
 情報についての 膨大なデータを
 知らず知らずに わたし自身に蓄積させることになります

これが 「わからないという方法」の基本なのだと思います

つまり 「地を這う」 ということであり
 「からだで覚える」(無意識を鍛える)ということです

パロールは こうして わたしに宿ったデータ(ミーム)を
 その場の状況の影響を受けながら
 意識的 無意識的に ハイブリドし 展開される「話し言葉」です

その「話し言葉」は ハイブリッド的エンコードなのです
 このハイブリッド(による成果品)が
 シミュラークルと呼ばれているものですが

それを こうして書き言葉にまとめる作業が「反省」であり
 エクリチュールになり
 またデータとして(わたしに)蓄積され
 次の行動の源泉になります

今回の葉月桃塾での
 わたしの「パロール」(講義)そのものが
 たぶんにインスピレーションや ひらめきを孕んだ
 ハイブリッドの思考方法の実践の成果品であることを
 感じて欲しいと考えています

それは実践されているIT化であり
 リアリティを持つものであり
 偶然さえ楽しんでしまおうとする実践です
 机上の理論ではありません

例えば 現在のわたしのIT化コンサルテーションは
 デコードとハイブリッド的エンコード
 (そしてハイブリッドのための蝶番の探索)という
 「ハイブリッドな思考」方法の実践となっています



そして 骰子一擲
 如何で偶然を破棄すべき
 (でも 骰子一擲も 偶然を破棄できないだろう)

この実践が わたしのIT化コンサルテーションです

さて 今回の「工作の時間」では 宿題をお出ししました
 それは 『メビウスの帯の「ひねり」とはなにか』 ということです


フツーの輪とは クラスターの生成を意味しますが
 (それは イントラネットを使う
  「考えるIT化」が 最初に作ろうとするものです)

そのクラスターの問題点(外と内の分離=外と繋がらない)を
 克服しようとする最初のリアリティを持った行動が
 「ひねり」なのです

「ひねり」を加えることで
 フツーの輪は メビウスの帯として 表裏がなくなります
 その内と外の輪郭の曖昧さは 外と繋がる可能性を持ちます
 (それは 内に眼が向きがちな ひきこもり的IT化を防ぎます)

では 皆さんのリアルな実践の場において
 この「ひねり」は なにに相当するものなのでしょうか?

これが宿題ですが もちろん その回答は
 この店主戯言の読者なら すでに理解されているはずです

なぜなら
 なんども店主戯言には 書かれているからです(笑)
 (そして今回も書きます)(笑)

さらに
 次回講座に繋がる もうひとつの宿題は
 「おいしいことを おいしいという言葉を使わずに 表現しよう」です

これは すでに法大ECでは 解説済みのものですが
 じつはこれこそが
 『メビウスの帯の「ひねり」とはなにか』
 の答えのようなものです

それは 「ハイブリッドな思考」の方法論(技術論)であり
 どうしたら アイディア や 創出が生まれるか(生まれ易いのか)
 ハイブリッドが生まれるのか の秘密です

2005/07/03 (日)  
【悪党は肉を食べなさい】

わたしにとって 東日本で一番の焼肉は
 北海道深川市の南大門です

西日本は松阪市(街そののもの)です
 共通しているのは うまい でも 価格はお値打ち です
 これが基本です

7月1日の夜 セミナー終了後
 三重建協の方々と 津市にある
 松阪牛の店「まるよし炭火焼肉」で 肉を食べました

そこには 浅草では ほぼ絶滅した
 「タン塩」がフツーにあり
 そのうえ「タン刺」までありました

これは 生肉好きには たまりません
 縄文の血が 沸々と湧き出てくるようです

(その他の写真は↓をご覧ください ただし mixiのメンバー限定ですが…
http://mixi.jp/view_album.pl?id=82449

これで とてもお値打ちらしいのです
 さすが 松阪(正確には津でしたが)です

と言うことで二週間後の葉月桃塾は南大門の予定です



【悪党はホルモンを食べなさい】

午前7時起床
 岩見沢は晴れ

今日は 11時30分のANA便で東京へ 戻ります
 昨日の 葉月桃塾第3回講座の反省は
 明日にでもまとめたいと思います
 
昨晩の 〆は 雷電食堂でした
 2月の地域再生フォーラム以来になります

当然に これ (↓)が目当です
 
これを 特性の梅割りを ちょびちょびと飲みながら
 がばがばと食らいます
 今朝の ゲップは 悪党の香りがします(笑)

今回は 特別に店内を
 おかみさんです


2005/07/02 (土)  
【海の道から空の道へ】

人影まばらな 津駅から 津なぎさまち まで
連絡バスで 移動  (料金200円 所要時間10分) この船(津エアポートライン フェニックス号)で 40分
セントレアへ到着(料金 1890円) 船内はきれいでした
桟橋から ターミナルへのながーいアプローチ ようやく ターミナル入り口
振り返れば… そして搭乗口へ
ここで 朝ごはん (天むす) ANA703便 9:00発
10:40 新千歳空港着 到着 わたしのリモアも無事に到着



【津から岩見沢へ】

午前4時起床
 津はくもり

海を臨めば 
 あやしげな 朝焼けです
  

今朝は 忙しいのでした
 これから 午前 6時30分の 連絡バスで
 津なぎさまち まで移動し

そこからは 津エアポートラインで セントレア(中部国際空港)へ
 そして 9時発のANA便で新千歳へ飛びます

新千歳には10時40分に到着予定で
 まにあ1号の舎弟さんが 迎えに来てくれる予定です

そこからは 車で岩見沢へ移動
 今日の 葉月桃塾は 岩見沢開催です

本日の葉月桃塾は 「工作の時間」を予定しています
 モデリングの授業ですね



実際に IT化のモデルをつくってみて
 それが 実際には 何を意味しているのかを
 少しでも リアリティをもって 理解していただこうと 考えています

2005/07/01 (金)  
【反転と2分の1切断×2モデル】

午前4時15分起床
 浅草はくもり

今日は 三重建協さんでのセミナーのため 津へ参ります
 今晩は そのまま 津に宿泊し

明日は 朝二の津エアポートラインで セントレアへ移動
 そこから 葉月桃塾のために 北海道へ飛びます

今回の葉月桃塾は 当然に「工作の時間」です(笑)

さて メビウスの帯を切る(「工作の時間」) の続き
 今回は 2分の1のところから切る です
正直に言えば 2分の1で切った結果を見たとき
 わたしは 落胆してしまいました
 
なぜなら この輪には リンクができなかったからです

さらなるひねりを持った大きな輪にはなるのですが
 肝心なリンクが生まれません

リンクが生まれない…
 この問題は 暫く わたしを悩ませていました
 
結局 「反転と3分の1モデル」
 (コミュニケーションのためのコミュニケーション)でしか
 外とは繋がらないのか…

わたしは 「ひねり」を
 「反省の行為」と仮定していました

例えば それは
 「おしいいことを おいしいという言葉を使わずに表現する」ことです

それは 意図的に 書く(表現する)行為であり
 意図的に 他者へ「私」の考えを伝えようとすることであり

それは エクリチュールが持つだろう
 表徴の三つの連関の「機能合同」としての創出
 シミュラークルや ハイブリッドを生みだす可能性です

それは 6月29日の【ひねり】に書いたことですが
 確かに そのような反省の行為は

「私」というメビウスの帯も
 「私」を個として孕む 種(クラスター)も 大きくするでしょう
 そして それが 信頼と尊敬の関係で繋がる
 HUB能力であるはず …なのです

しかし 外との 繋がり(リンク)ができないことは
 致命的な問題です

最初に閉じたクラスターをつくり
 ひねりを孕んだ反省の行為(表現)を繰り返す という
 わたしのIT化論(考えるIT化)は
 根底から否定されかねません

暫くそれで悩んでいたのですが
 この問題は もう一度 2分の1で切る という
 インスピレーションを試みることで解決をみることになります

2分の1に切ってできた輪を
 さらに2分の1に切ったとき そこには
 繋がりを持った 大きな二つの輪があらわれました
 
2分の1切断×2でも メビウスの帯は 繋がりをつくりだします
 それも 「反転と3分の1モデル」よりも
 大きく 均等な二つの輪の繋がりとしてです

  「してやったり」 (笑)

では これは 実社会では何を意味するのでしょうか
 後はその屁理屈?を考えるだけですね(笑)

例えば わたしは 毎朝一番の mixi日記には
 この店主戯言と同じものを転載しています

しかし それにコメントが付くことはまれです
 それは 日記が  「マジ」だからでしょう (笑)

店主戯言は わたし自身の 反省の行為であり
 主義主張であり
 思いを伝えようとしているのであり

「反転と3分の1切断モデル」が持つ(と思われる)
 コミュニケーションの再生産は 最初から求めてはいません

あえて言えば 伝わることが 目的です
 ですから ズレを狙った レスは まずつくことはありません
 (時々 誹謗中傷のメールはいただきますが…)(笑)

しかし 毎日 たくさんの足あと(アクセスログ)が残ります
 ちゃんと 読んでいただいているのかどうかは わかりませんが
 その足あとが  紐帯の可能性であることは

7年間 この店主戯言を書き続けることで
 (それも かなり主流に逆らい続けながらですよ)
 今の仕事を創出し

さらに ハブとなる方々と 広くて薄い紐帯的に繋がり
 市場を開拓することができた
 わたしが持つ リアリティなのです

この「反転と2分の1切断×2モデル」は 繋がる可能性を持っています
 それは わたしが保証します

そこで 「反転と2分の1切断×2モデル」が二度要求している
 「切断」とはなにか を考えました

わたしの答えは 「骰子一擲」 なのです
 つまり 自ら動き出すことの「賭け」だと思います

それは 例えば 自ら情報を発信する という行為です
 それは バルネラブル とも言えると思いますが

インターネットの場合
 ウェブログ(店主戯言やmixiの日記)は
 自らを 晒す(匿名ではなく) という
 最初の骰子一擲なのだと思います

それは
 「反転と3分の1切断モデル」にも(この場合匿名性が強いですが)
 「反転と2分の1切断×2モデル」にも 共通している 切断です

そして
 「反転と2分の1切断×2モデル」は 繋がるために
 「×2」を つまり さらなる骰子一擲を 求めます

それは インターネットに限らず
 実社会においてもそうであること
 つまり F2F(フェイス ツー フェイス)の必要性のように思えます

つまり 実社会での実践です
 それは 自ら 実際に動くことであり
 繰り返される 骰子投げであり 賭けです

わたしは 「反転と2分の1切断×2モデル」を
 土地という制約を持ったクラスター
 つまり 地域や 「公共工事という産業」の再生モデル
 と考えています

まずは イントラネット等を用いて 閉じたクラスターをつくり
 そのクラスターで 自己を大きくしていく
 (HUB能力を育てる)

そして 「外」へ向かって 骰子一擲
 それは繰り返される という円環です

これは 具体的には「個」の行動ですが
 そのようなHUB能力を持った「個」を育てることが

土地という制約を持ったクラスターが
 信頼と尊敬の関係で繋がる
 広くて薄い紐帯の可能性なのだと 考えています

そしてそれが 「種の論理」です
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