北海道では冬の電力需要は終日高水準北海道では冬の電力需要は終日高水準


北海道では冬の電力需要は終日高水準

午前6時30分起床。浅草は晴れ。そろそろ寒くなってきた今日この頃ではあるが、北海道の電気供給がどうもあやしい。

冬の電力需給を見極める政府の需給検証委員会の議論が続いている。焦点は寒冷な北海道。北海道電力の泊原子力発電所(北海道泊村)は運転停止が続いており、地元経済界は電力不足に危機感を強める。政府は一昨年比で7%以上の節電を道内に要請する見通しだが、節電だけでこの冬を越せるのだろうか。※1

北海道の冬は(北海道とは言ってもあたしの知っているのは空知だけだが)、一日中暖房を焚いているような状況で、本州の感覚で、電力の使用量を見てはいけない、ということで、これは今年、空知に行くたびに(空知の皆さんから)聞かされていたことだ。

その本州の感覚では計れない北海道だが、なにが計れないかといいうと、

  1. 道路や駐車場に積もった雪を熱で溶かすロードヒーティングは約8万カ所に設置されている。
  2. 屋根の雪を溶かすルーフヒーティングも約3万カ所ある。
  3. 鉄道ではポイントが動かなくなる事態を防ぐため、レールの隙間にたまる雪を溶かす装置が約400カ所。

という案配で、泊原子力発電所が止まっている現在、節電だけで冬を越せるか、というと、いささか不安なのであるかもしれず、それは8日に言って聴いてくることになるだろう。

※注記

  1. http://www.nikkei.com/article/DGXNZO47926910R01C12A1SHA000/