藻琴湖の牡蠣藻琴湖の牡蠣


藻琴湖の牡蠣

午前5時30分起床。浅草は晴れ。今年は早かったのだ。なにがって、宮田さんから「藻琴湖の牡蠣」が届いたのである。長谷川ストアーさん(網走市大曲1-11-12:0152-44-2117)のお世話になった。ありがとうございます。そして、いただきます、の夜だ。しかし、簡単に「藻琴湖」とは云うが、「藻琴湖」ってどんな湖なんだかはよく分からない。そこでWebで見つけたのが下の表である。

漁種別水揚げ金額の推移(1960年~2008年)

漁獲量ではシジミとワカサギが昔と比べて減少しており、シジミは近年、比較的安定してきていますが、ワカサギはほとんど獲れなくなってきています。しかし、金額では近年シジミは比較的高い金額で安定しており、藻琴湖を代表する魚種となっています。また、ニシンや1989年より養殖を開始したカキは、増減の幅は大きいものの、漁獲量、金額ともに増加してきています。その他の魚種(ボラなど)に関しては、非常に増減が大きく、漁獲量、金額ともに安定していません。(網走市役所:藻琴湖の漁業の推移

「1989年より養殖を開始したカキは、増減の幅は大きいものの、漁獲量、金額ともに増加してきています」なのだが、これは2008年のもの(10年前も前のもの)、2013年の不良の為に(あたしのところに)届くことはなかった様に、まさに取れない時もある「幻の牡蛎」なのだ。

「至宝牡蠣」、まさに至宝である。なにせ「藻琴湖」は網走にある漁業の行なわれている4湖の中では、一番小さな湖で、オホーツク海ともつながる海水と淡水の混じった汽水湖だ。上の表でもわかるが「シジミ」が有名で、藻琴川のミネラル豊富な水と、流氷が運んできた栄養豊富な海水が絶妙なバランスで合わさった湖で育つ。

その小さな湖から届く「藻琴湖の牡蠣」は若い牡蠣だ。躯体は小さい。でも、その身は意外としっかりとしている。食べると海の香りが薄く、若い味が口の中に広がる。味付けはレモンだけで食べるのが家のやり方だが、この(一見)エロティックな身を頬張ると、口の中で小さな汽水湖がはじけるのだ。

藻琴湖の牡蠣

藻琴湖の牡蠣

藻琴湖