塚田真希塚田号泣!残り8秒で逆転され銀…柔道女子

◆北京五輪 柔道女子78キロ超級(15日・北京科技大体育館) 塚田真希(26)=綜合警備保障=は決勝で世界選手権2連覇のトウ文(中国)と対戦。残り8秒で背負い投げで一本負けし、連覇はならなかった。

塚田は相手の投げ技を再三こらえ、開始約1分30秒、足を払い有効ポイントを得てリード。その後も指導一つ与えられたが、攻め手を緩めず再三相手の技もこらえた。しかしリードを保った残り8秒で相手に背負い投げを決められ、一本負けした。

塚田真希「最後はあまり覚えていない。悔しいです。これが結果です。ちょっと今は考えられない。すみません。これまで悔しい思いをしていたので、自分の持っているものを出し切って勝負したかった。出し切れたと思う」

◆トウ文(中国)世界選手権は05、07年と同級2連覇。03年は無差別級で優勝。怪力を生かした柔道が持ち味で、得意は背負い投げ、小外刈り。180センチ、130キロ。25歳。 from Yahoo!スポーツ - 北京オリンピック特集 - ニュース一覧 - 塚田号泣!残り8秒で逆転され銀…柔道女子


午前6時30分起床。浅草は晴れ。昨晩は来客があり、居酒屋浩司で一杯やりながら北京オリンピック柔道の決勝をみていた。塚田真希さんとトウ・ブンの決勝戦は良い試合だった。惜しくも塚田さんは敗れたけれど、あたしは、この試合が今回のオリンピック柔道競技、日本人のベストバウトだと思う。

自分よりもあきらかに強い相手に、相手のホームで戦う、という戦い方を、どんなテクストよりも、どんな音楽よりも、見事に表現していた彼女の戦い方だった。結果は「銀」かもしれないが、あの戦い方を見せられたら、だれも塚田さんが弱いなんて思っていやしないだろう。塚田真希さんは日本柔道史上、最強の女子柔道家である。