FROM MOMOTI.COM

サイボウズOffice10へのバージョンアップをやりませんか。

2019年03月03日|お知らせ


2007年02月03日(土) 

クロード・レヴィ=ストロースの『神話と意味』。

午前6時20分起床。浅草は晴れ。

ここ2,3日、風邪で熱はあるし、喉は痛いわで薬を飲み続けた。その副作用でボーっとしていることが多く、脳みそがうまく機能していない――ただでさえギクシャクしている脳みそなのに。

昨日はだいぶ戻ってきたかのように思えたので、MySQLの設定と、MTのインストール&設定を1本やってみたのだけれども、どうも集中力が続かない。

それでリハビリ用に、クロード・レヴィ=ストロースの『 神話と意味』を引っ張り出してみた――文字が読めればなんとかなるが(私の)信条である。(笑)

神話と意味

神話と意味

クロード・レヴィ=ストロース (著)
大橋 保夫 (翻訳)
1996年12月16日
みすず書房
1890円(税込)

そして読むのはこの箇所だけである。

私は以前から現在にいたるまで、自分の個人的アイデンティティの実感をもったことがありません。私というものは、何かが起きる場所のように私自身には思えますが、「私が」どうするとか「私を」こうするとかいうことはありません。私たちの各自が、ものごとの起こる交叉点のようなものです。交叉点とはまったく受身の性質のもので、何かがそこに起こるだけです。ほかの場所では別のことが起こりますが、それも同じように有効です。選択はできません。まったく偶然の問題です。(クロード・レヴィ=ストロース:『 神話と意味』:p2)

これは偶有性のことだけれども、(私は)それをこんな風に言ってしまえるレヴィ=ストロースが好きだ。

キアスムこれを読むたびに気持ちが楽になる。けれども、ちょっとだけピリッと引き締まる――交叉点とはキアスム、つまり私自身が交叉点。

その偶然に逆らうように、(私は)骰子一擲を続けているわけだからね――レヴィ=ストロースに言わせれば無駄なことはやめなさい、なのかもしれないけれどもね。(笑)

Fx(a):Fy(b)Fx(b):Fa-1(y)  若しくは a:b::c:a-1。

投稿者 momo : 2007年02月03日 10:39 : Newer : Older

このエントリーのトラックバックURL

https://www.momoti.com/mt/mt-tb.cgi/717