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2019年03月03日|お知らせ



中国の領土問題で日本に格安バナナ旋風が吹いている、のか。

バナナうちのバナナ

バナナ

午前6時50分起床。浅草は晴れ。昨日、日経新聞のWeb版を読んでいたら、「中国の領土問題で日本に格安バナナ旋風」という記事がでていて、「スーパーなどで1房100円以下の格安バナナの販売が伸びている。背景には中国とフィリピンの領土問題があるという。いったいどう関係しているのか。」というのだ。

一房100円にすぐに目が行ったあたしは、すぐにうちのバナナを調べてみたら、100円というタグが付いていて、家人に、「おーこれが噂の100円のバナナか」、と聞けば、「普通は140円ぐらいするのよ」、という応えであって、まあ、100円以下のバナナとはちょっと違うのだが、なんとなく記事が実感できるのである。

バナナの輸入量格安品は「レギュラーバナナ」と呼ばれる中国で人気のタイプだ。格安バナナはこれまで集客の目玉として店頭に並ぶことはあったが数量は限られていた。ところが最近は「これまで中国に向かっていた商品が回ってきたため各スーパーとも大量に調達できるようになった。店頭での安値競争に拍車がかかっている」(輸入商社)。

(中略)

中国向けの製品が日本に回ってくる理由は領土問題にある。中国はフィリピンとの南シナ海での領有権争いを受け、対抗措置として春からフィリピン産バナナの検疫態勢を強化。「検疫には数日かかり、品質が悪くなる」(青果販売大手のドール)。検疫の長期化は定着しかねないとの見方も出ている。フィリピンから中国へのバナナ輸出が停滞した結果、中国人好みの味があっさりして価格の安いタイプが日本に流れ込み、人気を集めているのだ。

フィリピンも大変なんだな、と思う。こと経済に関した話をするなら、経済の邪魔をするのが政治の仕事なのであり、フィルピンの対中国輸出は大きな痛手を負っている。それと同様、日本企業の多くは尖閣の問題で中国という受け口を失いつつあり、この状況に、中国と取引のある企業は、一様に頭を痛めているのことだろう、と思うのだ。

けれど、あたしらはいい気なもので、バナナが安く買える、と云っては喜んでいるわけだが、同じ国に喜ぶ人と悲しむ人がいて、なんだか分からないうちに経済を取り巻く環境は変わってしまう。領土問題は解決がつかない問題の一つなのであり、惹いたり、押したりしながらも、永遠に続く問題にしてもいいのだろう、と考えれば、何時までもこんな状況はやってられなくなる。

とすれば、そのうち弁証法的な解決を望む声が双方から出てこようが、となると、また自国内の政治姿勢が邪魔をすることになる可能性があるだろうが、その時(こと経済の話をするなら)有利な政治判断ができる人を首相としていた方がよいのだ。

Written by 桃知利男のプロフィール : 2012年10月20日 07:36: Newer : Older

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