SOTEC C102B4
SOTEC C102B4


ついにというか、やっとというか、ネットブック(ミニノートPC)を使い始めた。オンキヨーがSOTECブランドで出しているSOTEC C102B4 というものだ。

例の100円のPCである。長年使ってきたThinkPad X30 もかなりへたってきたわけで、新しいPCを購入しようと考えていた。それは今までのようなB5 サイズじゃなく、ちょっとでかいものになる予定で、つまり持ち歩く予定はないのである。

しかし外出用もほしい、というよりも、ないと困る。そこで全然スピードのあがらないWILCOM AIR-EDGEの契約を見直す(というよりも見切る)ついでに、イーモバイル抱き合わせのネットブックを一台調達したのである。

つまり今回のメインはイーモバイルの方であって、ネットブックは1台を長く使うつもりもなく、機種は何でもよかった。そこでネット上で比較的文字入力の評判のよかったC1を選んでみたのである。

SOTEC C102B4の
キーボード

X30とC1C102はネットブックであるので、ThinkPad X30に比べれば確かに小さい。ディスプレイは10.1型の1024×600ドットだから奥行きはない。けれどX30に重ねてみると横幅はほぼ一緒なわけで、つまりキーボードのキーピッチはほとんど同じだったりする。

もちろんトラックポイントはないし、パームレストも小さいので、がんがんテクストを書くには勝手が悪い。つまりあたしはまだこのキーボードを身体の一部のように使えない(届いて2日目だから当然のことだけれども)。

あたしは X30 なら目をつむってもだいたいのことはできる(たぶん)。もちろんキータッチやポインティングデバイスの使い勝手をThinkPadと比べるのは酷だけれども、悪いなりにも十分に使えるレベルになっていたりする。それはネットブックとしては大きめなキーボードのおかげだろう(このエントリーもC102 で書いている)。

スペック

CPUはAtom N270(1.60GHz)、メモリは標準で1GB。OSはWindows XP Home Edition。無線LANまでついている。このスペックは6年以上も前の機種であるX30 とたいして変わらない。ただHDDの160GBは、うちにあるHDDでは一番の大容量だし、フツーに使う分には困ることもないスペックなのである(だから今までX30でもどうにでもなった)。というよりも、今うちにあるPCでは間違いなくこのマシンが最速であったりする。w

けれどディスプレイの縦方向600ドットは、さすがに狭いなと思う。がんがんと使うなら外部ディスプレイをつないで、外付けのThinkPadキーボード※1でもつければ、かなり使い勝手もよくなるだろう。メモリも2GBまで増設可能なので、近日中にそうするつもりでいる。

モバイルPCとして

仕様をみただけのときには、この大きさで重量1.2kgは重いなと思ったけれど、実際に持てみるとかなり軽く感じる。ただ形状的には持ちやすいとはいえなくて、なにか全体がつるつるしている。指が落ち着かない。引っ掛かるところがないのである。

バッテリーは2.5時間もつことになっている。しかし実際には2時間もたないだろう。まあ、あたしの使い方だとそれでも十分ではあるのだけれども。軽さを犠牲にするなら6時間の大容量バッテリーもあることはある(オプション)。

デザインは好き好きだろうが、あたしはあんまりかっこいいとは思わない。でも値段を考えれば安っぽさもなく、意外なほどにしっかりと作られた躯体なのである。

ということで、午前7時起床。浅草は晴れ。今日はこのPCを抱えて盛岡に出張してみる。モバイルPCとしての実力はまだまだ未知数でしかないのでどうなることやら。

※注記

  1. Lenovo ThinkPlus USBトラベルキーボード ウルトラナビ付 [31P9514]手持ちのLenovo ThinkPlus USBトラベルキーボード ウルトラナビ付 [31P9514] を取り付けてみた。
    字入力に問題はないけれど、肝心のトラックポイントが動かない。これはC102のトラックパッドを切れば動くかとは思うのだけれども。C102 単体で持ち出すときには復活させる手間がいる。
    なので残念だけれども今のところThinkPadキーボードは使わないことになってしまった。※2
  2. 追記:ところがトラックポイントもトラックパッドも無視してキーボードを使い始めたのである。やはりなれたキーボードがよろしい。快適である。
    ネットブックとキーボード:SOTEC C102B4とThinkPadキーボードでデスクトップ環境をつくる。 参照