チャーシュー 半人前チャーシュー 半人前


チャーシュー半人前

午前6時40分起床。浅草はくもり。末っ子にいって夕餉にしたのだが、あたしはチャーシューを半人前頼んで、あとは餃子と野菜いためとレバニラ炒めを頼んだのだ。

チャーシューは昔はよく食べていたが、しかしチャーシューだけのが皿の上に乗ってくるものは、長いこと浅草に住んでいて初めて食べた、という、べらぼうさだった。

しかし、成る程、うまい、と云っていいのだろう、あたしは1枚だけを食べたが、やや塩辛さを感じるものの、イケていたのだ。ただ、このチャーシューは半人前なのであり、あたしは最近準備していた(とは云え、元は古い)PPTを何故か思い出していたのである。

半人まえ/一人まえ

これは、1枚のパワーポイントに書かれた、信頼について解説文句だが、それを簡単なバイナリーコードで表している。これの云いたいことは、〈半人まえ/一人まえ〉の「一人まえ」とは、あたしの言葉では絶対信頼(=全人格に対する信頼)を得ることだ。

絶対信頼とは、簡単にいってしまえば、「君に任せた」といってもらえることで、つまり「一人まえ=絶対信頼」の関係である。それに対応するかのように、「半人まえ」とは絶対信頼の成立しない関係ということだ。

つまり〈半人まえ/一人まえ〉の意味は、信頼が〈ない/ある〉に等しく、それでいうなら、チャーシュー「半人前/一人前」は、信頼が〈ない/ある〉になり、まったく文脈の違う話しになってしまうのだ。

(言葉の)発音は同じものなのに、と思う。この言葉の発音は同じだが、意味の違うものは他にも沢山あるわけで、「この国に生まれたおかげで、あーなんと曖昧なんだ」と、(曖昧な国に生まれた事を)賞味喜びながら、あたしは黙々と餃子を頂いたのだ。[浅草グルメマップ

餃子餃子

末っ子 (餃子 / 浅草)
台東区浅草5-17-8 
03-3875-2274

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