３年前の衆院選以降に民主党を離党し、今回の小選挙区に立候補した前職や参院議員のうち、小選挙区で勝ったのは日本未来の党の小沢一郎氏だけで、１勝70敗の戦績だった。比例代表での復活も10人にとどまった。「党勢が低下した民主党では勝てない」との判断もあっての離党だったが、乱立した第三極や、非自民票が割れたこともあって、離党組には厳しい結果となった。（日経電子版：2012/12/17 5:57）

午前4時50分起床。浅草は雨。今回の選挙で、あたしが一番注目したとこはなにか、といえば、自民党が圧勝することではなく（それは、あたしの予測よりも50議席ほど多かったが）、民衆党の惨敗でもなく（いや、これは本当に惨敗なのである）、維新の躍進でもなく、民主党を離脱した方々が、果たして、この選挙で勝てるにか、にあった。

それは実をいえば、土曜日の夜に、突然に興味の対象になったことなのだが、「日本未来の党」は、票数を伸ばすのじゃないか、という意見を聞いて、あたしゃ「それはない。いっても20議席だろう」と答えたのである。

二晩たって票が開けは、「日本未来の党」は9議席であり、小選挙区では2議席だけのはずであり、言ってみれば惨敗だった。

それは簡単なことで「、「日本未来の党」が言っていた「脱原発」が選挙の争点にはならながったことが原因なんだろうと思う。「脱原発」ではなく、今、被災地の方々が必要としているものは「復興」なのであり、その「復興」で信頼の構築が出来なかったのが「民主党」であり、その「民主党」から出たけれど、「脱原発」などという事を言っていたのが「日本未来の党」だったのではないか、と思うからだ。

ただ、「脱原発」が悪いのではなく、今の国民は、「復興」というような、比較的早く目に見える形に期待しているのじゃないだろうか。

Written by : 2012年12月17日 08:56: Newer : Older