ダブルとんてき ダブルとんてき 1880円


午前5時起床。浅草は晴れ。9月の声を聴いた。カッコーは鳴き(8月も鳴いていたが)、鈴虫が鳴いている(近所の人が飼っているのだ)が、やっぱり浅草は暑くて、いよいよ今日は暑気払いだ、という気持ちになってくるのは、やっぱり変だ、と思う。

ダブルとんテキ

これは8月30日の昼餉で、新千歳空港のロイヤル千歳精養軒でとんテキを食べた。しかし、ただのとんテキでは面白くなかったので、「ダブルとんテキ」とネーミングされたとんテキをオーダーしたのだ。

しばらくして届いたものを見れば、これはつまり、とんテキが2枚(ダブル)なのである。そのとんテキには、揚げたニンニクと、キャベツのせん切りが盛られているだけで、ハッキリ言って潔い。あたしは、これ(ダブルとんテキ)以外にはオーダーしなかったので、早速ホークとナイフで肉を切って食べてみた。

これを食べるあたしは、まるでライオンになったつもりであるが、うまいとか、不味いとかの感想は後回しにして、ただひたすらに食う、そして食う、また食うのである。しかし、最後の1枚は、半分だけ食べて、あとは食べられなくなってしまった。

なぜなら「甘い」のである。とてつもなく「甘い」と感じた。渋谷の「東京トンテキ」と、形はおなじようでも、味はまるっきし甘いし、すなわち甘さ負けしているが、その甘さ負け、というのが、甘すぎて負けているなんて、冗談みたいな話しなのである。

そして、このとんテキを食べたときに、まず最初に思い出したのは、浅草とんてきを謳う、「かつき亭浅草雷門店」で食べた「とんてき」で、その特徴は「なんかファストフードのような味がする」なのだ。

このとんテキも、なにかファストフードのような味がするのだが、あたしはファストフードは嫌いではないが、やっぱり甘すぎて、どうしても全部は食べられなかったのである。

ロイヤル 千歳洋食軒
国内線ターミナルビル3F
営業時間:月~日、祝:7:00 - 21:00
0123-46-2118