なまず鍋なまず鍋


なまず鍋

これは昨晩のことで、八木博さんと一緒に、どぜう飯田屋で「なまず鍋」で一献としたのであるが、あたしは浅草に住んで初めて「なまず鍋」を食べた、という、まさに「灯台もと暗し」の状態であって、いや、いままでこの淡泊な、しかしなんとも奥深い魚を食べたことがなかったことを、思い切り悔やんだのである。

淡泊だが奥深い、とは言語矛盾じゃないか、とも思うのだが、その記述も、飯田屋の「なまず鍋」はまさにそう書くしかなく、じっくりと炊きあげられた淡泊な身に、あまじょっぱい(と書くしかないのだが)割り下が染み入っているのは絶妙というしかなく、あー、うないな、というのが見ただけでわかるのだ。

酒は麦焼酎をお湯割りでもらってのんだが、いや、じつにその酒にあう、というか、ぶっちゃけ日本酒でもビールでもあうのだろうが、あたしは「なかぼね」についている身をはぎとりながらしゃぶり、心躍る夕餉を楽しんだのだ。[浅草グルメマップ]

なまず なまずが半分位炊けたら豆腐と葱をいれる
葱の色が変わったら豆腐と葱は食べられるがなまずは未だだ

どぜう飯田屋
東京都台東区西浅草3丁目3-2
03-3843-0881

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