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2006年08月01日(火) 

last.fm-The Social Music Revolution ってなに?

午前5時38分起床。浅草はくもり。

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last.fmは、The Social Music Revolutionと云うことなんだけれども、まだ、なんだかよくわからない。(笑)

上記の表は、私がiTunesで再生した曲が、新しい順に、10曲並んでいる。つまり、私が再生した音楽情報は、last.fmに送られ、集積され、解析される――データベース化――。

そして――対私的には――、貴方はこんな人ですね、と機械的にプロファイリングされるわけだ。つまり、これはスティグレールの云う「象徴の貧困」ではある。個体化が、機械的な<他者>からの指し示しによって行われようとしている。それが極めてマーケティング的であり、コントロール社会の悪しき面も、かいま見えるのも確かだ。しかし、今朝は、それには触れない。(なぜなら、まだlast.fmがよくわかっていない、から。(笑))

この〈他者〉としてのWebからの指し示し(機械的なプロファイリング)は、Web2.0ミームの特徴のひとつだが、last.fmには、TaggigやBlogの要素も詰め込まれている。英語版の方は、各リスナー個人の好みに特別に合わせた内容を、ストリーミング配信するラジオ局機能があるようだが、日本語版には今のところない。

それじゃ、日本語版は、いったいなにをしているのか、と云えば、音楽の嗜好をフックとするプロファイリングを利用した、――同じような嗜好を持った人々との――出会い系サイトのように見えるわけだ。音楽という嗜好をフィルターにして、遇有性を絞り込むことで、コミュニティ形成(つながり)の可能性を提供しようとしているように見える。

mixiが、ご近所づきあい的要素を前面に出し、円環モデル的なつながり(コミュニティ)を形成することで、自分を確認する(個体化)場を提供しているのに対して、last.fmは、音楽と云う、無意識的創造物に集う前対象を集めようとしている。

これがどんな風になるのかは、もう少し使ってから、考えてみたいと思う。 

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投稿者 momo : 2006年08月01日 08:39 : Newer : Older

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