桜-散る
午前6時10分起床。浅草ははれ。昨日見た上野の桜をまとめてみた(上の写真は咲いたばかりのうちの近所の一葉桜)。
風で桜の花びらの散る様子は、この世のものとは思えない程、はかなく素敵な風景だった。けれど、花びらは理由も言わずに落ちてゆく。花がなくなてしまうと何かさみしい、と思わせる、そんな1日だった。
テキ屋の屋台は後片付けも忙しく、ガスコンロの汚れで真っ黒の手のおばさんは、次はどこへ行くのだろうか、というあたしの声も聞こえない。
家に着けば、福島県浜通りを震源とするM7.0のかなり大きな揺れがあった。いつまで揺れれば気が済むんだ、とひとりごちを吐くあたしは、テレビの地震予報がでる度に、玄関をあけて外へでていた。
これが同じ日にあるなんて、やっぱり現実は力一杯終わりに近づいていくのだろうか等と、どうでもいいことを考えていた。