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2019年03月03日|お知らせ


2006年12月09日(土) 

「街的」にいってくる。

午前5時30分起床。浅草はくもり。

本日はこれから大阪へ向かう。大阪で勉強会+忘年会、江弘毅さんの講演、そして私も参加しての座談会の予定である。(予約なしでも大丈夫なので、お近くの方は是非どうぞ!)

もちろんテーマは「街的」であって、それは私のことばでは、「浅草的」であり、そしてアジール性を孕んだパトリのことだ。

それはたぶん、東京の下町とか、大阪の下町とかの、大きめの都市――あらゆる種類の人々の集まるところ――の中に、土地に縛られ(種的基体をもち)、奇跡的にアジール性をもって存在していたりする。(間違っても新興住宅地にはない)。

そしてそこでは、農業共同体のではなく、むしろ組合(公界)の原理が働いていることで、「街的」は経済活動から除外されたわけでもなく(無論大儲けをしているものも少ないが…)、交換の原理さえも己のものとしている。(多くの異邦人を排除しないことでグローバルでさえある)。

それは、この中景(種的基体)の薄い、想像界的なつながりしか維持できないような社会で、今後も今のように存在し続けられるかどうかはわからないが(つまり絶滅危惧種なのだ)、たぶん地域がパトリとして生きる仕組の可能性を唯一私に感じさせてくれていることで、愛おしいのものなのである。

投稿者 momo : 2006年12月09日 06:35 : Newer : Older

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