桃知商店よりのお知らせ

『「アースダイバー」で読み解く東京・大阪』 中沢新一×釈 徹宗×平松邦夫を聞く。

大阪
十三のいま昔を歩こう アースダイバー in 大阪」より
「続大阪平野発達史」(梶山彦太郎・市原実 1985)より作成


午前7時25分起床。浅草はみぞれのちくもりのちはれ。まったくもって忙しい天気ではあるが、明後日、明明後日、と気温はあんまり高くないみたいで、12日のうちの新年会なんか雪のマークが出ていたりする。

久しぶりの中沢新一

昨晩はバスに乗って、講談社講堂で、久しぶりに中沢新一さんの話を聞いてきた。【ナカノシマ大学東京編】というもので、出演者はほかに、釈 徹宗さんと平松邦夫さん(大阪市長)の鼎談だった。

お題は『「アースダイバー」で読み解く東京・大阪』であるが、東京のアースダイバーは、大阪では通用しないとのこと。東京はフィヨルドのような古い堅い地形があるが、大阪のそれはなく、上図のように川の土砂が蓄積されて出来たそうだ。

そんなもので、大阪は街自体がボニョンボニョンしているのだが、そのボニョンボニョンのせいで、例えばお寺といったものも、古墳の跡に出来たり、前からあった処にあるのではなく、かなり自由に移動させられているそうで、(そんなもので)東京のアースダイバーは使えないらしい。

大阪は大阪のアースダイバーを発明しなくちゃならないのだが、その大阪で発明されたものも、東京のアースダイバーと根底で繋がっているはすだ、と中沢新一さんは言っておられた。

ついでに鼎談最後のフレーズ、「ドラッカーが船場の丁稚だったら」は、笑えるフレーズだった。なんのことかわからない人達は、聞いた人達だけのお楽しみ、ということで、口惜しがってくれ(だれも口惜しがらないか)。

まあ話の内容は多様性に富んでいたが、ここではこれぐらいにして、あたしには久しぶりの中沢新一を楽しんだ。時間は1時間30分と短かかったが、話を聞くのには障害はなにもなく、ただ聞いた内容を、もう一度話してみろ、と言われるのは辛いのだ。

それから久々に江弘毅に会えた。大迫力くんも元気だった。ひとんちの母屋で『おせっかい教育論』を売り込む姿がかっこよかったよ。

Comment [1]

No.1

中沢新一さんの読み直し方は、桃知に教えてもろたわけで…。
それを本人に伝えましたよ!
元気そうで何よりでした。

久しぶりに逢えたのだから つもる話もかずかずあるけど
何だか胸がしめつけられて
あなただけとにかく元気でなによりです
「旧友再会フォーエバーヤング」@よしだたくろう

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