8-15-2011googlemoto-500engadget日本語版より


午前4時50分起床。浅草はくもり。今日の新聞の1面はMOTOROLAをGoogleが買収するというはなしだ。それも総額125億ドル(約9600億円)という金額を持ってである。

とはいえどちらかといえばサムスンやHTCには面白くない話でしょうし、ただでさえメーカーからは一部優遇の不満の声も上がる中で、 Google がどう目配りをしながら Android 戦略の手綱を握っていくのかは今後の見どころ。プラットフォーマーとメーカーの連携強化という意味ではマイクロソフトとノキアの関係を思い返さずにはいられませんが、あるいはここへ来てアップル式の垂直統合へ回帰しつつあるという見方もできそうです。 engadget日本語版より

11081601これは、買収によって Google は自社ブランドで Android を展開するだけに留まらず、自社グループでデバイス製造までするので、Android をオープンプラットフォームとして保つことは可能なのか、という大問題がでてくる、ということだ。

これが何故大問題か、というと、あたしはGoogleを考察するときには、必ず『Googleの純粋贈与仮説―普遍経済学的アプローチ。』を考えてきたからで、Androidもこの通り贈与戦力をとり(消費者であるあたしにはちっとも贈与ではないが)、だからあたしもAndroid端末を持っている(なんか変かな)。

そのGoogleもついに「贈与株式会社」の幕を下ろすのか、と。

しかしモトローラはあくまでGoogleからは「切り離したビジネス」として Android ライセンシーのひとつに留まり、Android は引き続きオープンで他メーカーもウェルカムの姿勢を保つ計画だそだが、125億ドルというのは巨大過ぎやしないか、とあたしなんぞは心配したりしているのだ。