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2006年05月10日(水) Tweet
アトリエ―奈良美智。
ちくま5月号のNARA NOTE+1にぶっ飛ぶ。
アトリエ
美術学校のアトリエで君は絵を描いている
あれこれ悩んで絵を描いている
時々天才 鼻穴広げて大奮闘
時々凡才 真っ赤になって照れ笑い
時々褒めら 有頂天
時々睡され 怒髪天
それでも君は絵を描き続ける
風が窓ガラスをノックしても
ドアの向こうで誰かが叫んでも
君はちっぼけな空間で絵を描いている
時々笑って 時々泣いて 絵を描いている
時限爆弾はセットされて
静かに静かにカウントダウン
君の笑顔も涙も
君の天才も凡才も
もうすぐおしまいだ
(絵と文:奈良美智)
問題は、「時限爆弾はセットされて」以下のフレーズで、そこにはなにか希望と失望とが混在している。
なにかもやもやさせられる。
「もうすぐおしまいだ」ってなにがおしまいなのだろうか。
ある時期の子供がもつアール・ブリュッド的な天才のおしまいだろうか。
アトリエは子宮。
君はへその緒がつながっている状態。
それがおしまいになることで、「君の天才も凡才も もうすぐおしまいだ」。
つまり、創造性のおしまいなのだろうか。
深読みすると、オタクのおしまい、と読めないこともないのだけれども。
絵の中にある「THE FOOL DRESSED IN PINK」の文字が気になる。(笑)
投稿者 momo : 2006年05月10日 08:30 : Newer : Older
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