ブレンド
喫茶かとれあのブレンド 400円


午前5時30分起床。岩見沢はくもり。 岩見沢の街を歩くと、喫茶店が多いことに気づく。

それはうちの近所(浅草4丁目)のようでもあり、たぶんそのことで、この街は「街的」を(まだ)残しているな、と思う。

近頃は、スターバックスのようなセルフサービスの店が多い。それは合理的かもしれないが、私の生理には反していたりするわけで、私は余程のことがない限り、(セルフサービスの店を)使うことはない。

昨日の散歩の途中、4条西4丁目の「かとれあ」に立ち寄り一服する。

ここは、マスターもママも年寄りなら、客も年寄りばかりだ。なんだかこれもうちの近所に似ているな、と思わず笑ってしまう。

岩見沢は喫茶店と同様、病院の多い街でもあるのだが、通院の帰りに喫茶店でお茶をする習慣をもった人たちが多いのだろうと思う。この日もそんな風に見受けられる方々が多かった。

それは古いものではあるが、ただ古いものではない。

新しいものは古いものからしか生まれない。

スターバックスのようなものが、新しいのかどうかは知らない。しかしそれは、街の喫茶店がなければ、日本には根付かなかったものだろう。

古いものから出た新しいものというのはある。

しかし新しいものという究極もない。と同様に、古いものという究極もない。

街の喫茶店というのは、いつでもそういう中間のところにあって、街の日常(灰色)を支えているのである。

それが「街的」ということだろう。

かとれあ
岩見沢市4条西4丁目4
 0126-23-6695
かとれあ