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2019年03月03日|お知らせ
『「うまいもん屋」からの大阪論』 江弘毅を読む。
![]() | 「うまいもん屋」からの大阪論 (NHK出版新書 357) |
午前5時起床。浅草はくもり。今日は内の暑気払いであるな。
さて江弘毅から『「うまいもん屋」からの大阪論』が届いた。あたしは早速読んでみたが、読み終えるのに5日もかかったのは、夜になると眠たいから、というのは理由にはならないだろうが、なんだかんだと読み終えた。
しかし読み終わったといっても、この250ページばかりの新書本の内容は、頭でまとめるのに本当に時間がかかる、というかまだまとまってはいないのだ。
それは暦と地図の違いのせいだ。
あたしは浅草に住んでいて(まだたいした年数はくっていないが)、浅草の暦と地図がようやく体になじんで来たところだ。だから「大阪論」と名付けられたこの本を読むのには、体がうまくいうことを聞かないのである。
そんなことあるか、と言う向きもあるだろうが、これはちゃんとあるからややこしいのである。
勿論、あたしが江弘毅に連れていってもらった店も出ている。白雪温酒場やバー ウィスキー(BAR WHISKY)だ。それに北新地にもいったな。たったこれだけの店が書籍の中に出てくることで、大阪での楽しい思い出が昨日のように頭の中に沸き出てくる。
しかしこの本の出てくる店はこれだけではなく、それこそ山程、多種多様だ。そんな本を、暦と地図も違うのに(浅草に住んで)、まとめられるわけがないのである。
これは江弘毅の「体」が書いた本なのだ。
「おわりに」にあるように、江弘毅は「お好み焼きとうどんと鮨(たまには洋食)は、近所のが一番うまい」と言う。
何処までも街的であるな、と思うあたしは、寿司と洋食と蕎麦は、近所のがいちばんうまい、といっていた。だが最近、寿司と蕎麦が食えなくなって、お好み焼きもうどんも食えなくなって、江弘毅とも酒を飲んでなくて、いや、これは本当にまずいな、と思う。
しかしそんなことは抜きにしても、江弘毅は、体をつかって、汗をかいて、良い本を書いた。『「街的」とういこと』とは違う?アプローチを取りながら、やっぱり答えは同じ、「お好み焼きとうどんと鮨(たまには洋食)は、近所のが一番うまい」なのだ。
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: 2011年08月06日 06:55: Newer
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