闇そば
暫く岩見沢ネタが続くのはご勘弁していただいて、12月14日の昼餉(ランチ)は、菅田さんと松浦さんに連れられて、知る人ぞ知る(と言うか私ひとりでは道順もわからない住宅街にある)手打ちそば きむらに出張った。ここの怒涛の一本ねぎそば(高遠そば)は先に紹介したが、今回の一品は「闇そば」である。
闇そば、と言っても、何が入っているかわからない、と言うような物騒なものではなく、生海苔を掛蕎麦の表面に敷き詰め闇夜を作り出し、半熟ゆでたまごの半切りの満月を見立て、闇夜に満月という遊び心溢れる風流なそばである。つまり海苔と卵以外にタネはないという蕎麦なのだが、こういう単純な暖かいものは蕎麦そのものの出来がモロにでてしまう。もちろん暖かい汁掛けでも、きむらの蕎麦はうまいな、と思う。
クレープ
きむらは外観からは想像できない広くて気の置けない空間をもっていて、なによりも店の造作が平らで広く椅子席がないことで、客が自然とのんびりとしてしまうようにできている。それは浅草の蕎麦屋とはまた違ったた佇まいであって、さっさと食ってさっさと帰る、というものではない。ついつい長居をしてしまう。そういう客を見透かしたように、今回は食後にそばクレープと珈琲がでてきた。
今日は店も暇ですから、と親方が言って出してくれたところをみると、これは通常のサービスではないのだろうな、とは思うが、こういう思いがけないえこひいきは旅人には大歓迎なのである。ほんのり甘いクレープと本格的な珈琲は、また客を長居させるには十分な威力だった。
手打ちそばきむら [ うどん、そば、丼 ] -Yahoo!グルメ |
Comments [2]
No.1ryogoさん
ここのところ岩見沢ネタも続いていましたが、
そば屋も、夜中版が多かったような気がします。
この「闇そば」今度食べてみます。
それより、あの店の主人が、クレープ&珈琲を出して
くれたとは・・・。
もしかして、その御三人さん「ミシュラン」の調査人に
間違われたのでは・・・・?!
No.2momoさん
>ryogoさん
事務局長がお知り合いなだけですよ。(笑)