岩下農園のとちおとめ
岩下農園のとちおとめ


午前5時50分起床。浅草は晴れ。今日は銀座の月光荘画材店 画室2まで出掛け、「iguのせかい」を観てきた。

伝耕さんの誘いで出掛けたのだけれども、西道さん曰く、“最初、「igu伝???」と?満載のコメントをされた原画の一部が飾ってあります”、との事。いってみて、今でも十分「???」だった(笑)。

足利のとちおとめ

昨日浅草にもどると、“足利の吉田さんから「とちおとめ」がとどいているわよ”、との声。たぶん食べたな! というあたしの想像通り、2パックは届いたその日のうちに食べられていた。

まあそれは、帰ってこれなかった者としては、許容範囲の内ではある。

しかし、残り2パックは、絶対に全部食ってやるぞ、と心に誓うのは何時もの通りだが、その誓いも糖尿病という病気の前にはあっさりとうっちゃられ、あたしは(なんとか)7個をいただいたのだ(7個も食べた、というべきか)。

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これは、あたしが食べたあらゆるイチゴの中で、正直一番甘かった。ただ、その甘さがちょと違うのだ。その「一番甘い」が野生の甘さ(あくまでもあたしの表現)なのである。つくったものだけど、作り物とは違う、という言語矛盾がぴったりとくる。

花の蜜を、花びらをもぎ取って食べたことがあるだろうか。そのときに感じる甘さと同じものを、あたしはこの「とちおとめ」を食べて感じたのだ。

同封されていた「ごあいさつ」文には、“夏には暑さに弱いイチゴの苗を、遠く離れた群馬県の温泉保養地で有名な「草津町」の涼しい高原まで運んで育てております”、と書かれていた。

並大抵の「贈与」ではないものを与えられた「純粋贈与」だけが発する「純生産」なのか。その「純生産」を「贈与」として受けたあたしがいうものなんなんだけれども、すさまじいものを食べたな、という気がしたのだ。

岩下農園
〒326-0102 栃木県足利市板倉町12-1
TEL 0284-62-1434