だんご汁
これは木曜日の夕餉で、いつもの「なると」で一献やっていたのだが、最後に頼んだ品は「だんご汁」で、もちろんあたしではなく、鹿児島出身のお母さんが頼んだのだが、彼女曰く、「だごじい」と(彼女の育った処では)呼んでいたそうで、あたしは熊本での呼び名である「だご汁」を思い出し、そしてなぜか「ロボジー」を思い出していたのだ。
あたしは、ほんの2,3片だけ、ここの「だんご汁」をもらってみたのだが、もちろん糖質制限食では食べては駄目なものなのである。しかしそこは、なんでもありの浅草である(この云い方になんらかの意味があるわけもないが)。
「なると」の「だんご汁」は初めて食べてみたのだが、すでにレモンハイを3杯飲んで酔っ払っていたとはいえ、いや、それだかららこそか、じつに小麦の味がしてうまかったのだ。
小麦の味、とは云え、特段、大した小麦粉を使っているわけでもなく、考えるに、韓国に「だんご汁」なんてあったのか、と思えたわけで、それに特段懐かしい味がするわけでもない。
あたしの思い出の「だんご汁」は福島のものだ。それは「だんご」がもっと大きく、もっと厚みもあり、さらにこんな綺麗な色はしていなく、もっともっと小麦の味がした。もちろんこのようにあっさりとはせず、中身も色々と入っていて、そしてみそ味だった(ように思う)。
しかし、それは二度と食べられないのか(根性さえあれば大丈夫、という人もいるが、はたしてどうなのだろうか)、と思うと、「なると」の「だんご汁」の、ほんの少しの破片でさえ、今のあたしには、何物にも代えがたいものだな、と思えたのだ。[浅草グルメマップ]
なると
台東区浅草4丁目39-2
03-3872-7560
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Comment [1]
No.1cwj-tobayaさん
あっさりしていて、おいしそうですね^^