桃知商店よりのお知らせ

「きのこクリーム エビフィレオ」を食べるマクドナルドのない生活。

きのこクリームエビフィオレ
きのこクリーム エビフィオレ


午前6時起床。浅草は晴れ。まだまだ寒い日が続く。飽きた。

大衆の音頭をとるのはつねに最新のものである。だが最新のものが大衆の音頭をとれるのは、実はそれがもっとも古いもの、すでにあったもの、なじみ親しんだものという媒体を使って現れる場合に限ってなのである。(ヴァルター・ベンヤミン:『パサージュ論 (岩波現代文庫)』)

日曜日の昼餉(ランチ)は、マクドナルドの「きのこクリーム エビフィオレ」(「きのこクリームエビフィレオ」が正しいとご指摘があった)であった。それはエビちゃんがテレビ村から連れてきた。

マクドナルドは、うちでは非日常というか、あたしが頑として反マクドナルドの論陣を張っていることで、このファストフードチェーンは、(うち的には)浅草には存在しないも同然なのである。(テレビ村がいかに囃し立てても)。

それはマクドナルドだけじゃなく、大量に機械でつくられたものを出す店が、あたしの「反」の対象なのであって、それはナイーブな「反」かもしれないが、浅草の片隅で生きる者として、あたしはそういう風に生きることに決めてしまったので、ないものはないのである。

ただその「決めてしまった」も、どこかで決心が足りなくて、時々、吉野家の牛丼を食べたいな、と思ったりもしているわけで(暫く食べていないなぁ)、それはつまりは、たいした決心じゃないのもたしかだ。

家人は時々、あんたのいない隙を狙ってでもなければ、うちはマクドナルドが食べられないのよ、と云う。そしてこのはなしは、ご友人方の間では笑い(冷笑?)を誘うそうである。(いいネタを提供してしまったなと思う)。

あたしはべつにマクドナルドがまずいから嫌いなのではなく、近所にこれだけいろんな店が揃っているのに、なにもわざわざマクドナルドじゃあるまいし、と普段は聞く耳をもたないのだが、それは年に1度あるか2度あるかのこととして、たまには家人のご機嫌をお伺いしましょう、という家族円満の切り札を切るときもある。

それが日曜日の昼だったことで、今回は「きのこクリーム エビフィレオ」を食べてみたけれど、エビなんかプリプリしていて、(きのこはどこにあるかはわからないが)、けっこう、うまいことはうまい。でもそれだけのことである。

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Comments [2]

No.1

桃さん、えびフィレオです~。

No.2

あはははは…

レオなのね。
オレだと思ってたわ。

ありがとうございます。

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