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2007年03月28日(水) 

Still Crazy For You―植木等さんの死去。

Still Crazy For You

Still CrazyFor You

Still Crazy For You (初回限定盤)(DVD付)

2006年4月12日
クレイジーキャッツ&YUMING
東芝BMI

(たぶんもう売っていないと思う)


日曜の夕方6時30分は「シャボン玉ホリデー」だった。そんな私のアイドルのひとりだった、植木等さんがなくなられた。ご冥福をお祈りしたい。

せんぐりせんぐり

植木等さんは私の父とさほど変わらない年齢である。私の父は幸い元気だけれども、植木等さんの死去は、ひとつに時代が終わっていくことを確実に(私に)感じさせる。

『ちくま』2007年3月号にある中野翠の連載『小津ごのみ』には、とても気になるフレーズがあって、今回の訃報に接しそれを思い出していた。それは「せんぐりせんぐり」という言葉だ。

『小早川家の秋』では、大阪の郊外(笠智衆)が「(死んだのが若い人だったらかわいそうだけれど)死んでも死んでも、あとからあとから、せんぐりせんぐり生まれてくるわ」と言うのだ。(『ちくま』:p41)

この感覚は「輪廻」とか「無常」ともつながるが、中野翠は、無意識下では「それ以上のものを感じるに違いない」と言う。それは私もうなずけるところがあって、例えば実家に戻ると感じる、どこか愉快で、しかしその根底ではどこか悲しい、家の中に縦に流れる、なんとも言えない気持ちである。(私はそれをお嫁さんのように2重にもっている)。

誕生、成長、成熟、衰退、死――。世代の違う人間同士が同居する家族(特に親子関係)とは、まさに「輪廻」「無常」の場だ。凡人たちにとっての根本的なドラマの場だ。(p43)

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投稿者 momo : 2007年03月28日 09:02 : Newer : Older

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