謝罪する高山社長=8日午後・都内謝罪する高山社長=8日午後・都内
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午前5時50分起床。浅草はくもり。オリンパスが大変なことになっているが(あたしはカメラぐらいしか知らないが)、過去の投資有価証券の損失を隠し、不適正な決算処理を続け、同社が隠していた損失額が1千億円を超える規模であるらしい。

オリンパスは第三者委員会の調査を待って過去の決算を訂正する方針だが、大幅な下方修正は必至だろう。14日に延期していた2011年9月中間連結決算の発表は遅れる可能性が大きいだろうな。

損失額が13億ドル(約1000億円)を超えてしまい、バランスシートが傷つき、独立企業として存続する能力が脅かされかねないな。株価が下落した上、上場廃止となれば、株券は紙くずになりかねない(あたしはオリンパスの株券はあいにくと持ち合わせてはいないけれど)。

「追い出し」の理論の失敗

これはマイケル・ウッドフォード元社長という、英国人が告発した企業買収をめぐる問題が元だったわけだが、ここにも日本人の集団主義の「追い出し」の理論が生きていて、日本人の取締役会はウッドフォード元社長を「追い出し」てしまったわけだ。

かつてはそれでうまく事が収まったのだろうが? そこに英国人という根っからの個人主義の方が居たから(それも強力な外国の「マスコミ」を味方につけて)、「追い出し」理論はうまくいかなかったどころか、(たぶん)これでお終いになりかねない。

こんな問題からも、TPPが攻め入れられそうで、あたしはどこか居場所が悪いのである。