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2006年05月22日(月) Tweet
えんぴつで奥の細道。
夏草や
兵どもが夢の後
午前6時45分起床。浅草は曇。祭りも終わればまるでそんな朝である。この句は芭蕉の『奥の細道』にあるものだが、最近遊んでいるへんなもののひとつに『えんぴつで奥の細道』がある。
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えんぴつで奥の細道 |
当然私は万年筆で書いているが、それはまるで石川九楊先生の『縦に書け!』の実践入門版である。Web2.0、テクストといえばエディタで横書きの時代に(からこそか)よく売れているらしい。特に世の奥様方に人気があるとのこと。どちらかと云えば年寄り向きの本である。
最近は「ちょい古る日本語」の見直しブームのような感がある。例えば『えんぴつで奥の細道』は、読みにくい(と思われる)漢字にはふりがながついているのだが、それを参考にして読むと、例えば序章の『月日は百代の過客にして』は、『つきひははくだいのくわかくにして』となる。百代は「はくだい」であり、過客は「くわかく」である。
それは私が教育を受けたものとは違う読みであるが、なにか何処かで懐かしい感じがする。記憶の深層(無意識)をなにかくすぐられるよな心地よさがある。私のような世代の日本人(日本語で考える人)の深層には、そんな音の記憶へつながる奥の細道があるのかもしれない。
参考
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投稿者 momo : 2006年05月22日 07:31 : Newer : Older
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