桃知商店よりのお知らせ

今日は最後の東京リハビリテーション病院への通院だった。

東京リハビリテーション病院
東京リハビリテーション病院 
Vista Quest VQ1015 Entry
2010年2月3日撮影


さよなら東京リハビリテーション病院

午前5時起床。浅草は雨のちはれ。今日は朝一番で鐘ヶ淵の東京リハビリテーション病院へ行って来た。前回行ったのが4ヶ月前の2月23日であり、今回で最後と言われていたが、本当に最後となると、なにか心寂しいものがあるもの、と考えていた。

しかし名前を呼ばれ、最後の診断に診療室へ入れば、何時ものように話は進み、さほど寂しさは感じられずに、最後の診断を終えた。

知らない人の為に書いておけば、あたしは2009年の8月7日に脳梗塞になり、その後、墨田区の墨東病院に入院。月末には退院して、翌月の9月から、同じく墨田区の東京リハビリテーション病院に通い始めたのである。ここでリハビリテージョンを6ヶ月間続け、その後は後遺症診断を3~4ヶ月に一度受けてきた。

この病院に通い始めた頃、あたしの課題は第一に(同時進行している)糖尿病の血糖値維持であった。あたしは何度も低血糖になって病院に迷惑をかけたが、そのぐらい血糖値を維持するにの四苦八苦していた時期だった。

その低血糖はだいぶ減ったが、脳梗塞は先生に言わせれば軽症の部類で、あたしはどこが軽傷なのか、と思う。もっとも、こうしてブログを書いていられるのだから、まあ軽いのだろう(と、今は言えるが、最初はどうなるか分からなかったのだ)。

しかし現在、高度情報処理能力に問題があることは確かで、拗音(しゃ、しゅ、しょ等)をまともに打てない。これはいつか良くなることを信じてキーボードを毎日打ち続けている。

講演は今でもまともに出来ないことが多いことを言うと、「それでようやく一般の人並みになったのよ」、と先生に言われれば、返す言葉は見つからなっかりするのだ。

ただ、これからもっと良くなる可能性は秘めているので、震災後休んでいた「小さな勉強会」はやらなくてはならないな、と思うし、先生も勧めてくれたので、8月に暑気払いと一緒に勉強会はやろう。

今日は握力も計ったが、右が29で左が25だった。泣きたくなるような数値だが、これでも入院したての頃よりは良いのだ。なんでも、少しでも良い方向へ向かうことを信じて頑張って行きたい。そういう心は東京リハビリテーション病院で学んだ。

しかしもう2度と来ることがないように、「ありがとう」の言葉だけを残して、玄関口の「東京リハビリテーション病院」と石に彫られたその名前に、あたしはサヨナラしてきたのだ。

Comment [1]

No.1

1年と10ヶ月ですか~!?
長かった様でもあり、短かった様な気もしますが・・・。
でも被災された方々に比べたら・・・と、ついつい出てしまいますね。まだまだ頑張って頂いて、我々の道標となって下さいね。まっ、程ほどにね(笑)

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