FROM MOMOTI.COM

サイボウズOffice10へのバージョンアップをやりませんか。

2019年03月03日|お知らせ



あし歌改メ三遊亭歌橘真打昇進襲名披露祝賀会で鏡割りをさせていただいたこと。

あし歌改メ三遊亭歌橘真打昇進襲名披露祝賀会での鏡割り午前6時30分起床。浅草は雨。昨晩はあし歌改メ三遊亭歌橘さんの真打昇進襲名披露祝賀会に出席。鏡割りをさせていただいた。(写真提供:なおたさん)

リーマン・ブラザーズが破綻し、メリルリンチが買収され、つまり、レバレッジを拡大すればするほど儲かるような、英米の金融ビジネスのモデルが破綻している今日この頃、自民党の総裁に誰がなろうが、小沢さんが東京の何処の選挙区から出馬しようが、落語はそんなことはおかまいなしに普遍なのである(たぶん)。

経済の“次”に来るものは何なのか――その答えは僕もまだはっきりと見えているわけではありません。ただ現在のような、金融工学などといった、わけのわからない数字に欲情するだけのようなシステムを生み出す社会は、もう終わりに近づいていると感じます。“次の時代を担うもの”は意外と目に見えない、普遍的なものなのかもしれない。「信仰」や「心」、「信念」といったものに僕はその可能性を感じています。(糸居重里さんのことば 「経済」の“次”に来るものは何か? from モモログ

落語がそういう普遍的なものだとは断言できないけれど、少なくともあたしが生きている間は、落語にそれを求めていたいと(あたし的に)思うのは、落語の扱う世界がきわめて町内会的であるからだ。

町内会的昨晩の宴も、町内会的といえばそうだし、イリュージョンと言えば言えないこともないけれど、歌橘さんが真打になったのはまごうことなき事実であって、それが落語界で何を意味するのかは、(たぶん)席順のようなもので、つまり、あたしたちには、たいした意味のないことだ。

しかし意味はないけれど、「桃組」は、少しでも歌橘さんにたずさわってきたことで「われわれ」なのであり、それは町内会的に嬉しい、ということなのであって、歌橘さんも「われわれ」も、本当の試練はこれからなのかもしれないが、町内会がしっかりしていれば大丈夫だよ(たぶん)、と自分に言い聞かせているような朝だ。(写真提供:うどん星人二合さん

追加画像

桃知利男 歌橘さんご夫婦
(写真提供:茶研さん

Tags: 落語

Written by 桃知利男のプロフィール : 2008年09月16日 09:25: Newer : Older

このエントリーのトラックバックURL

https://www.momoti.com/mt/mt-tb.cgi/2336

Listed below are links to weblogs that reference

あし歌改メ三遊亭歌橘真打昇進襲名披露祝賀会で鏡割りをさせていただいたこと。 from モモログ

トラックバック

コメント

桃知さん、バッチリ決まっていますね。
そして、少し緊張されているようにも(笑)

ここにきて安心しました。
AIGがどうなろうとも、町内会がしっかりしていればどうにかなりますもんね。

「落語の扱う世界は町内会的だ」っていうのはおもしろい指摘ですね。いわゆる文学は個人ばかりを扱ってきて町内会的な世界を忘れてきていたような気がします。両村上さんとかをはじめとして。
今落語に人気があるのもそのあたりに関係があるのだと思いました。

投稿者 コーギー : 2008年09月16日 23:53

>コーギーさん

私は手放しで落語家を褒め称える気はないのですが、落語というものは好きです。

それのなにが面白いのかというと、噺を聞いて勝手に想像して喜んでいるのは「私」だということで、実は客が良くないと成立しない芸なんですね。

つまり常に〈他者〉を前提としていることで、町内会てきなんです(たぶん)。

投稿者 ももち : 2008年09月18日 21:48

コメントを送ってください