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2006年10月08日(日) Tweet
クロープクルアの世界一うまい生春巻き。(浅草1丁目)
生春巻き
創造性の空間
暫く浅草を留守にして帰宅した10月4日、地下鉄銀座線の浅草駅に降り、まっすぐにランチを食べに向かったのはクロープクルアだった。伝統を重んじる浅草にあって、クロープクルアはある意味異端である。
しかし、その異端は奇をてらうものではなく、タイ・ベトナム料理の基本をしっかりと踏まえ、その上に創造性が機能している。その創造性の繰り返しがつくる強度ある次元としての店内はこのうえなく心地よい。
“鶏むね肉のコンフィ ソース トムヤム”タイオムレツ添え
今回は、ウィークリーランチである“鶏むね肉のコンフィ ソース トムヤム”タイオムレツ添えを食べた。小さな蛸のフォーが付く。
コンフィは肉をそれ自身の脂で煮てその脂の中で保存したものだが、まるでフランス料理のように名指しされたこの料理も、ちゃんとタイ料理になっている。それがクロープクルアの面白さである。
クロープクルアの生春巻きについて
そして私が世界一うまいといっている生春巻きを別途オーダー。海老には、「ケータイ」と私が呼んでいるニラのアンテナが立つ。あたしはこの姿がとても好きだし、これを食べないと、クロープクルアにきた甲斐がない。
クロープクルアの生春巻きは、巻きがあまくなく、パンパンに張った生春巻きである。 しかし一口噛むと、思いの他抵抗がない。サクッとしているけれども中身は一杯。このアンバランスさが食の快楽を生むのである。
こんなことができる店は滅多にお目にかかれない。あたしはただひたすらに、浅草にクロープクルアがあってよかったと思うのである。
クロープクルア (タイ料理 / 浅草) |
投稿者 momo : 2006年10月08日 12:00 : Newer : Older
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