つむぎのおおもりつむぎのおおもり


つむぎのおおもり

午前5時50分起床。浅草晴れ。蕎麦は、どんなに糖質制限食にはよくないものだ、と言われても、あたしは止めようとする意思が今のところないので、食べたら死ぬぞ、と(あたしの)主治医から驚かされるまでは、きっと食べ続けるに違いない(たぶん)。

この日は、2丁目の「つむぎ」で、久しぶりに、あの一本一本の太さがまるで違う蕎麦を食べていたのである。つむぎのおおもりもちろん、あたしは「もりそば」の大盛で、つまりは「おおもり」を食べた。

ここの蕎麦はちょっと一筋縄ではいかない、とうか逆に、一筋縄でいきすぎる、というか、手繰る、というよりも、蕎麦が一本一本立っていて、まるで堅めのうどんの様なのであり、それを思い切りタレに運ぶのだ。

もちろん、うどんとこれ(おおもり)は違うものだが、蕎麦を箸に取り持ち上げれば、それは2、3本という少なさで、その蕎麦をおもむろにタレにつけてやる。その存在感のある蕎麦を口にする、と思わず唸ってしまうのだ。

これは蕎麦なのだろうか、と。しかし、それがうまいのである。

長い間、こと蕎麦を食べるときには、「言問い通り」を越えるのを(つまり2丁目方面に出掛けるのを)あたし自身が拒んでいた。それは3丁目に住んでいるころにはなかったものだが、入院して以来、あたしの出不精はますます深刻化してしまったようで、しかし、「おおもり」を食べるのに壁はいらないな、とこの日はつくづくと思ったのだ。[浅草グルメマップ] [浅草でランチ]

つむぎ
台東区浅草2丁目22-12
03-3844-8713

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