自民党総裁選への出馬会見する石原伸晃・元政調会長 =9日午後4時10分、東京・永田町の自民党本部(酒巻俊介撮影)自民党の石原伸晃元政調会長は9日午後、党本部で記者会見し、10日告示、22日投開票される自民党総裁選への立候補を正式表明した。

石原氏は会見で「心の通った構造改革路線を実行するために立候補する」と述べた。from 【自民総裁選】石原伸晃氏が出馬表明「心の通った構造改革」 - MSN産経ニュース


石原さんが、自民党総裁選に出馬することは歓迎するけれど、「心の通った構造改革」というフレーズを聴いて、あたしは(個人的に)これを思い出していた。

石原伸晃
(from 桃組夏季勉強会で使用したPPT―開発主義の終焉と公共事業という産業。

財政タカ派/上げ潮派/黒字化目標先送り派

フレーズ的には、与謝野馨さんの「こころ温かい改革をめざす」とあんまり変わらない。与謝野さんは、財政再建の実現には消費税の引き上げに積極的な、歳入面での改革が不可欠と主張する、財政再建重視派(「財政タカ派」)の代表格だけれども、与謝野さんと対立する「上げ潮派」の代表は小池さんだろう(立候補を表明した3人の男性と比べると、まるで「鉄の女」だわ)。

では、石原さんはどっちなんだろうか。あたしゃ知らなかったりするのだが、プライマリーバランスの黒字化達成時期の先延ばしを主張する「黒字化目標先送り派」(なんだこのネーミングはなのである。「ケインズ派」とでも改名してほしい)である麻生さんとは異なる立場であることはたしかで、自民党は、同じ党だとは言っても、これだけ違った考えの人達がいるのだから面倒臭いのである。(ここで一人忘れていることに気づいたが、まあいいだろう。彼は財政の話しはしないし)。