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とろける鉄工所(5) (イブニングKC)

野村宗弘(著)

2010年4月21日
講談社
580円+税



とろける鉄工所(5)

午前6時30分起床。浅草はくもり。退院したばかりのあたしを励ましてくれた書籍は漫画だったのだが、その中でも、ひときわ光っていたものに、『とろける鉄工所』があり、久し振り(2010年の10月以来)に5巻を買ってみたのだ。

この『とろける鉄工所』という漫画を知ったのは、岩井さんのところのブログ記事であって、「なるほどなぁ」、と関心し、入院前の2009年4月に1巻と2巻を買って読んだのだが、いや、はまってしまったのだ。しかし、3巻からは入院した後に読んだのだが、まあ、入院後暫くは、本を読もうと思っても漫画しか読めなかったのだから、しょうが無いといえば、しょうが無かったのだが。

ようやく体調も落ち着き、本の題名も忘れた頃に読むこの本は、実に面白いもので、また1巻から読み返したくなる内容に、漫画の血が騒ぎ始める。しかし、あたしは53歳で、漫画を読む歳はとうに過ぎたのだが、なぜかこの漫画を読むと平和な気持ちになれるのだ。

5巻を買ったことで、もう既に出ている6巻と7巻も買いたくなるのは当然のこと、と考えるまでもなく申し込んでみたのだが、この本の表紙に描かれている川口さん(女子工業高校生、彼女の造る溶接は芸術なのだ)のような、不思議な理論で、あたしの気持ちを休めてくれるだろう(たぶん)。