耳鼻科にて

午前5時5分起床。浅草は晴れ。27日は朝から気分のいい天気だったが、あたしは浅草寺病院へ行き、生まれて初めての耳鼻科へと行ったのだ。

耳垢の感想というのも、前日、何時もの様に綿棒を右耳に入れて掃除していた(つもり)が、右耳が突然聞こえなくなってしまったのである。音が籠もり、音量は小さくなり、おまけに耳鳴りも凄い。

これは耳垢が蓋をしてしまったに違いない、と耳鼻科へ行ったのだが、先生の判断はまさしくその通りで、左の耳も見て、こちらは何でもないことを確認すると、それではと、直ぐに作業に掛かってくれたのだ。

作業はあっというまに終わり、「痛かったら直ぐに手を上げて教えてくださいね」、という先生の言葉も終わらぬ内に、長くて(2cmぐらいか)黒いものが耳から取り出され、あたしの耳は、掃除する前よりも快適になり、なによりも耳鳴りがやんだのだ。

しかしこの耳垢、いったいいつから耳に中に入っていたものか、その量の大きさに、あたしは不思議な思いをしたのであるが、いや、それよりも、太い綿棒で掃除をしてはまずい、ということを、この年になって初めて知ったのだ。