午前6時起床。浅草は雨。2007年7月3日、(社)東京電業協会で行った講演のPPTを公開しましたのでご自由にお使いください。
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環境の理解
建設業にかかる圧力――政治経済のネオリベ化(新自由主義化)。
- グローバル化
- 金融資本主義
を最優先することによる二極化圧力。
- グローバル経済圏への接続―(勝ち組)
- ドメスティック経済圏での閉塞―(負け組)―建設業・地方
通常ならこの不平等是正のために政治的な圧力が働いたのが戦後日本の政治経済システムだった(開発主義)。しかしそのシステムはネオリベラリスト小泉純一郎が破壊してしまった――ことで建設業を取り巻く環境は益々厳しさを増している。
コンプライアンス
さらにはコンプライアンスの強調が目的と理念(哲学)なきひとの経済活動を制限している。
- 事例としての「ミート・ホープ」
- そこでみられる「何人もその家卑の前では英雄足りえず」という情報の対象性
そこでは、〈目的/目標〉の差異の理解が必要となるが、哲学なきひとに「目的」はない――ことで公共事業という産業は追い詰められた。
- 右肩上がりの経済成長期には、目的・理念(哲学)がなくともなんとかなるものだ(中国の産業化の例)
- しかし情報の対象性が高まる情報化社会(熟成した産業化社会)ではそれは通用しない
課題
これらの環境的な圧力に対して、建設業は、IT化をもって対応できるのか、というのが今建設業のIT化が抱える課題である。
その認識(建設業のITを語る方々にそれはあるか)の理解からしか、建設業のIT化という戦略は展開できないだろう――しかしそれも目的と理念(哲学)なきひとには理解できないものであることで、なんともなのだ。
その内容(具体的な戦略)については、逐次、別エントリーで書いてこうと思うが、このブログでは、それ既に書かれているものでしかないのだわ(たぶん)。