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2019年03月03日|お知らせ


2007年05月09日(水) 

アメリカのデジタル情報格差、広がる。

アメリカのデジタル情報格差、広がる」(TechCrunch)

Pew Internet & American Life Projectが発表した最近の調査 (pdf)によると、アメリカ全体を通じてデジタル情報格差は拡大の傾向にあるという。/John B. Horriganによるアメリカ人のWeb 2.0および広義での情報とコミュニケーション・テクノロジーの利用形態の分析によれば、全体としてかなりの数のアメリカ人がWeb2.0と新テクノロジーを歓迎しているのものの、懸念すべき比率で、この革新を知らないか、あるいは参加を拒んでいる層が存在することが明らかになった。

pew1.png

問題は下位の49%ということなのだろし、まあアメリカにもIT 嫌いはちゃんと存在しているってことだろう。それは日本もたいして変わらないだろう。「日経ビジネスアソシエのWeb2.0 本当の使い方という特集のこと。」でも触れたが、Web2.0の認知度なんて散々なものだ。

「Web2.0という言葉を知っていますか?」という質問に対するアンケート結果がそれを物語っている。(p20) 

  • 概要を理解しており、他人にわかりやすく説明できる。7.5%
  • 何となく分かっているつもりだが人に説明するのは難しい。26.1%
  • 聞いたことはあるが、何を意味しているのかよくわからない。31.3%
  • 初耳だ。35.1%

しかしやはりアメリカってところは面白いな、と思うのは、この調査の受け止め方なのである。

情報メディア産業の視点からすると、新テクノロジーへの啓蒙がまだ十分に行き渡ってはいないと結論する他なさそうだ。しかし、この調査で示されたように、これほど多くの人々がWeb2.0に参加していないということは、逆にこれからの成長の余地がまだ十分ある事実を示すものだと考えたい。新テクノロジーに親しんでいる比率が31%から100%に近いところまでいくまではマーケットの飽和はないわけだ。/ テクノロジー志向でない一般マーケットを対象することによって大きな成功を収めることは可能でもあり、現実的でもあることは、Nintendo Wiiの例を見ても明らかだろう。

こういうRadical な前向きさこそが、Web2.0的なのだろうな、と思う。

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投稿者 momo : 2007年05月09日 15:25 : Newer : Older

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