2007年06月22日(金)

ミートホープの目的は最初から破綻していただけだ。

「ミートホープ」のこと

会見で、田中社長は目的についてコスト削減を挙げ、「豚のくず肉を10-20%混ぜることで、通常より一、二割安くなった」と説明した。(熊本日日新聞:2007年6月22日:26面より)

目的/目標

この事件がなにかやるせなく感じるのは『目的についてコスト削減を挙げ』というフレーズが象徴しているように思う。

つまりこの事件の背景にあるのは、〈目的/目標〉の区分のない――つまり理念(哲学)なき経営の土壌とその崩壊、ということではないのか。

つまり田中社長の目的(コスト削減)は、本来の意味での「目的」ではない。しかし目的がなくてもなんとかやってこれた時代があったのも確かだった。

しかしそれも通用しない時代なのだと思う。

例えば「企業の目的はお金儲け(利益の追求)」だという人達がいるが、このテーゼは正しいのだろうか。確かに我々は商いをしていのであるから、利益を追求するだろう。しかしそれは企業の目的ではなく目標である、と(私は)思う。P・F・ドラッカー曰く「企業の目的は顧客の創造である」なのである。

「企業の目的はお金儲け(利益の追求)」だという方々は、目的と目標を取り違っているのではないだろうか。もしくは、そもそも目的と目標の違いがわからないのか、目的など考えたことがない、のかもしれない――目的がなくともなんとかなったのが、今までの日本のシステム(開発主義)なのである。

そして目的がない、ということは理念(哲学)がない、ということだ――そのことで、理念(哲学)を求めてくる今という時代には、(哲学無き商売人は)生き辛いのではないだろうか。(「宮崎地区建設業協会「防災マップ公開セレモニー」での基調講演用PPT。」)

という文脈が、まんま当てはまってしまっている。

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投稿者 momo : 2007年06月22日 21:17

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