桃知商店よりのお知らせ

万作の「三作品」―豚タン串焼き、湯豆腐、うま煮。(宮崎市橘通西2)

豚タン串焼き
豚タンの串焼き


湯豆腐
湯豆腐

うま煮
うま煮
以上すべて 撮影したカメラ SO905iCS +Orton風 by Picnik 

6月3日(つまり講演の後)の宴会は「万作」。この店の「作品」は豚タンの串焼き、湯豆腐、そしてうま煮(甘煮)。この三つの「作品」をハブにして50年ぐらいやっている(と聞いた)。

それをナイスな店だというのは異邦人よそもの的に可能なことなんだけれども、「この店の今の大将は二代目で、俺は先代のときから串焼き、湯豆腐、そしてうま煮の三品でここで焼酎を飲んできた。」等といわれると、それはナイスとかイケテルとかいう語彙で納まるわけもなく、つまりは強度の問題なのであって、「万作」は宮崎の(一部の人)たちの「街的」な店なのである(たぶん)。

そんな強度に出合ってしまったあたしはこの店を一度で消化できるわけもなくただこうして写真を並べるのが精一杯の仕草となる。けれどもこれらの写真に写っているのは、あたしはこんなものを食べたという記録でしかなく「万作」の「街的」の歴史を語りはしない。つまりこの写真は写真のノエマ(《それは=かつて=あった》)を強調しないのである。

なぜならこの料理は6月3日の午後6時頃、あたしが食べてしまった《それは=かつて=あった》ではあるけれども、定休日以外に「万作」へいけば皆さんも基本的には同じものが食えるのであって《今も=ある》のである。※1

万作
宮崎県宮崎市橘通西2-5-19
0985-24-2823
営業時間:17:00~22:30
定休日:日曜、祝日
万作
撮影したカメラ SO905iCS
+ファンシーフォーカス by Picnik 


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※注記

  1. ここに写真の「私」と「みんな」(もしくは〈私的なもの/公的なもの〉)があるように思える。つまり「私」(と昨日一緒にいた「われわれ」)にとってこの写真は《それは=かつて=あった》(過去把持)であり(そしてこの店を「街的」にしている人々にとっても)、それ故にあたしはこの写真をみながらこのエントリーを書ける。しかし「みんな」にとってこの写真は単なる品書きに過ぎないだろう。

Comment [1]

No.1

ほんとにおいしそう!!!!
写真で見るとこれぐらいおいしそうなんですから、実物見たらきっと感動するんだろうなあ・・・・・

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