ももち ど ぶろぐ

ザ・グレートサスケというプロレスラーのことは（私は）好きだったし、みちのくプロレスも、福島にいた頃にはよく会場に足を運んだ。東京に住んでからも、安比の大会の時には二度ほど越境をした。

そのサスケもいつの間にか県会議員となった。

彼の政治家としての手腕を（私は）知らないし、興味もない。

サスケが政治の道を歩む程、彼は（私の中では）職人としてのプロレスラーではなくなっていくわけで、次第に（私の）みちのくプロレスそしてザ・グレートサスケというプロレスラーへの興味も薄れてしまっていた。

次の県議会選挙には不出馬だとは聞いていたが、今度は知事を目指す（かもしれない）とのこと。

そのまんま東効果もあるし、『サスケ氏が出馬すれば無党派層の受け皿となる可能性がある。』のかもしれない。

しかし（私の）興味は、サスケが知事選に立候補したとして、今度も覆面をつけたままでやるのだろうか、ということだ。

覆面というのは仮面であって、一人アジール、一人公界である。

変身なのである。 

つまり素顔（固有名）との縁切りであり、社会から匿名性を持って距離を保つものなのだ。

もしそれで政治活動が可能ならば、きぐるみ政治家なんていうのも可能になってしまうのじゃないのかと（私は）思う。

京都チャンネルの京ちゃん（知ってる人はかなりマニアックだね）を着て、「京ちゃん」として選挙戦を戦い、その格好で政治家として活動する。

ミッキーマウスや、プーさんでもよいだろう。勿論、仮面ライダーでもよし、ガンダムでもよい。

本人確認なんて、指紋でも、声紋でも、やる気になれば今の時代はできてしまうわけで。

しかしそれって、被選挙人なのだろうか――（私は）これがよくわからない。

これは、そのまんま東のときにも感じた疑問であって、芸名は、仮面と同じ一人アジールである――選挙戦はそのまんまで、当選してから名前を変えるなんて、芸人としてのプライドがないのかと。

そのまんま東と東国原英夫は、違う〈存在〉なのだと（私は）思う――違う人間ではない。違うのは存在である。投票はその存在に対して行われたものではないのかと（私は）思う。

ではサスケは知事選に立候補するとして、その問題をどうクリアするのだろうか。今回の興味はそこにある。

投稿者 momo : 2007年02月05日 15:46 : Newer : Older