小柳のうな重(松) 2100円也
LUMIX DMC-FZ8 +Orton風 by Picnik
ウナギなんてものはなあ、われわれ額に汗して働いている人間たちが月に一度か二度、何かこう、おめでたいことでもあった時に、さあ、今月は一つウナギでも食べようかって、大騒ぎをして食うもんなんだ。 (『男はつらいよ:寅次郎夕焼け小焼け』より、おいちゃん(下條正巳)のせりふ)
新年会の日、公会堂から近い小柳で、お手伝いの皆さんと一緒に、うな重で昼餉(ランチ)にしたわけだ。それは《何かこう、おめでたいことでもあった時》であったわけだから、おいちゃんにも怒られずに済むだろう。
小柳は、そんな月に一度か二度、大騒ぎしてウナギをたべるあたしたちにはうってつけの敷居の低い鰻やで、うな重(竹)なら1500円しないというリーズナブルさだ。
しかし値段とは関係なしに、辛口のタレは浅草的にうまいし、店には老舗の雰囲気が充満しているわけで、特に二階の座敷で、ぼんやりと酒でも飲みながら昼の時間を過ごすのは、すこぶるつきの贅沢。そんな贅沢が味わえる店は浅草といえどそうはないのである。
だから小柳にきて飲まないわけにはいかないのであって、この日は卵焼きやらなにやらを酒肴にして、軽く飲んだ。いや、ほんとうに軽くである。
[浅草グルメマップ] [浅草でランチ]
小柳 (うなぎ / 浅草) |
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