三浦半島断層群による地震の震度分析予測三浦半島断層群による地震の震度分析予測


三浦半島断層群による地震の震度分析予測

政府の地震調査委員会(阿部勝征会長>は十一日、東日本大震災による地殻変動の影響で、三浦半島断層群(神奈川県)の地震発生確率が高まったとする分析結果を発表した。
中央防災会議の想定では、同断層群がマグニチュード(M)7.2の地震を起こせば横須賀市や横浜市の一部が震度7の揺れに饅われる。阿部会長は「地震発生の階段を一段上がった状態だ」と注意を呼び掛けた。
東日本大震災の後、日本全体で地盤が東方向に動く「余効変動」が起きている。特に千葉県の銚子沖で変動が大きいため、同断層群も影響を受け、地震を起こしやすい方向に力がかかっていると考えられるという。
同委員会によると、三浦半島断層群が三十年以内に地震を起こす確率は最大で6~11%。全国の活断層の中でも高いグループとされている。
神奈川県の想定では、火の使用が多い冬の午後六時に同断層群で地震が起こると、県内で建物二十五万棟が全壊し、四千三百五十人が死亡。直接の経済的被害は約三十一兆円としている。
同委員会では先月、立川断層帯(東京都、埼玉県)、双葉断層(福島県、宮城県)、牛伏寺断層(長野県)も地殻変動の影響で地震発生確率が上がったと発表している。 (東京新聞:7/12)

こういう絵を見せられると、東日本大震災の記憶が蘇るようで何処か怖いのだが、東京はほとんどが震度5強であり、お台場や羽田空港などは震度6弱になっていたりしている。

先に関東地方で地震が多発するのは直下にある100キロ四方の岩盤が原因であることが産業技術総合研究所などの解析で分かった、とあるし、本当に日本という国は地震の巣なのだろう。

それは(また書くけれど)、デュラン・れい子さん曰く、『地震がくるといいながら高層ビルを建てる日本』なのであって、たしかに、こんなにも地震の多い処に住んでいるのあたしが間違っているのかもしれない。

けれど(また書くけれど)地震で何度も街が潰れても、日本人は街を捨てたりはしないのだ(たぶん)。

それは簡単に言ってしまえば、他に行くところがない、という元も子もなさだが、東京都内でも、指折りの地震虚弱地帯であるうちの近所は、地震ばかりでなく、戦争でも、大火でも、何度もきれいさっぱりなくなっては、またそこに生活を積み上げてきた。

それを人間としての強さ、と呼べるのなら、そんな強さがあるから、あたし達は今生きているのかな、と思う。しかし、もしそういう気分がなくなってしまえば、あたし達はただ滅びて行くだけだろう。