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2019年03月03日|お知らせ


2006年11月26日(日) 

検索エンジンがFolksonomyへの流れを検索アルゴリズムに取り入れていること。

午前7時30分起床。浅草はくもり。

Tagging

Yahoo!検索では、タグクラウドやタグ検索の結果が表示されていること。 」でも書いたけれど、やっぱり Tagging なのだ。

タグ検索結果の表示

このサイトのタググラウドの副産物である「タグ検索」の結果が、サーチエンジンに表示されるようになった。Yahoo!は特に敏感であり、昨日のログをみるとこんなのがある。

岩手屋 向島

(1)
[キャッシュページなど] -
Yahoo 検索結果:1


これは素直に「岩手屋のページ」を表示すればいいはずなのにそうはならい――これもこれで問題が大きいと思うが――。それはYahoo!以外の検索エンジンでも顕著であって、例えば次のGoogleの検索結果もかなりおもしろい。

赤ハム (1)
[キャッシュページなど] -
Google 検索結果:1


パトリ 宮台真司 (2)
[キャッシュページなど] -
Google 検索結果:1

これを書いている時点(11月26日)では、 それぞれ

が表示されている。[キャッシュページなど]とは、「タグ検索結果」へのヒットである。これがGoogleやその他の検索エンジンでも頻繁にみられるのがここ2,3日の傾向である。

偶有性は高まる

つまり、ある検索キーワードでは、個別ページは上位ヒットしないが、「タグ検索結果」が表示されることで、このサイトにアクセスされる可能性は高まっている。それは、各検索エンジンが、Web2.0 meme のいう Tagging Social tagging つまりはFolksonomyへの流れを、検索アルゴリズムに取り入れているということでもある。

それは技術的に偶有性が高まっているようなもだが、その動きは「検索エンジンが」というよりも「インターネットが」なのであろう。つまりはWebがTagging を内包しはじめている。

それは Web2.0 meme が、まさにミーム(自己複製子)的に、進化=変化していることの査証でもあるだろう。しかしそれはあくまでも偶有的な傾向でしかなく、インターネットの気まぐれは確実な結果を齎すとは限らない。

ただ言えるのは、このサイトのタグクラウドをつくらなければ、今回の結果もなかったということだ。故に、いつものように「動き出せ、えぶりばでぃ!」なのである。それはたいした変化ではないかもしれないが、純粋贈与としてのインターネットは、動き出すもの(贈与)に対しては、ちゃんとお返しをしてくれる、ということだと(私は)思う。

追記

2007/3/25:確かにタグ検索結果が検索エンジンにキャッシュされることで、偶有性(検索ヒット数)は高まる。しかしそれは検索精度という意味ではあまり望ましくない結果ではないと思うようになった。なので現在、タグ検索結果については、robots.txtでアクセスブロックをしている。

投稿者 momo : 2006年11月26日 11:33 : Newer : Older

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