『せやし だし巻 京そだち』

せやし だし巻 京そだち

小林 明子 (原作)
ハンジ リョオ (漫画)

2010年4月28日
140B
933円(税抜き)


午前5時30分起床、浅草は曇り。『せやし だし巻 京そだち』を読んだ。『せやし だし巻 京そだち』は140B から送られてきた140Bの本であるが、それでこの本は何を云おうとしているのかなんて考えもせずに読み始めた。

正直に言えば、「せやし」の意味はわからないし、「だし巻」の味もいい加減だし、ましてや「京そだち」でもないあたしが、こんな本を読んでいいのか、とういう疑問(いや疑惑)の書籍(いや漫画か)なのであって、読んでいて太刀打ちできない自分がいたりする。

京都はあたしにとっては歴史の街だ。

その歴史というのも、何百年も続けて商売をしていれば、金持ちになっている人もいるだろうし的な歴史である。もちろんその反対の人もいるのだろうし、一代で終わらない商売だから、家業を注ぐという意味も違ってくるだろう。

そんな中から京都の習慣もできてくる(のじゃないのかと思っていたりする)。

ということで、あたしは検索エンジンをフル回転させながら読むことに。

永楽屋の一と口椎茸、みたらし団子のみよしや、川端道喜の粽、本家重兵衛のサバ寿司、そしてだし巻きの黒瀬鶏卵や柴半など、小林明子さんのふだんの買い物マップがでてくるが、それを確認しながら読む。

しかしなぜこの店が京都になくてはならないのかなんて、あたしには分かるわけもなく、だからマクドナルドとケンタッキー(この2つだけが比較的新しいものだし、チェーン店だし、もとはといえばアメリカ産だ)が出てきたときは、正直ホッとした。

あたし的には1年に1回食べるか食べないところなんだけれど、唯一あたしと地図と暦が一緒なのだなー。