ももち ど ぶろぐ

ロングテールの自覚

件数は10件と少ないが、一応、16日に岩見沢市で開催される 「個人の活性化―人材と技術―」研修会（空知経営研究会主催）での資料的意味合いを持たせている。それは Web2.0meme、とくに「ロングテール」を機能させる次の3つの要素を際立たせるためのものとしてだ。

• Customer self-service enabling the long tail
  　　ロングテールを巻き込むために、ユーザーが自分でできる機能を与える。
  　　Google Adsense
• Rich User Experiences
  　　直感的操作性
  　　Gmail,GoogleMap,AJAX
• Participation
  　　Not publisshing，つまり出版のように押し付けではなく、ユーザーが参加して作り出すコンテンツ。
  　　Blogs

大きな動きの中で流れて独自性を保っていく

これは、今、地域や協会等の中景（種）がおこなえる情報発信の、最も基本的な姿のひとつであるだろう、と（私は）考えている。その実行には、ロングテールの自覚は必要だが、それは〈負け組〉を意味するのではなく、Customer self-service enabling the long tail.をむしろ積極的に利用することで、

とりあえずはこの巨大な動きの中で流れて、それ以上のスピードで流れていくことで独自性を保っていく。（川俣正：『アートレス』：p45）

を実践しようとする試みのようなものだ。つまりここでは、「ロングテールを巻き込むために、ユーザーが自分でできる機能を与える」は、「ロングテールを自覚することで、ユーザーが自分でできる機能を積極的に利用する」と転換される。

ブログ化

そしてこの実現には、たいしたお金も、技術力も必要としない。Googleからの純粋贈与として Google Maps API はあり、「検索エンジンナビゲーション」という、今のInternet上でのデータ検索志向（ユーザーの消費嗜好）がそれを後押ししてくれる。

では、私たちはなにから始めるのか、といえば、まず、ブログありき、なのである――それも「データベース的に書くこと」である。

Participation

そしてもうひとつ、Web2.0 memeでいう、Participation（参加すること、関与すること）、というその気持ち（ハート）である。

つまり、ちょっとした情熱と勤勉さがあればよいだけなのだ――たぶんそれらは、正確には、情熱や勤勉という言葉に値しないぐらいに「ちょっとしたモノ」でしかないのだけれどもね。

しかし、その「ちょっとしたモノ」さえ持ち合わせていないのなら、（私は）巨大な動きの中で、ただ流れてしまうだけのものを見届けることしかできないのだと思う。

投稿者 momo : 2007年05月15日 05:22 : Newer : Older