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2019年03月03日|お知らせ



笑う食卓、危険な食卓。[140B劇場-京都 店特撰|その5 焦げたソースの匂いが誘う、35年前、35年後。「お好み焼き 吉野」]を読んで。

うどん屋では笑うことはないが、お好み焼き屋ではなぜかよく笑っている。せつない想い満開でスパゲティを食べたことはあるけれど、お好み焼き屋では腹が痛くなるほど笑い転げながら焼きそばを食べていたことしか記憶にない。[140B劇場-京都 店特撰|その5 焦げたソースの匂いが誘う、35年前、35年後。「お好み焼き 吉野」]

午前6時起床。岩見沢は雪。新沼謙治の世界だ。

昨日は、140Bのバッキー井上氏のコラム原稿が届いていたので、時間をつくってアップしてみた。急ぎ仕事なので不備がありそうなのだが、(技術的に)おかしいという部分があれば、お知らせ願えればありがたい。(テクストの内容については私に言われても困るが)。

今回のコラムを読んでいると、自然とお好み焼き屋のカオスが目に浮かぶ。読みながらテクストは私のものになる。井上さんのテクストというのは、京都の、井上さんの、自分自身のことでしかないのだが、読者(読んでいる私)には、それが〈私〉自身のモノように感じられる享楽がある。

そして、『お好み焼き屋ではなぜかよく笑っている。』のフレーズに激しく同意したりもする。たしかに泣きながら、とか、不機嫌なままお好み焼き(浅草では「もんじゃ」だな)を焼いたことはないわな、と。

それは「笑うT.P.O.が全部揃っているのかも知れない」な、とも思うけれども、浅草的というか私的には、精神状態の悪いときの鉄板は危険だ、という遺伝子的な反応かもしれないな、とも思う。

例えば、落胆のあまり頭を抱えて泣き伏したところが鉄板だったら顔面大火傷だし、喧嘩している状況なら、ヘラは最高の武器でしかない。

つまりお好み焼き屋は危険なのである。それは鉄板焼きや、火を囲む料理全般に言えることだろう。

逆説的だが、人間腹を割って酒を酌み交わすときには、焼肉とか鍋とか、火を囲む料理に限るのだ。(商談とか女を口説くのもこれに限る?)

それを私は「キャンプファイヤー効果」と勝手に名付けているのだが、それは人間っていうものは遺伝子的に、火を囲む料理のときは、楽しくやらなくちゃいけない、って知っているからだろうな、と思う。まあ、興ざめな話だけれどもね。(笑)

Written by 桃知利男のプロフィール : 2007年12月14日 08:20: Newer : Older

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