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2019年03月03日|お知らせ
漬物バイキング―旅館の朝食。(山鹿温泉 旅館寿三)
午前8時起床。山鹿は晴れ。目覚めれば、なんで俺はこんなに酔っぱらっているのだろうと思う。帰ってきたのは午前様のはずで、そんなことはめずらしいことでもなんでもないのだけれど、それにしてもだ、なんであたしはこんなに酔っぱらっているのだろう、なのである。
鉛のように重い身体を引きづって、5階の大浴場の朝風呂で目を覚まし(温泉を沢山飲んだ=山鹿の温泉は飲めるのだ)、そのまま1階の朝食会場へ。
朝食は、家庭だろうが、旅館だろうが、安定の象徴であって、朝食のうまい旅館こそがいい旅館である。あたしは二日酔いにもかかわらず、朝食を食おうとしている自分に惚れ惚れしながら、冷水をコップに二つほど飲んだ。仲居さんは、ご飯と味噌汁、そして薄い鮭の焼き物を運んで来てくれ、そして
「漬物はそちらにございます。」
そして、味噌汁のジャーやご飯の入ったジャーのあるテーブルを指した。
なんだ? あたしの腐った脳みそは?だらけになった。なんで漬物だけ運んでくれないんだ、この旅館は、である。
気持ちはちゃぶ台をひっくり返す星一徹、けれど怒っちゃいけない。あたしは東京からきた男前なのである。これにはたぶん深いわけがあるんだ、きっと、と朝食に漬物が欠かせないあたしは、漬物テーブルへと向かう、その身体は重い。しかしテーブルに到着すれば、その光景に思わず笑ってしまったのだ。
色とりどりに、きれいに盛りつけされ、花のように咲いている漬物、これを客に見せたかったのか(もしかして)。しかしなんなんだこれは、なんでこんなに漬物にこだわんなきゃいけないんだこの旅館は、なのである。
これは[漬物→脇役]という、普段の朝食
この日は
醤油 は提供されない。すべて煮きり醤油が塗ってあるか、ヅケか、塩+酢橘で食べる。例えば鰤のヅケなのだが、このヅケは単なるヅケではなくて、ニンニクの香りがしたりする。それは浅草的ではない[寿司をたべる→うまい]を感じる思考回路なのだが、しかしこれもうまい!としか云いようがないのだから、普段の[寿司をたべる→うまい]の環 から溢れる剰余なエネルギーは、笑いとなって放出されるのである。 菜 和喜智で笑う寿司ランチ。(札幌市円山) from モモログ
山鹿温泉 旅館寿三 |
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: 2008年12月19日 09:36: Newer
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